清里【HALL of HALLS】 鷲見恵理子さんのグァルネリ
台風14号が北上する大雨の日。
オルゴール博物館【 HALL of HALLS 】にて 東京国立博物館音楽プロデューサー 斉藤京子さん監修・司会・解説 【 鷲見 (Sumi) 恵理子 ヴァイオリンリサイタル 】が、幕を開けました♪
お祖父様は、 千住真理子さんはじめ 日本のトップの方々を育てて来られた鷲見三郎さんです。
ヴァイオリニストのファミリーの中で 育まれた恵理子さんです。
使用されたヴァイオリンは、【 グァルネリ 】と言うイタリア・クレモナ出身の 製作者一族が 製作した楽器で 350年程前のものです。 作曲家・演奏家 として有名な《 ニコロ・パガニーニ 》が、使用したとして 有名な楽器です。
ピアノ伴奏者は 鷲宮 (Washimiya) 美幸さんです。
パガニーニ作曲の《 カンタービレ 》から始まり クライスラー、 ポンセ、 ドビュッシー、 サラサーテ と 鷲見さんのテクニックと グァルネリの響きが 楽しめる選曲でした!! 全曲演奏後も 拍手が鳴り止まず、素敵なアンコール曲が 何曲も続いて とても素敵な時間と 空間を楽しませて頂きました。
前日の夜に 館内に在るグランドピアノ YAMAHA G-5を 調律をして 準備しました。 日頃は なかなか弾かれるチャンスが少ないピアノですが、10年程年前に ちょっと眠り扱けていた状態から目を覚まさせて 此れまでにも 素晴らしい演奏家の方々に弾いて頂いたピアノです。 調律の前後に 弾き込み作業をして 自らバランスをとってくれる様に そしてヴァイオリンの音をイメージし 曲目も考えつつ 調整しました。
今日は、スケジュール的に リハーサルが終わる頃に ピアノの様子を診に伺いました。 リハーサル後のピアノは、伴奏者の鷲宮さんに 弾き込んで頂いて 台風の影響の豪雨による湿度上昇も上手い具合に作用して ちゃんと 《自分の音》を自己主張していました〜♪
雨の中を 足を運んで下さったお客様の中には、お世話になって居る方々や 御無沙汰してしまっていた方々が、沢山 お出掛け下さいました。
演奏が終わってから 楽譜をお届けしつつ 演奏者のお2人に ご挨拶しますと 調律師が、ご自分と 年齢差の少ない女性だとは 思われていなかった ご様子で 『 わぁ〜! とても弾き易くて 丸い感じの音で〜♪ 』と 調律師 冥利に尽きる 嬉しい言葉を 掛けて下さいました!! 感謝です。
冷え込む帰路につかれる皆様の身体を温める為に スタッフの皆さんが、地物の野菜を使ったスープを用意されていました! 会場の館内のコレクションの様々なオルゴールを聴きながら 頂きました。 ラストは、《 自動演奏ピアノ・チッカリング 》による ガーシュイン/自作自演を ソフトに当たる ロールで奏でられた【 ラプソディー・イン・ブルー 】でした〜♪ ピアノの音が、当時のアメリカの風を運んでくれました☆
我が家の玄関の鍵を開けながら ふと、見上げた夜空には 台風が去って 久し振りに眺める無数の 星が、煌めいていました〜☆
- アーティスト: 鷲見恵理子,ヨハン・セバスチャン・バッハ,ウジェーヌ・イザイ,ニコロ・パガニーニ,フリッツ・クライスラー,シャルル・フランソワ・グノー
- 出版社/メーカー: Musicamici(ムジカミーチ)
- 発売日: 2009/09/10
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る