子は親の鏡!?

子供たちも大きくなって 自立ヘの準備に入っています。  それでも何かと心配が絶えないのは  親 と言うものであって だからこそ失敗を恐れずに 万が一の時は 大人も子供も起こり得る事なので恐れずに 必要な「促し」を心掛けています。
日常的に 生きること と深く関わりの有る物ながらも 無意識の中での他人任せになりがちな 食生活 については レスリングと言うスポーツを通して 筋トレを含む体重増加や 減量などを通して 様々な事を学ぶ事が出来た我が子供達だと思っているのですが、 調理 となると 苦手意識の強いのは 皆さんに驚かれるのですが、娘です。  お菓子を作る方ならばお若い頂けると思いますが、 なかなか難しい マカロン を その日の天候も考慮しながら そこそこに作れる娘ですが、料理が苦手なのです。  しかしながら 息子のように1人暮らしを始めるとなると 自炊 は必要不可欠となるので 最近は 仕事等で帰宅が遅くなって 急いで帰ってみると お菓子作りではなく 台所 に立っている 娘の姿があります〜


帰り道の暗い山道での擦違いざまに ちょっとしたトラブルが発生して仕舞って  娘には連絡を入れてはあったものの 予定よりも随分と遅くなって仕舞いました…   明るくする為にも ブレーキランプを点灯し続けていたのですが、 『ちょっと待って!!』と言った瞬間に 何とも言えない 音 が、振動と共に 身体に伝わってきました。
直ぐに 対処しましたが、手に振動を感じられた相手の方はパニックになっていますし 助手席に乗られていた方は意味が分かっていなくて 『警察なんて要らない!示談で良いじゃない。 お金は出す。』と言われましたが、 田舎なもので 警察も呑気なので なかなか来ない…。   時間が掛かりましたが、 そのお陰で 冷静さを取り戻してくださった相手の方と きちんとお話が出来ました。   大型免許を持っているので 普通車を運転されている方が『ミラーを見ています!』と仰る内容とは違った ミラー必需品の運転をする癖のお陰で  自分なりに被害も最小限に食い止められましたし  始めは「女扱い」していた警察との話も『大型免許お持ちですね〜!』とスムーズに 証明書発行の為の手続きも早々に終わりました。
 
冷蔵庫の中の食材を生かして 麻婆豆腐と 味噌味の豚肉野菜炒めを作って 待っていてくれました。   帰宅が遅くなると 最近は 味噌汁と肉じゃが等を作ってくれているので  出汁を取るのに使った 鰹節 を貰っている NOЁL は 妙に 娘になついています。
折角 作って待っていてくれたのですが、 帰宅してからも トラブル処理が続いてしまって 一緒に 向かい合っての食事が出来なかったのですが、 一通りの段取りが終って ホッとしてから食べた 娘の晩ご飯の味は 格別でした。   美味しいご飯を食べた事で 失われていた体力も回復して それまでの疲れも吹き飛びました。
「料理は お兄ちゃんの特技!」と 思い込んでいた娘も 料理の面白さが分かってきたようです。  何ごとも 体験、そして 経験ですね。

学生時代に 『先ずは 1,000台のピアノを叩かなきゃ、社会人とは言えない!』 と 先生方に言われたものです。  1,000台の様々な環境下のピアノを調律した頃に やっと気がつく 新たな課題が、沢山見えてきた時の事を想い出しました。   怖さや 面白さや 疲れや 励みや 喜びなど 数多くのものも感じ始めたときでした。
そして 『全く… 親の顔が見てみたいよ!!』 『親の背中を見て育っていますから!』と 小学校などで 臭いものに蓋をして 『昔からそうだったから』と言い訳をする 大人たちに対して 怒ったり 意見する時に言っていた 我が子たちの姿も ふと想い出しました。