ご縁が深くなっていく川越です♪その1♪

山梨県内で 2台の 古いピアノ を移動されたお客様が、『 調律師を探されている』 との事で 運送屋さんからの紹介で伺った御宅には 45年ほど前に作られた 【 アポロ 】と【 イースタイン 】と言う とても個性的なアップライトピアノがありました。  私のピアノも 【 イースタイン 】です。  色々な事をお話していく内に 『 両親の利用されている グループホームで 壊れた電子楽器を使っているのが、見聞きしていて忍び難いので アップライトピアノを1台入れたいのだけれど!? 』との ご相談を頂きました。   丁度 これも又不思議なご縁で 音楽療法に耐えられる 中古の破格値のピアノを探してみると 『 これはどうかな? 』と 楽器店の社長から声を掛けて頂いたピアノが、新古品状態で ある御宅で眠っていた 【 アポロ 】 でした。


その 【 アポロ 】が、永住の地として お嫁入りした事が切っ掛けで キリスト教系の グループホームのスタッフの皆さんや 利用者の皆さんはじめ ご家族の方々とも 出逢うご縁に恵まれました。  調律の作業をしていると ホームにお住まいの皆さんが、 交代で 声を掛けに来て下さいます。  『 遠くから来てるんだね〜! 』『女の人でも こんな力仕事が出来るんだね〜!』『お茶をどうぞ!』と とても楽しく居心地の良い場所です。
その皆さんの中に 先日 101歳のお誕生日を迎えられた方がいらっしゃいます。  その方の 息子さんご夫婦と 孫娘さんご夫婦で営まれている お蕎麦屋 【 百丈 】(ひゃくじょう)さん http://www.100-jo.jp/ に お邪魔をして来ました。    グループホームのクリスマス会の時に 孫娘さんのお嬢さん方と 一緒に歌を歌いました。  ですから4世代を通じて お付き合い頂いています。   更に 1週間前には 新しい家族が産声を上げられて  1世紀・4世代の ウルトラ家族となられました〜 
ホームページは 3世代目に当たる、Babyとお姉ちゃん達の ママ が、 ユニークな絵を披露されていますので 是非、ワンクリックを!! (イラストを見てから お店に伺うと 必ず噴出す笑が込み上げる筈です〜♪ )

『釣り具』と書かれていますが、 改装して 手打ち蕎麦屋さんになっています。  

グループホームへ伺うようになってから  度々 《 小江戸・川越 》 に行く事が増えました。  都内や 埼玉の戸田市に住んでいる時には 遠くから親戚が来た時に 3代将軍家光公の誕生の間が移築されている《 喜多院 》 へ 連れて行く事がありましたし  子供達が小さい時には《 菓子屋横丁 》 ヘも行きましたが、 休日は 大渋滞が起こる場所なので  近いのに なかなか行かない場所でした。  それ程に 《 蔵作りの街 》 として 有名ですし  様々な保存を 地元の方々が総出で 行っています。


タイミング良く この 外壁を 銅版で葺かれている建物を借りて  お店として使う為の 内装のリフォームを始めてから  『 保存 』の条例が通達されたそうで 上手に 古いものを生かしながらのリフォームが出来たそうです。  外側は 銅 特有の 錆によって 緑色に変わっていますが、 入口の軒には この様に 細工をされて葺かれた様子を 見ることが出来ます。

当時の 書院つくり を生かして ディスプレイ出来る様に 作られています。  金粉を使って 描かれた 当時のものが、色褪せることなく 美しさを保っています。

店内の色々な所に 古いものが生かされるように デザインされていて  目がキョロキョロと動いてしまいます。


調律ではなく  新たな 別のピアノの事で グループホームへ 打ち合わせに伺う事となり  いつも 定休日に前を通過するのですが、 念願のお蕎麦を食べられそうな日でしたので  丁度「家族が、増えている頃かな!?」と思って 前日にお電話をしてから伺ったのですが、 駐車場に 車を停める為に お店の前を通過した時に 暖簾が仕舞われました。   お店へ向かうと 擦違った女性お2人は『 12時半なのに もう売り切れなんですって・・・ 』 と とても残念そうに話されていましたし  志木市ナンバーの原付バイクに乗って来られた男性も ヘルメットを外しながら 『 売り切れ 』の張り紙を見て  とても残念そうに 被りなおしていました。(皆さんゴメンナサイ・・・

サイドメニューの この 《 豆腐ステーキ 》は お知り合いの豆腐屋さんから取り寄せている豆腐を 揚げているそうなのですが、 一見 厚焼き玉子 の様なボリューム感で 「厚揚げなのかな!?」と思って頂くと サクサクの 分厚い 油揚げ の様な 意外にも淡白な 不思議な食感に ハマッて仕舞いました!!  

大根おろし蕎麦 》 は つけ汁に 大根おろしを入れることが多いと思いますが、 蕎麦の芽や 海老まで添えられて  更に ちゃんと下し金で下ろされた大根が、 たっぷりと乗って 素敵な 眺めていても嬉しくなる様な メニューでした〜♪  

《 天ぷら ざる蕎麦 》 は 外は サクッと揚がった 天婦羅が、海老はプリプリと揚がっていて勿論の事  カボチャや 獅子唐が食べやすくて 特に 茄子は 厚いまま揚げられているので 色が綺麗でしたし 柔らか過ぎないけれど 優しい食感が美味しくて 野菜好きとしては 感激な天婦羅でした。
主役の《 お蕎麦 》 ですが、 10割蕎麦とは思えない 繊細な細さで コシが強くて  優しいお味のお汁との絡みが好く 『 売り切れ 』と 出さなくてはならない意味を しみじみと感じながら頂きました。    グループホームでもボランティアで 手打ち蕎麦を披露されていらっしゃるので  その時の 皆さんが喜ばれる姿を 想いました。 

百丈さんの 蕎麦を 十二分に堪能する事が出来て ご家族の皆さんと お別れをしてから 小江戸・川越の 蔵作りの街並を歩きました。  百丈さんにも 群馬県の中学生の修学旅行で来ていた グループが 予約を入れて 食べに来ていましたが、 どうも 予定外のグループも着いて来て居たようでした。  そんな制服姿の修学旅行生たちや バスツアーの皆さんが 歩かなさそうな  ちょっと外れた道を行くと 《 ブラシノキ 》 の花が 咲き始めていました〜♪
そして更に意外な場所で 意外な物が お店のディスプレイとなって 飾られていて 驚きました!!


その2へ 続く〜♪