残された給水塔と SL 

mukku38682010-12-14

いつもと同様に 今日も 甲府へ向かう途中に 眺めた風景ですが、 あえて 車を停めて 写真を撮ってみました。 中央本線 の 《 日野春駅 》構内には 実際に使われていた 《 給水塔 》が、残されています。  地元の子供達にとっては 毎日眺める風景の一部であって 特に何なのか!?を 疑問に思う物でも無いようです。  この日野春駅までも 高低差は大きいのですが、 此処から先の 長坂駅付近は かつては《 スイッチバック方式 》になっていて 時間を掛けて 上っていたそうです。

今年の観光シーズンに合わせて 甲府小淵沢 間で 【 SL 】が走りました!  
数年前ですが、 勝沼甲府 間を 走らせた際には 鉄道マニアが詰め掛けて 甲府駅ホームからの転落防止の為に 沢山の若手の警察署員が、ロープを張って対応したそうですが、 そのお巡りさんの一人が『 僕らのほうが ホームに落ちそうで 怖かったです…! 』と苦笑いをしていました。
今回は 乗車券を求めて 夜中も並んでいた たくさんの若いカップルが、 朝一番で マニアによるインターネットでの 乗車券完売に 激怒する姿を 娘は見ながら登校したようですが、『 並び始めた時点で 複数の購入方法が有るよ!って 教えてあげれば 良かったのにね…。』と 哀れんでいました。 
乗車日は 週末の数日の数往復のみ でしたが、1ヶ月程前に SL は やって来ました!  今回の走行成功の為の課題に対する 試運転が、毎日行われたので 駅前の 薬屋さんで 立ち話をしていると 『 あら、来た来た! 』と 見慣れた光景になっていました。  甲府から 小淵沢まで 標高差が、500m以上あります。  先日は 強風で一気に落ち葉が線路上に積もってしまい 空転して 動けなくなってしまった程に 傾斜角度が大きな箇所が、幾つも在ります。  最後尾に ディーゼル車を連結させて 高低差が大きな所の 上り下りの安全を確保していました。

ふと 幼い頃に『 きっしゃ きっしゃ シュッポ シュッポ〜♪ 』と歌っていた事を思い出しましたが、我が子達は歌っていた頃が、あったかな!? と 考えると 『 ビュワーン ビュワーン 走る〜 あおい 《ひかり》 の 超特急〜♪ 』さえ 歌った事が、無かったような〜!? と 思い出そうとしましたが、忘れてしまっています。
そう思いながら 【 こどものうた 】 の楽譜を開いて読んでいると 『 今は山中 今は浜〜♪ 』の《 汽車 》は 明治34年に  2曲在る 《 汽車ポッポ 》 の内の 本居長世/作『 お山の中行く 汽車ポッポ〜♪ 』は 昭和2年に 発表され   草川誠/作曲『 汽車 汽車 シュッポ シュッポ〜♪ 』は 最初は《 兵隊さんの汽車 》と発表され 昭和14年に《 お華の兵隊さん 》として 更に昭和22年に《 汽車ポッポ 》に 改作されたことを知りました。 時代が、映し出されている物の一つに 《 童謡 》 が在ることを 改めて感じました。
この夏は、時報 のように SL の警笛を聞く日々が続きました。  遠くから響いてくる音や 目の前で 煙を吐きながら鳴る 警笛 の音は 贅沢だったなぁ〜!と 今頃になって 思い起こしています。

伴奏付きこどものうた

伴奏付きこどものうた