台風1号の雨量

台風1号の影響で  湿度が高いものの 肌寒い日となりました。   山々に 降った 雨が、 日頃は穏やかな 釜無川 に 流れ込み  茶褐色の濁流となって 勢い良く流れていました。   昭和30年代にも 台風の被害で 多くの方々が亡くなる 大洪水を起した事があって  その洪水の被害は 戦国時代よりも前から 繰返されていたそうで 【 信玄堤 】 と言う 堤防や 洪水対策の史跡が、 今も尚 現役だったり 復元された物が 活躍しながら  残されています。   護岸工事がなされて 川幅も 広くなっていますが、 一晩二晩の降水量で 水量までもが、 ここまで増えるのだな・・・ と 流れと 轟音を聞きながら  自然の力の大きさを感じました。   その力を 戦国時代の土木工事で 可なりコントロールできていた事は 凄い事だと思います。


以前  使いよくするために  調理用の 木の杓文字 を 加工した お話を書きましたが、 レスリングの試合を観ていて  改めて 『 バランス次第だな〜! 』 と 思って  再び この 木の杓文字 を登場させてみました。
多くの格闘技が、 階級制で  計量して 体重ごとのチェックを行ってから 試合となります。    その体重の内容の筋肉量や 反射神経などの身体能力によって 更に経験値が加わって  勝敗が決まってきます。  それでも起こる事が 《 火事場の馬鹿力 》 とでも言える 底力が、 ミラクルを起します。   結局 日頃から 遣っている事を ウルトラパワーで 遣っちゃったり  スピードが上がってしまったり  本人の 自信の無いことが出来てしまったりする事が、 本番にはあります。
それでも 危なくなく 勝ちを得るものは 自分の身体のバランスの良さを 生かしています。  そして 無駄なエネルギーを使って 力で ねじ伏せるだけでなく  支点・力点・作用点 を生かした 身体の使い方 扱い方をします。
以前 木の杓文字 1本を探すために 数件の店を回ったことがありますが、 我が家で 使い慣れたものに近いものは なかなか見つからず、 可なり 似たものが 息子のアパートの近くの 某電気店の 日用雑貨用品売り場にあったので  それを買ってあげました。
我が家で使っている 木の杓文字の 形には似ているものの 柄が長かった物を ほぼ同じ長さに 切ったところ  柄の 幅も似ていた事もありましたが、 不思議と 手に馴染んでくるのです。   持つ位置によって 同じものが こんなにも違ったものとなる バランス的なものが、 何とも言えずに 嬉しく 手ごたえとして 伝わってきました。
大きさこそは違いますが、 子供達が レスリングの技を 確実に自分のものとして行った時にも 無理無く スムーズに出来るようになった瞬間に このバランス感覚を感じたはずです。
その息子は このところ連日のように 安売りしている《 マグロのカマ 》を 1人で焼いて 堪能しているようです〜