飯田市【タテタカコ 新春唄会 LIVE】


朝 7:30。  西の空に 月がありました。

その数分後の 朝焼けに染まった 富士山です。


長野県飯田市の 文化会館隣の 《 人形劇場 》 にての 【 タテタカコ新春唄会 】 の 調律に 伺ってきました。

飯田市へ お邪魔したのは 5年程前に 知人の学芸員と 《 飯田高校 100年ピアノ 》 の 調査研究の時、以来です。   仕事柄、 車で 一度走った事の有る所の 土地勘は 「 忘れないものだな〜! 」 と 思いながら 街並を眺めながら 劇場へ向かいました。


大ホールとは別に 人形劇場 として 多目的小ホールが 建てられてあって 人形劇以外にも 発表会や 研修会や 今回の様な Live 等に 使われているそうです。
朝 9:00から 調律の作業を始めましたが、 日頃から 調律の回数は少ないながらも 使用頻度が多く また 日頃のメンテナンスをしている 調律師の方が、 お目には掛かった事がありませんが 弾く立場となって 作業をされている様子が伺えたので 《 整音》 までは 時間の関係で 殆ど作業が出来ませんでしたが、 《 整調 》 《 調律 》 の 作業が、 夏場の 異常な湿度の影響を受けた痕跡があったものの 遣り易くて  楽しく あっ! と言う間に時間が過ぎてしまいました。
調律最中に 照明や ケーブルなどの 下準備を 同時進行していましたが、 作業が終わると同時に 直ぐに マイクなどのセッティング等に 取り掛かりました。

野外での LIVE の時と 同じ様に 1本1本の マイクの位置や 角度を 微調整しながら 音のバランスを 整えていきます。 今回は 計 5本のマイクを使いました。    ホールの反響などの 環境なども 大きく影響しますが、 極僅かな差で タテさんの 表情や 弾き方、歌い方が、 変化する様子も見ながら 音のバランスを整えていきます。
今回は 色々な要素要因から 《 大屋根 》 と言う グランドピアノの 大きな蓋を 取ってみると  マイクで 音を拾い易く  バランスが整え易そうでしたので 試しに 外してみました〜♪

そして 共に ピアノを弾きながら 歌うと同時に 身体全体で リズムを取るので ピアノの位置も 床の梁の構造なども考えながら  タテさん好みの 背もたれ付の 座面が硬い椅子とは違う ベンチ型の 椅子も 試してみる事で 全体のバランスが整いました〜♪

今回は タテさんの地元での 新春のご挨拶を兼ねた Live でしたので 小さな頃に お世話になった合唱団の先生はじめ 年配の方々から 高校時代の同級生の皆さんや 小さなお子さん達も 沢山 お出掛け下さり 『 客席の皆さんと 小さなお子達との 共演〜♪ 』 そんな感じの 本番がスタートしました。
2年前に カンボジアへ行った タテさんが、 現地での 音楽の授業が無い 習慣の中で 現地の 小学校を訪ねて 《 幸せなら手を叩こう 》を 現地の言葉で カンボジアの子供たちと共に 音楽の時間をした様に 会場の皆さんと共に 身体を動かしながら お喋りあり 笑いありの 楽しい LIVE でした。   

『 弦を切っちゃったらどうしよう〜!? 』 と 珍しく 自分の演奏のダイナミックさを 自覚した!? 発言があったので 『 切れる手応えは無いし 切れたら 自分で 外しちゃえば良いじゃない!? 』と 冗談を言いながら ソデで ピアノの 変化を見ました。
どうしても 照明や 人口密度の関係で 温湿度の変化なども生じ易く ピアノも 途中で 数回 ユニークな変化が起こりましたが、 弦は 切れる事はありませんでした。
その様な 変化も含めて 自分が整えた ピアノを使って頂いて  たくさんの方々に 聴いて頂けるということは とても有り難い事です。  CD 等は 録り直しが出来ますが、 Live の場合には その場限りの事であって その為に たくさんの方々が、 足を運んで下さり お金を払って 聴いて下さり  演奏者としては 命がけの仕事ですので  一番初めに作業に取り掛かり 一番最初に 一旦は ホッと一息をつける 調律の作業ですが、 その時間内に ベストを尽くしつつも 貴重な時間を頂いています。  そして 本番を迎えて 自分の整えた 《 音 》 が、 《 音楽 》 となって 皆さんと共に 共有させて頂けることに 感謝しています。

昨年の 某大学の学園祭で タテタカコLive 実行委員長の N 君が、 大事な行事を控えながらも 東京から来ていて 打ち上げを兼ねた 遅い晩ご飯を食べながら タテさんに 紹介をして頂くと  なんと 姪っ子の同級生でした!!

その他にも スタッフの皆さん方との お喋りでは 様々なジャンルの話題が飛び出して とても楽しい アフターまで 過させて頂きました。

人形劇場のスタッフの皆さん タテさんの親しいスタッフとして 駆けつけて下さった皆さん そして タテタカコさんと マネージャーの晃くん 貴重な時間を 有り難う御座いました。   
そして 今回 ご来場下さった皆さま 本当に 有り難う御座いました。       又、お目に掛かれます日を 楽しみにしています。

Harkitek or ta ayoro

Harkitek or ta ayoro

私が調律した ピアノで 録られています〜♪