ケイキの話 その1

ドクダミが、 咲き始めました。  この品種は 葉が 赤く色付くものです。   暑くなってくると 沖縄の さんぴん茶 や  ドクダミ茶 を飲んで 水分補給をしつつ 体調管理を心掛けています。

連日 猛暑日です。  
比較的に 標高が高い所に居ると 「 涼しい! 」 と 思い込んでしまっていて  温度計を見ると 思っていた以上の気温の上昇に驚く事があります。   ちょっと ぼ〜〜っとしてきた時に 温度計を見て 「 暑いからなんだ〜! 」 と 納得して 休憩を小まめに取ったり  多めに水分補給などを心掛けますが、 自宅に帰って来てから 「 涼しいな〜。 暑かったんだ…。 」 と 気づくこともあります。

先日 息子へ 《 マイクロメーター 》 と 《 ノギス 》 を 送りました。 使い慣れている方ならば 直ぐに解る物ですが、 多くの方々は 日常的には 聞き慣れない物だと 思います。
小さな数字の 厚みや 深さなどを コンマ・何mmまで 測る必要が有る場合に使う 計器 です。
私のカバンの中に有る 計器類 を 並べてみました。

《 マイクロメーター 》 です。   これは 学生時代に 自分の工具として お年玉を使って 買ったものです。   仕事では 主に ミュージックワイヤーの太さを測ります。  ≪ 0.001mm ≫ から 測れます。  ミュージックワイヤーは 0.025mm ずつ 太さが変わるものを 10番手ほどを 持ち歩いています。  ピアノの本体(駒)に 弦の太さが、書かれてあることが多いのですが、 書かれていないものもありますので  断線していたり 調律中に劣化していた弦が断線した場合に 張替えを必要としますので 常に 弦を入れて有るケースの中に入れてあります。   これはデジタル表示されるものですが、 息子へ送ったものは 精度は変わらないものの 数字表示が出ないもので 自分の目で 読み取るものです。   「 ナルホド! 」 と思うような 独特の読み方をします。  それは 計器(ケーキ)の話 の続編で 追々に。


《 ノギス 》 です。  これも優れもので 外側のサイズや 内側のサイズ(内寸)を測るだけではなく  穴の深さ まで測れる 便利なスケールです。

下から順番に 《 竹モノサシ 》 と それを 加工した定規 と 自転車のスポークを加工した 定規 です。   竹のモノサシは 何かと便利で 狂いにくいこともありますが、 道具は使いようで 木工用ボンド 等を広く薄く平に塗る時に ヘラの代わりとして使うこともあります。   木工用ボンドは 竹にはしみ込みませんし 水洗いをして溶ける水溶性です。  竹ですと 水洗いをしても 歪む事も無く 直ぐに 本来の定規としても 使えます。
加工した定規は 薄刃 と言う 刃物で ざっくりと竹の繊維の特性を利用して 精度高く 加工しやすいので  学生時代に 1mm違いの物を幾つも作って 楽しみました。  幅を広く残して有るほうは ピアノ の 弦と ハンマーヘッドの距離を測って 全体を揃える時に  その場に当てるだけで 数字を読まなくても 距離が一目瞭然です。  狭く残して有るほうは ハンマーヘッドが 弦を叩いて 戻った時の距離を 同様に測って 揃える時に 使います。
自転車のスポークは 非常に硬度のワイヤーなので 竹を加工したように 狂いが生じ難いのです。  但し 曲げる時に ワイヤーそのものの太さを見越して加工しなければならないので 可なりの難易度が高いものです。   シッポのように 潰されている場所は グランドピアノ の 鍵盤を 発音しないように そっと押し下げた時に 現に触れずに ハンマーヘッドは 上昇した最も高い所から ストン! と 落ちます。  《 レットオフ 》 と言う その機能が有るからこそ 連打や細かな表現が出来る楽器なのですが、 狂っていると 非常に弾き難くなるものです。  その弦との距離を測る時に この部分を使って 触れるか、触れないか、の所にセッティングするのですが、 慣れてくると ハンマーヘッドに映る 弦の陰 等も含めながら 目で見て  距離を決めて行きます。

今回の 写真の計器類と 写真に写しては居ない計器のお話を少し続けてみますね。