消えてしまう音が、また形に成りました♪感謝です!


いつもお世話になっている スタジオです。    都会のスタジオでは録れない音を求めて  機材や スタッフごと移動してきて  合宿のような数日間を過ごしながら 近所に 数在る温泉も堪能出来る〜 そんな場所です。
数年間 眠りについていた スタジオ でしたが、 【 クラムボン 】 の皆さんが目を覚まさました。    ピアノも 眠っていたわけで  はじめて調律に伺った時には 「 どうしたもんだか・・・ 」 と 調律や 整調も 苦労はしましたが、 それ以上に 何処からか!? 複数の 雑音 が 日替わりで 出てしまっていて  かつて輸入ピアノのたちが、 関東平野の湿気の為に暴れて仕舞った時でも 《 雑音止め 》 を 得意としていたので  ムキになって探しました。   スタジオの建物も 音を録るスペースそのものが 眠りについていたので  人間が活動をして 空気の流れも大きく変わった為に 音 を出してしまっていました。  暫くの間は 色々な工夫をして 雑音が出てしまう場所を探しては 音を止めて〜 の繰り返しが続きました。
それから 何年が経ったでしょうか。   随分と 弾き方に個性のある ミュージシャンの方々が、 弾きに来てくれて  ピアノも変わりました。        

昨年 近所で〜 と言っても 「何処までが近所なんだ?」と言われそうですが、 車で 20分程度の距離は 問題なく近所のエリアと言っているのですが、 クラムボン のメンバーの お嬢さんのお誕生日に合わせて LIVE をしました。  丁度 家の娘の誕生日でもあったので 連れて行く積りでしたが、 予定が合わず・・・。  『 お誕生日おめでとう〜 』 と LIVE 中に 会場に集った全ての皆さんとの お誕生会でした!    終わってから改めて 『 お誕生日おめでとう! パパ達と 出逢ったときは 丁度 YHUちゃんが生まれたころだったんだよ。 弟君たちも生まれて すっかりお姉ちゃんになったね!   それとね、 家のお姉ちゃんも 今日がお誕生日で 16歳になったんだよ。 』 と 伝えると 『 お姉ちゃんは 今日、 来ていないの? 』 と 辺りを 一生懸命に探してくれる姿が、 とても印象的でした。

DAWNS

DAWNS

今年の未だ寒い頃に 『 僕の ソロを録りに来ました〜! 』 と 時々 スタジオに現れる 他のバンドのピアノも担当される方と 来られました。  面白いことに バンドとしても ソロとしても活躍されている方々が、 仲間内のバックミュージシャンとして来られることも 多いので  お顔は分るものの 名前が分からなくなっていたりして・・・(すみません) でも 調律後に 試弾して頂くと その音を聴いて 『 あ〜!この前は OOさんのバックで弾きに来た〜 』 と 想い出すのです。
マネージャーさんから 今回も 送って頂いた3枚をご紹介します。
clammbon -columbia best(初回限定盤)(CD+DVD)

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春に アンティーク・ピアノに触れながらの 調律師協会の 研究会が行われましたが、 その時に 場所と楽器を提供してくださった オーナー調律師が 『 クラムボンと言うバンドが、 この 1800年代の スタインウェイや トイ・ピアノを使って 音を録って行ったよ。 』と 教えてくれました。  『 アルバムの音を聴いていると 録った場所が違うことが 判るでしょう? 』 『 判るね! 音源を録る場所が全く違う環境だし 色々と違いが聴き比べられるね! 』 と 調律師としては ちょっと怖いながらも 楽しい話題になりました。

音は 消えてしまうものですが、 CDやDVD と言うものの中に 形として 残して下さる アーティストの皆さんに 感謝しています。  有り難うございます。  そして これからも宜しくお願い致します。