こだわりの道具たちに こだわる


新年度から1人暮らしを始める息子の生活用品などを少しずつ 用意し始めています。   大学内に 殆どの設備が揃っていて  学食も朝〜晩まで 土日も充実していて リーズナブルです
しかしながら 小学生の頃に 体調不良によって 家で過す時間が長く出来た事があった 息子に  『 お父さんは 結婚した時には レトルトカレーと ホットケーキミックスと ハムエッグと トースト位しか 作れなかったから  将来的に 必要になる筈だから 家事を手伝って 覚えようね〜! 』 と 便利な 主夫を 育て始めた事が切っ掛けで  先ずは、お父さんでも作れる チャーハン を覚えたらば 冷蔵庫内の色々なものを組み合わせて 毎朝、父と妹の為に 作り始めました。  しかも 『 昨日よりも 今日は失敗した…。 』 等の
自分なりの出来不出来を チェックしていましたので 今では 粗いものの 簡単な料理を作ってくれます。  
その為に 『 母、 竹 のへら じゃなくて 家に有る様な 《 木のへら 》が、欲しいんだよね〜! 』 と カレーなどを煮込む時に 具を崩さない様に 底からかき回せる 柄の長い 木のしゃもじ を 長年 愛用しているのですが、 それで チャーハンを作ると 作りやすいのです!!
とりあえず シェル印 と 真珠マーク の 国産ブランドの物を あちらこちらへ立寄って 見つけてきました。

更に その前の話ですが、 『 父、 胡椒の 《 木のミル 》が、欲しいんだけど〜♪ 』 と 大きな日用雑貨の店内を巡りながら言い出したので  『 ここには無さそうだから 買ってやってくれ。 』 と 主人に言われたので ラッピングまでして貰って 単身生活記念にあげ様と思っていたのに 『 もう買ってあるよ…。 』 と 家に帰ってから 直ぐに 『 外車の《 プジョー 》 は 買ってあげられないけれど、 将来的に 買って貰いたいけれど、 出来たら アルファロメオ が希望です! 』 と 20年間愛用の ミルと デザインが同じスケルトン(これも廃盤になり 在庫分。)をあげました。     

この包丁は 金属加工をしている主人が、 なぜか欲しくて買ったと言う 《 日本橋・木屋 》 のものです。   新品同様の物を使いながら 砥ぐ事が趣味のような 私は 安物ですが、 MY砥石を 自分の工具の刃物も研ぎたいが為に買ってきて  時々、砥ぎを楽しんでいます〜     本体価格の お値段が高いので ガンガン砥がずに 大事に砥いでいるのですが、 最近 私とは正反対に スリムになってきたな… と 思います。
この 日本橋・木屋さんが、 フランス・プジョーの ミルを 輸入していました〜

 

このところ 騙し騙し、調子が悪いと 現場で何とかして 使っている 《 巨大ピンセット 》 です。   これも 既成の物を選んで買ってきて  グラインダーで 加工して 長年 愛用しているのですが〜

〜 写真写りが悪いですが、 この様な パラフィン紙 から ボール紙ほどの暑さまでの 《 紙パンチング 》と言う 鍵盤の高さや 深さを調整する ピアノパーツを 手早く脱着させる為には 加工具合で 仕事の効率や 気持ち好く出来るか出来ないか!?が、 決まってきます。   これらのパンチングも 既製品の物が 売られていますが、 学生時代は 《 ポンチ 》 と言う工具を使って 先ずは 外側の円を抜いて 次に 中心の穴を抜く作業をしました。   抜く為の様々な厚さの 紙 を 日頃から ストックする事も 楽しみの一つでした〜♪    今でも 古いピアノからは 製造工場の 会社の要らなくなった 伝票や 当時の 新聞紙などで 作られた パンチングが、そのまま使われているので 鍵盤の高さや 深さ調整をしながら  お客様にも見て頂きながら 『 意外なる 骨董品! 』と 言って 楽しんでいます。     

この 紙パンチングは フェルトパンチングの 下に入れます。   先日の ヤマネ が、 かじった!写真に 再登場してもらいました。   この緑色の フェルトパンチングは 《 フロントパンチング 》 と言って 鍵盤が、正しく 真直ぐに上下運動を繰返す為の ガイドのピンに はめられます。    そして 小さい 《 バランスパンチング 》 は 鍵盤の動きの支点になる ほぼ中央に有るピンに はめられます。 

鍵盤の高さや 深さは 一応は 専用スケールなどで 基準を作りますが、 その後は 指の感覚で パラフィン紙並みの厚さを整えていきます。    それらの作業をする時に フェルトパンチングの直ぐ下から順に 薄いパンチングを用いて 下へ行くほど 厚みの増したパンチングを入れます。    例えば 随分と調整を必要として 名刺くらいの厚さのパンチングを入れる時には 上の 薄紙をフェルトパンチングと共に 一旦抜いて 適所に入れます。   後々の 調整で 微調整をしやすくする為です。
昔の 技術者の 知恵などを 様々な箇所で 感じたり 知ることが出来ます。