日本ピアノ調律師協会の新年会

mukku38682014-01-15

ドイツのオーケストラで演奏をされている方の帰国に合わせて 毎年恒例となっていた 新春ヴァイオリンコンサートが、帰国の時期などのご都合から 3月のSpringコンサートとなって 私のスケジュールも自動的に変わった事から 昨年、初めて ㈳日本ピアノ調律師協会関東支部の都内での新年会に出席しました。


研究会などの後には懇親会がありますが、会場が都内の場合ですと 新宿発の特急電車の最終の時間が、21:00とちょっと早めなので 研究会などの後だからこそ話題になる 皆さんの技術や工具談義が楽しみなので 遅くなっても好い様に 車で往復しています。
新年会は、お昼から始まるので 安心してお酒を楽しみながらお喋りが楽しめます。 そしてお開きになった後に「いつから、どうして 可愛がって下さるようになったんでしたっけ?」と 出会いの切っ掛けさえ忘れつつある程に ご縁が長くなった諸先輩方々と 「遠くからなのに 良く来たよね〜!」と言って頂きながら 二次会へと場所を変えて 積もり積もった近況報告〜仕事での出来事〜云々〜を延々と喋っていると そのうちに別のグループの方々から「どこにいるの〜?」と連絡が入って合流して 更に話題が盛り上がって〜 となった頃に 丁度、最終電車のお時間と成るので たっぷりと喋って お正月の冬眠状態になっていた思考を切り替える事も出来ます。


「新年会で無ければ、会えない人たちもいるから!」と 調律師協会に入会して間もない他県の方々とも「では、現地で!」と会う約束をしつつ 更に今年は、山梨県内の先輩をお誘いして 強制連行に近い状態でしたが、一緒に行って頂きました。 お世話になっている方々を互いに紹介し合う事も出来るので 初参加の方々には、「面白かった!」と言って頂けましたので 好かったです。 そして私も顔なじみの方々から紹介して頂く場合も沢山あって 狭い業界ながら これまでにお話しする機会が無かった方々と 特に年長の方々と色々なお話が出来ましたので 本当に有難いです。 
偶々、「ピアノの中って 綺麗だな! レッスンに通っていた頃が、懐かしいな〜♪」と アップライトピアノの内部の写真を見た事が切っ掛けとなって想い出すようなことが有って 既に大学の獣医学部への願書を出していましたが、全く分からない業界だったにも関わらず、ピアノ調律師を養成する専門学校へと進みました。 その時に出会えた先生が、とてもユニークな方々ばかりだったので 物事の奥深さは、計り知れない〜と言うことを知らなかった〜だけで無く 右も左も分らない様な学生相手に 「俺たちが、時間を掛けて 叩上げで身につけてきた事を 学校と言う場で教われば、俺たちが長い時間を掛けて苦労して習得した事を早く知ることが出来るから 更に先へと早く進むことが出来るでしょう!? 失敗も学生の内に 沢山しておきなさい!」と 授業が終わってからも時間が許されるだけ 作業場や ピアノの入っているボックス(防音室)で 指導して下さいましたし ご自宅の工房に呼んで下さって 作業の手伝いをさせて頂いたり お勤め先の製造工場に居候研修をさせて頂いたり 職人気質の先生方でした。 そして「ピアノは、みんなピアノだよ。 怖がらないで 一台一台と きちんと向かい合えば好いんだよ!」と言って 社会へと送り出して貰ったことが、今でも大きな支えとなっています。

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一般社団法人 日本ピアノ調律師協会http://www.jpta.org/2013/では、ピアノに関わる多くの方々、音楽と接する機会が少ない方々はじめ ピアノを介して音楽に親しんで頂けるように 会員の研究会だけで無く 多くの方々へのご案内させて頂く事業も企画運営しています。
先日は、上野の文化ホールにて 平行弦と呼ばれる チェンバロなどからピアノへと進化して間も無い頃に作られた古い楽器を使っての演奏会が催されました。
私が住むエリアは、「高地寒冷地」と冗談に言いますが、避暑地なので 別荘が多く 関東・関西はじめ 全国区の方々が、通ってこられたり 永住・半永住をされています。 ですから都内のイベントでも ご家族やお友達を誘って お出掛け下さるお客様が、いらっしゃるので 協会本部役員が「遠いのに よくお出掛け下さるね!」と驚かれます。
今回のコンサートは、私は行くことが出来ませんでしたが、以前に弾くチャンスがあった楽器を使う内容でしたので イメージをお伝えしたお客様が、長野県からお出掛け下さいました。 

大正時代に作られたリードオルガンも 日頃から弾かれていらっしゃる方で 古い楽器に興味を持って下さったことから コンサートの内容をとても喜んで下さって 先程「以前にお話をした お渡ししそびれたシュトーレンをお届けに 立ち寄らせて頂きました。」と お車で立寄って下さいました。 「あら、貴女が 一年中クリスマスの ノエルちゃんね!」と ジャックラッセルのノエルも頭を撫でて頂き お別れを名残惜しむ尻尾の振り方が、ちょっと可笑しかったです。
NHKのドラマ《風見鶏》のモデルにもなった《フロインドリーブ》のシュトーレンです。 じっくりと熟成させてから頂くお菓子なので 日本でもクリスマスの定番となったものの 寒い時期に ゆっくりと楽しむことは、余り知られていませんね。http://freundlieb.jp/

明治日本の女たち (大人の本棚)

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昨年のNHK大河ドラマ《八重の桜》は、私の母方が会津のお殿様の横で刀を持っていたと言われるルーツでもあったり 私自身も主人も娘もミッションスクールで学んでいたり 京都へも年に数回仕事で行く事や 311の震災の事など、様々な事から とても興味深い土地柄と時代の内容でした。 八重の幼馴染の捨末が、新政府の派遣で 津田梅子らと共にアメリカに渡った際に住んだベーコン家の方が書かれた本が、読み掛けのままだったことを想い出して またまた並行読みする本が、増えました。
今年の大河ドラマ黒田官兵衛》も 興味深い人物です。 ピアノの生産日本一を誇る浜松では、「山梨から来たの? 武田さんちだね〜、内は 徳川さんちだからね〜」と 近所のおじさんの話題のような話にもなって仕舞った事がある戦
国武将たちに仕え 父方の親族の多く住む九州を栄えさせた人物でもあるので 勝手に親近感を持っています。 主人公の岡田准一さんが、格闘家であることも 乗馬の腕も可なりの者であることも 1つ1つのシーンを見ていての楽しみです。 因みに 一昨年の《平清盛》も 父方のルーツに深く由来する人物なので 土地勘があることが大きかったと思いますが、ワースト1と言われたことが、不思議なくらいです。(ワースト3は、八重だそうです)
利休にたずねよ (PHP文芸文庫)

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その官兵衛も 招かれた茶の席も描かれているこの本も「映画… 観に行く前に終わっちゃう…」と思いながら こちらの本も 夜な夜な読んでいます。