僅かの気温の変化で BGM の蝉の歌い手が変わります〜♪


連日の スコールのお陰で 干乾びはじめていた 庭の苔も フカフカに戻りました。   その他にも いつもの年には見られない様な キノコや 草花もあります。   ホタルブクロも 小さな苗のような大きさで 季節外れに又 咲きはじめています。   所々に 地中から 蝉が這い出したであろう 丸い穴も 見つかります。

この連日 夏らしい暑さが続いていますが、 急激に 冷たい 風の帯 のようなものが、感じられたり  水の香りがしてくると  遠くで地響きのような 雷の音が、 し始めます。    今日は 真っ青な空に 見事な入道雲しか 見えないような昼頃から 雷の音が聞えて来て 用心をしていると  見る見る内に 空の色が変わってきました。
昼から 中央道を走ると 上下線共に 交通量が多かったのですが、 数百メートル前方で 妙なタイミングで テールランプの赤いライトの色が点きます。    気をつけて 観察をしてみると 雨のカーテン が出来ていて  その場所からバケツをひっくり返したような スコール に 突入しているのでした。  遠く 前方の空には 稲妻が繰返して走ります。   遠くの風景を眺めていても 雨雲の下に 垂れ下がるように グレーのカーテン上のものが見えるところでは ナイヤガラの滝のように 雲の隙間から 水が流れ出すかの様に スコールが降っている場所です。

急な天気の変化の前には 自然界では活発な動きが、 見られます。   特に 短い夏の間に 次の世代を残さなくてはならない 昆虫たちは 栄養を蓄えるために 必死です。
朝 餌になりそうな リンゴのコンポートや 前の晩に 飲み残して取っておいた ビールなどを 餌場に置くと  その香りに釣られて 瞬く間に 昆虫達が飛んできます。

庭には クヌギの樹もありますが、 今年は 餌場のある ハナノキ が 人気スポットで 見上げると 『 何処の山奥だろうか〜!? 』 と思うほどの 盛況振りです。

こちらの ホームセンターなどでも 「 国産カブト虫 」 が売られています。   いと樹のブームからは ちょっとお値段が下がったように思いますが、 オスは ¥580 メスは ¥280 でしたから この樹 1本に集っている カブト虫だけでも 幾らになるんだろうか・・・ と 考えてしまいました。
隣町の 《 オオムラサキ センター 》 では 朝早くからの開館シーズンで 『 オオムラサキが羽化しました 』 と 門の横に 大きく看板が立てかけられてありました。  10年程前でしたが、 我が家が今の家に引っ越しをして初めての夏に カブト虫を呼ぼうと思って作った餌場に オオムラサキのほうが多く集ってきて仕舞って  カブト虫が来なくなってしまった事があります。  センター職員に 『 自然界にも この辺りでは 結構 いるものですね。 家には 毎日 30頭ほど飛んできています。 』 と話すと 『 センターの羽化した数よりも 多いじゃないですか!! 』 と驚かれた事があります。

この数日の間に 大盛況のハナノキの枝や 葉には 蝉の抜け殻の数も増えています。   樹液が甘いからでしょうか!?  きっと 長年 地中で ハナノキ の根から 樹液 を吸って やっと外の世界へと飛び立っていたのでしょう。