1903年生まれのピアノ♪

mukku38682010-10-13



今から6年前の秋、「家のピアノ、未だ弾けるのかな?」と連絡を頂きました。  
それがこの【 1032 】との出逢いでした。  ひと目見るなり デザインも年代物の 凝った装飾ではありましたが、製造番号を見つけた時には 言葉を失いました!  もっと驚いたのは、ちゃんと弾けるのです!!   歴代の携ってきた 調律師達の 必要最小限の修理作業の後が、随所に見られ だからこそ今日まで 無事に残ってくれました。  手描きの文字は、製造当時のままのスペルで実に美しいものです!!

改めて 製造年を調べてみると1903年〜1904年頃の製造と分かり 貴重価値の解る方を探したい思いもあって【浜松楽器博物館】の当時のホームページで 所蔵資料を検索。 果てし無い数…。 頑張ってみるもので クリスマス・イブの夜中に ソックリなピアノを見つけて その旨をメール送信しました〜☆  その事が切っ掛けで YANAHA国産1号ピアノ前後〜戦前戦後直後に製造された ピアノ達との出逢いが増え 日本の歴史と ピアノの発展も学べました。
偶然にも 身近な方の所に 【YAMABA】リードオルガンも 見つかりました〜♪   
そのお話は、後日 改めて。


久しぶりに 【1032】のご機嫌を伺って 弾いてきました。  1曲・2曲・3曲〜と弾き込んで行く内に 古いピアノだからこその響きが、バランスを取り戻しました!!


日本のピアノ100年―ピアノづくりに賭けた人々

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