空を飛ぶものたち〜♪

我が家の上空は 様々な航路となっているようです。   晴れた日には 4機のエンジンそれぞれから雲を引いている様子も 見られます。   自衛隊機や 米軍機の機体も 山々を縫って 日頃から 訓練でも 飛んでいますし  山へ向かう緊急ヘリや 山小屋への資材運搬のヘリなども 見かけます。  時には 視線よりも低い高度で 国道沿いに飛んで行く 報道ヘリもあります。    
この数日は 朝方、 昼間、 夜中と ゆっくりと上空を飛んでいく 自衛隊の輸送機のエンジン音が聞こえます。   それなりの高度を保って飛んでいるのでしょうが、 此処の標高が高いので 低空飛行をしているように 感じます。

日に日に 木々の芽が、 膨らんでいく様子に 驚かされています。   庭の 小さなリンゴの実が生る “アルプス乙女” の木の枝に  劣化して割れてしまったプランターの底にあった 網を棚にして  雨が降っても 水が溜まらない様にして リンゴや オレンジなどを置いてあげると  ヒヨドリや メジロがやってきます。  リンゴを食べ終えてしまった 空腹のヒヨドリが、 残念そうに その餌場を眺めながら 枝に止まっているのですが、 咲き始めた花を食べてしまうので 何か餌になるものを 棚にのせて上げようと思うときには 適当なものが無くて。
未だに 寒気が南下してくるので 雪が舞う前には 小鳥達も 競走で 餌を啄ばみに来ます。  沢山の 野鳥がやってきますが、 眺めていると 体格や 模様の出かたや 飛び方や 鳴き声などで  個体識別が出来るようになってきます。   性格がはっきりと判りやすい動きを見せる鳥を 無意識の内に 目で追ったり 探している自分の姿に気が付くのも 面白いものです。
慌しく過している時には 花を楽しみにしていたのに 気付いた時には 実になっていたことも在りますが、 小鳥達は 忙しなく 飛び回り さえずりますし  時には 真剣に喧嘩をしていますので 気がつかなかった… なんて事は 起こり難いです。   


今日は NOЁL も乗せたまま 南アルプス市へ 往復しました。   その途中に テレビドラマのオープニングなどに その姿が映し出されて有名になった 《 わに塚の桜 》 が在ります。  昔から 田畑の中にある塚に立っていて 長年の風雨にも負けずに  1本だけで 枝を伸ばしています。   花見の時期には 未だ時間が掛かりますが、 咲き始めるまでの様子を眺めるたびに 枝の色が変って行くので 息吹きを感じます。   去年も 随分と沢山の花を咲かせていましたが、 今年はそれ以上に 咲き誇りそうな 姿になりつつあります。
そんな 自然の営みの一部を 見渡す限りの広い風景に中に置きながらに 眺めていると  大きく深呼吸をしていることがあります。   身体の中に籠もってしまっていた諸々の疲れや好くないものを 吐き出しているように 感じます。
被災された方々は 夜も眠れないまま 今も過されていることでしょう。  しかし 暖かい布団も 美味しいご飯もある 私達も とても疲れ始めていることを感じ始めています。  そんな事を言うと 『 不謹慎な! 』 と 怒る方々も在ることでしょう。   でも “疲れ”は 私のみならず、 多くの方の身に降りかかってきています。    一言 『 疲れちゃったね… 』 と 家族や友人と つぶやき合えるだけで  再び 頑張り始められるものです。   『 不謹慎! 』 と非難したい人は どうぞそのまま頑張っていてください。   生身の私は 『 疲れたね。 』 と 呟きます。   そして 一呼吸を入れてから 笑い合います。  そして 再び 自分のやるべき事や 出来る事を 自分なりに頑張ります〜o(^θ^)o   そんな小さな力の集まりが、細く長く 何かを生み出していく時でもあるのかな!?と 空や 山や 木々や 小鳥達を眺めながら 思いました。
『 趣味も持てなきゃ 良い仕事は出来ない! 』 と 言う言葉を聞いた事のある方々は少なくないと思いますが、  こんな時でも 《 無駄 》 と思われることの中から 大きなものを得ている事もあったり 気付かされる事も多いですね。

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

最近 又 変な鳴き方をするカラスが、 庭に遊びに来ます。   10歳になった 猫の チップ が、 1歳くらいになって ネズミ捕りが上達した時に  生きたまま連れ帰ったネズミで遊んでいると 時々 電柱の上から急降下して 横取りをしていた 『 ワンワン! 』と鳴く カラスの DNA を持っているのではないかな!?(孫くらいでしょうか?)と 思います。(横取りされたチップは 実に悔しそうに とても大きな声で 『 ニャー!! 』と 空に向かって叫叫ぶ姿が度々… )   猫の シロップ が、 5mほどの高さに張り出していた 松の枝に ちょこんと座って居た時に 一緒に居たのも その 『 ワンワン! 』 でした。
この絵本は 日頃は 嫌煙されがちなカラスの  そんなユニークさを伝えてくれる 1冊です。  ページを開くと 笑ってしまう様な 不思議な形の パンが、沢山並んでいますよ〜☆