冬眠から目覚めました〜♪

mukku38682014-04-23

大変ご無沙汰を致しておりました。 
皆さま、お変わりは、有りませんか?
身近で 可なりの哀しい出来事が、続いて仕舞って ブログを書く時間はあったのですが、PCに向かう元気が失せていました。 亡くなられた方々のご冥福を祈りつつ ご家族の健康を願います。
久し振りに ブログを更新します。
     

この冬は、異常な降雪量に見舞われて 2月の多くの時間を雪掻きに費やしておりました。 昨年秋に「今年は寒くなるのが早いし 異常に冷え込むから 雪は少ないよね!?」との ご意見が多かったのですが、「2月が危ないと思います… 湿度が高いのと ピアノの動き方が、特徴的です。」とお話をすることが多くて 除雪用のスコップ各種を揃えられたお客様と そうでなかったお客様とでは、冬の楽しさが、全く違った事でしょう。
そんな冬の後には、必ず 見事な花々が、春を知らせてくれます。 この桜は、現在進行形で咲いている我が家の高遠コヒガンサクラです。 10年以上前になりますが、小学生だった子供たちと花見に行って 苗を買ってきました。 その直後に まさか世が世ならば、高遠城の城主であるお方と出逢う事となるとは思いもせずに〜♪ 高遠内藤藩からは、東京藝大前身の音楽取調所初代校長となった伊澤修二が、出ています。 当時 歩いて甲州街道を江戸へと向かった〜と言うお話は、既に何度もこのブログで ご紹介していますので 今回は、ここまで。


今年も 二胡奏者の劉先生のコンサートのお仕事に伺いました。 龍胡堂の劉先生の二胡と 越智先生のJazzピアノのセッション〜だけでなく 今回は、ベース、尺八、和太鼓、そして 中国のとても古い琴が使われました。
これまでにも既に何度か、お仕事を頂いていますが、ユニークな楽器を合わせるために ピアノの音のイメージを ちょっと地味にしつつも 演奏者のコントロールしやすいようにセッティングして それからマイクで音を拾った時のバランスを見て行きます。 経験値の浅い音響さんと 「演奏者の求めている音に 調整されて来ないのですが、好みで 音を作っているでしょう?」と 互いに技術者としての ちょっとした戦いとも言える 音作り〜♪に対する意見交換をしてきましたが、少し前から 専属の音響さんチームを入れられるようになったので 作業がはかどりました。


此方が 今回 使われた琴ですが、ダルシマーに近い音がしますが、楽器そのものの音量が、とても少ないので マイクの位置や距離を変えながら 最も美しく響く様に 全体の中でのバランスが取れました。 
劉先生のオリジナルブランドの龍胡堂にも 古い中国の琴が、置かれていますが、それよりも古い時代の楽器だそうで 人の声にも近い様にも感じました。

大雪と大雪の合間に タイミング良く行われた 調律師協会関東支部和音倶楽部の研究会で 仏子にある武蔵野音大資料館へ行きました。 資料館が、江古田に有った頃に伺って以来だったので とても楽しみにしていましたが、ピアノなどの鍵盤や弦楽器以外にも 様々なコレクションが増えていて 丁度、日本の琴も 資料として 沢山見ることが出来た後だったので 今回のコンサートは、古い中国の楽器の音を聴くことが出来て とても感じるものが大きかったです。
  

資料館では、楽器の展示だけでは無くて 様々な楽器を作る為の貴重な工具も 沢山展示されています。 日頃から 工具を工夫して使ったり 作っている人にとっては、「欲しいね…」と 指を銜えるようなものも並べられてありました。

こちらの ナポレオンの帽子型のアップライトピアノは、武蔵野音大楽器資料館の顔です。 オリジナルマスコットも作られています。
お話をして下さった学芸員さんが、とても素敵な方で 近いうちに又 お伺いさせて頂こうと思っています。


和音倶楽部の研究会から帰る道すがら 既に前回の大雪の教訓を生かして 除雪体制が、中央自動車道で取られているのを眺めながら帰って来たのですが… 結局は、それでも身動きが取れない程の大雪となりました。 
「観測史上初の大雪」と発表されましたが、素人の理科大好きの私が、天気図を見ていても 「2度目の雪は、可なりマズイ事になるよ…」と感じていたのですが、それを予測できなかったとか…!? つまりは、3年前にも散々聞かされた「想定外」と同じ意味のもので 打からこれからどうすべきか!? 非常に 対応の遅さに 雪を掻き続けながら 「今、地震が来たら 如何する積りなんだろう〜〜?」と思いながらも 目の前にある雪を掻き続けるだけでした。
語ると とても長い出来事の数々がありました。 比較的に近所で起こった雪崩に巻き込まれた人たちをレスキューした救急隊員の中に レスリング部のOBが居た事や 町の中を出掛けるのにも 歩くしか無くて、だからこそ知ることが出来た ローカルルールの相変わらずの細かな派閥なども見つつ 人力でも地道に掻けば〜と言う場所を 無理です!と言い切る人も居ましたが、本当に人力ではもう無理…となった場所を 偶々やって来た重機の運転手さん達に 日常生活に必要な優先順位を伝えてることで 雪掻きをしている人と判断して貰えて 大きな重機でさえ 1回では無理な場所も 数日に分けて その道を使う人たちが、歩行者の事も合わせて 危険の無いようにして行ってくれたりと 本当に 声を掛けあった事で助かった事が多くて 見回りをしている振りをして 雪スコップも持って歩かない地元でエバっている人達との 些細な喧嘩にもなりましたが、頑張った甲斐があったな〜と ホッとした事も多かったです。

2回目の大雪の数日後に やっと県道の除雪も 程ほどに進んで 自宅の車も オブジェとなっていた状態から 外出できるように掘り出して〜 ご褒美の様な風景が、楽しめました。 この写真を撮った後に タクシーで プロのカメラマンが、何人も撮りに来ていたようですが、僅かの数十メートル違いの場所で 作品の出来栄えが全く変わる 直線道路〜でした。