3本の【ペダル】の内の 先ずは2本♪
今朝は、霜が下りていました…* 朝夕と 寒くなり始めました…。
初めて調律に伺ったお宅では 先ず 『 お時間がありましたら 是非、中を見てくださいね♪ 調律の様子も 見てみて下さいね。』と お伝えします。
多くの方々が、音を聞き分ける 繊細な仕事だから「 お邪魔しては いけないから… 」と仰ってくださいます。
確かに 細かくて 繊細な作業が、多く 集中力を持続させる時も ありますが、お話をしながら 中を見て頂くと 『 え〜!? そんな原理なんですか!! 』と 驚かれる様な事も 沢山あります。
最近のピアノは アップライトも グランドピアノも ペダルの数は 3本が、一般的です。 どちらも 皆さんが、右の 【 ダンパーペダル 】 の 効果は ご存知です。 「 音が、伸びるというか 響くでしょう! 」と 答えられます。 しかし ちゃんと中を覗いてみると その動きと 効果について 驚かれます。
ペダルを踏んでいない 何もしていない状態です。
手前のハンマーの頭の向こうに 四角い 《 ダンパーフェルト 》を見て下さい。
右のペダルを 踏んだ時です。 2枚のソックリな写真の違いが、お分かりでしょうか!? 下の写真の 《 ダンパーフェルトが、弦から一斉に離れています。 左側の山型のフェルトを見て頂くと 分かり易いと思います。
鍵盤を押した時には このダンパーフェルトが、その音のみ 弦から離れますが、ペダルを踏む事で 全ての弦が、ダンパーから開放されて 弦振動が、沢山の弦へ影響を与えて 音が、豊かに響きます。
アップライトピアノの真ん中の【 マフラーペダル 】 を 踏みながら 左へスライドさせて 留めます。 稀に 踏み込むだけで 同じ様な機能を持つペダルもあります。 アクションの上の 弦が、並んでいる手前に 白い細長い帯状の 《 マフラーフェルト 》 が、あります。
一番上の 写真と 見比べてみて下さいね。
白いフェルトが、ちょっとだけ下がっています。 弦を叩く 《 ハンマーヘッド 》と 《 弦 》 の間に 下りました。 ワンクッション入れることで 【 弱音効果 】となります。 都会の住宅事情では 必需品となっている 【 マフラーペダル 】です。 頻繁に使われると ハンマーで叩く部分のフェルトが、薄く擦り切れて 消耗してしまい 張替となります。
グランドピアノの 真ん中のペダルは 機能が、違いますので 後日写真が、上手く取れ次第 お話しますね。 しかしながら どう写真を撮ろうか…。 難しいのです…。
一番左のペダル ですが、今回は 写真がこれ以上掲載出来ないので 【 その2 】 にて〜。