我が道は《音》へと通ず♪
少々 砂埃が気になっていた時ですが、 冷たい雨が降りました。 肌寒いので 着る物や 暖房なども ちょっと悩みながら 使っています。
『 今年は 遅いね、桜! 』 と 写メを見た息子も言いましたが、 それでも 春は訪れていて 庭では 真っ赤な ハナノキ と 小さな花数の多い コヒガンサクラ が 満開です〜♪ そして 白い 八重の 花桃 と ジューンベリー の 蕾が 開き始めて 姫リンゴの葉っぱが展開すると共に 中から 薄ピンク色の蕾も 顔を出し 白樺の 花が伸び始めています。 寒さの為か!? ユキヤナギ の 長く伸びる茎が短いまま 沢山の花を咲かせ始めています。 ムスカリも 勝手に増えて 次々と咲き出して居ますし 水仙も満開です。 その横では これまた勝手に増えた チューリップが 蕾を持ち上げて その根元では 野生の スミレや ワイルドストベリーも 咲き始めています。
中学時代から 何故だか 『 音大で 声楽を勉強してみない? 』『 美大に行かないか? 』 と 先生方から 薦められる事が多かったのですが、 当時は 脳獣医学部をずっと志望して居ましたので 自分の好きな 趣味 を 勉強する! と言う 感覚が分かりませんでした。 しかし 唯一 『 音大を目指そうかな〜? 』 と 思ったものが、 《 リコーダー 》 でした。 「 リコーダー科 なんて 有るの? 」 と 思われる方も多いことと思いますが、 都内に ご自分で設計をして 旋盤をまわされて 楽器 を作る 教授がいらしたのです。 日頃は 小学校3年生から使っている 学校教材の プラスチックの リコーダーを 授業で 使い続けていましたが、 全員の前で 1人ずつ 課題曲を吹くテストがあった時に 『 同じ プラスティックの リコーダーでも 吹く人によって 音が違うんだ!! 』 と 知りました。 その時の 伴奏を弾きながら 評価をされていらした ブラスバンド部の顧問の先生が 『 好い音出すね〜♪ 』 と 言って下さった事も 驚きの1つでした。 以来、 ずっと 木製のリコーダーが 欲しくて 買おうと思っていながらにして 未だに買えず・・・ ♪
子供の頃、 《 メトロノーム 》 の 無駄の無さ過ぎる 音 が、大嫌いでした! 手拍子をして カウントを取る場合ですと 音 と 音 との間の 時間の 形 は イメージ的に 奥行きを感じるのですが、 メトロノーム の 『 カチ、 カチ、 カチ ・・・ 』 と正確に刻まれる 音 には 2次元的な イメージがあって 凹凸の有る ピアノ の 音 に 対して ガラスをワイパーで 掃除するように 下手ながら 自分が弾く音を 手前で シャープに 時間ごと カットしている 機械的なイメージが、 非常に強かったのです。
しかし プラスティック製の 我が家や ピアノ教室に有った メトロノーム とは違った 木製の 外装の物の 音 を聴いた時には 『 楽器だな! 』 と 思いました。 お客様から メトロノームの ご注文を頂く事が有るのですが、 『 もしも ちょっと値段が高くても 好い、と 思われるのであれば 必ず、 長年 飽きずに 気に入って お使いいただけますので! 』 と 外装が 木製のものを お勧めをしています。
昨日 お預かりをしてきていた ドイツ製の ウィットナー の 年代物の メトロノームを 修理してみましたら 「 この時代に この部品を使っていながらにして なんて丈夫なのだろうか!? 」 と 思われるほどに システム的にも 当時の初期の材質の部品の強度的にも 驚かされました。 ピアニストだった ご主人様が、 『 ポケットに入る大きさだから! 』 と レッスンなどに行かれる時には ポケットに入れて 持ち歩かれていた 大切なものです。 来週早々にでも お届けしようと 思っています。
現在は このタイプの 木製の メトロノームが販売されていますが、 『 小さいですが、 お手頃で とても 心地好い音ですよ! 』 と お勧めをしています。
メトロノーム の お話の序でに 此方の貴重な 《 ドイツ語 タイプライター 》 も 見せて頂きました。 昔 10歳年上の 姉が、 近所の教会に 英語と タイプライターを 習いに言っていた事を想い出しました。 私は その教会へ 遊びに行く事が多かったのですが、 先日 都内へ仕事に行った際に 「 絶対知っている方が、 此処にいらした! 」 と思って 尋ねてみると 『 そこは 教会じゃないけれど シスター達が管理している場所なんだよ! 』 と 伺うことがあって 長年の 疑問が、 ちょっと解けました。
色々な事には 不思議なご縁がって その場所へ 遊びに行く事が無ければ 幼い頃から 諸外国の方々と 日常的に関わる事もなかったでしょうし 後々に ミッションスクールへ通学する事もなかったでしょうし 音楽に関わる仕事へと 進むことも無かったでしょう。 今、 改めて思うと その頃の私の年齢は 幼稚園児で 既に 両親の思いから 勝手に 《 我が道 》 を歩み始めていた事を 感じました。
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