オケヤさんは オーケストラ屋さん!?
近所(車で 20〜30分程)の スキー場での 人口雪撒きが、 始まりました〜* 夜になると 降雪機作動中の 信号機と同じ 緑色のライトが、コースに沿って 点灯します。 朝になると 白いコースが、浮かび上がります! しかし 日中の気温が上がってしまうと 折角 降らせた雪が、解けてしまいます。 気軽に滑りに行けるスキー場が 5ヶ所も在ります。
白樺派をはじめ 様々な分野で活躍された 日本近代史に お名前を連ねる方々が、 好まれて滞在された場所が、 多々 点在しています。 久し振りに 井伏鱒二さんの お宅の前を 通りました。 昔ながらの萱葺きの日本家屋を リフォームされて 住まわれていたそうです。 中学時代に 【 黒い雨 】を読み 親族が、多く住んでいた事もあって 広島の原爆ドームや 長崎の被災地を 思いながら 読んだ事を思い出しました。 そして 動物好きには愉快な 【 ドリトル先生 】シリーズを 思い出しました。
井伏さんが、執筆の途中に 訪れていらした ご近所のお宅へ お邪魔をしました。 亡くなられた ご主人が、ピアニストでしたので 練習される ピアノの音を 気分転換に 聴きに 来られていたそうです。 玄関ドアを開けると とても好い香りが、漂っていて 『 今ね、コロッケを揚げているところなのよ! 』と 熱々の 《 横須賀軍艦コロッケ 》を 私の為に 揚げて下さっていました! 細かく刻まれた 福神漬けを練り込まれて 作られている カレー味の 美味しい 熱々の コロッケを ご馳走になりました。
お喋りを 楽しませて頂いている内に 日もとっぷりと暮れて お部屋の 電気を 点ける時間になってしまいましたが、 長居をさせて頂いた お陰で お宅の素敵な 照明を 拝見できました〜☆
ご主人が、練習されている ピアノの音を 聴きに 訪れていらした方は 他にもいらしたそうで 気がつくと 窓の外の テラスに立たれて じっと聴かれている 《 オケヤさん 》が、 仕事帰りに 立寄られていたそうです。 『 オケヤさんがね〜 』と 奥様が、楽しそうに 懐かしそうに お話をして下さるのですが、 『 お名前が、オケヤさん!? 』 『 オーケストラの団員さん!? 』と お訊ねしようかと思いながら お話を伺っていると 『 アシの付いた 洗面器とか 2升も入るオヒツをね〜 』と お話が、進んだところで 《 桶作りの 職人さん 》と 分かりました。 長い間 音楽に携られて来られている ご家族でしたので オーケストラ団員の方だと 思いました〜♪
作家ながら 職人気質の 井伏さんや 職人職の 桶屋さんと 芸術家ながら 音に対して 職人気質のご主人は 不思議と とても波長が合った 気の合うご関係だったそうです。
- 作者: 井伏鱒二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/10/03
- メディア: 文庫
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