50歳の《イースタイン》の搬入完了

今回も 又 この前後の数日分が、回想録となってしまっています〜
前の日に ピアノの搬入時間の打ち合わせがなされてあったので その時間までを ご近所の世界遺産に指定されている 《 仁和寺 》 へと 散策に出掛けました。   朝から暑くなったのですが、 比較的に修学旅行生の少ない境内で ゆっくりと 昔の人たちの過ごしていた時代背景を思いながら だからこそ生まれた 古の業 を眺めたり 考えたり 思いに浸りました。
すると 今回も素晴らしい出逢いに恵まれました!!   そのお話は 明日以降に書きます。
そろそろピアノの到着時間も近付いてきたので お客様のお宅へと戻ったのですが、 運送屋さんが 来ない・・・。   

暫く待っていましたが、やっと着たのは 電話。  2つのルート選択が出来るものの どちらも交通事故から車両火災へと至ってしまって 通行止めを喰らってしまい 『 高速道路を下りたくても 下りられません!! 』と。   どうもこの所のピアノ移動の際には 通行止めに遭うのです。   先日も グランドピアノを搬入して それと入替えに 今回のピアノを出す予定日に 夜中2時過ぎに起きた 大型車の単独事故の影響が、延々と朝の10時近くまで 通行止めを引き起こしてしまって 運送屋さんの予定していた搬入順番を入替えての搬出となった経緯がありました。
やっと到着して ホッとしたのも束の間で 暑い暑い時間帯に 搬入作業です。   一般的な 有名ブランドのピアノ達よりも 30〜50kg近く重たい 《 イースタイン 》 は 安全に作業が出来る様な搬入口も 方向変換も遣り易いスペースを確保出来たものの 僅かに高い履き出し口の段差を持ち上げるのに 一苦労です。   私のピアノも 《 イースタイン 》 なのですが、 この家に住む前の借家が古い家だったので 玄関からの床上までの高さに苦労させてしまいましたし  その後の搬出時には ピアノの半分近くの重量が 運送屋さんの片足に掛かった瞬間に 畳の下の床板を割りました。

この《 イースタイン 》 を搬出する際には もっと段差が多くて もっと足場の悪い所だったのですが それと入替える為に持ってきてもらった楽器が、 小さなグランドピアノでした。  
場合によっては アップライトピアノよりも グランドピアノの方が搬入が楽なのですが、 何分 松の仲間のスプルースなどよりも 比重の重たく硬い 桜 を使っていた時代のグランドピアノなので これが又 非常に重たくて。  しかも通行止めの為に 予定入れ替え等をして やっと搬入の段取りをつけた所に 大雨・・・。    布団で 厳重に包んでの作業でしたが、 台車が使えない緩い砂利の通路を足を取られながら 3〜5m進んでは 休まなくては成らないほどの苦労がありました。   結果として 《 イースタイン 》 の搬出作業の方が 比較的に楽な作業となりました。
そんな運送屋さん達のご苦労の上で やっと終の棲家へと治まった 《 イースタイン 》 です。


色々とハプニングあって 予定以上に搬入完了が遅くなって仕舞いましたが、 無事に治まってホッとしました。   長い間 トラックに乗せられていたので ピアノの中まで しっかりと外気温並みに温まったいたので 冷めるまでの間に ランチへと出掛けました。
江ノ島の海沿いを走る 江ノ電 と そっくりな 嵐電 に乗りました。  1両だけの バスの様な可愛らしい電車です。   都内を走る 都電 と同じくらいに 地元の人や 観光客のリーズナブルな足となっています。   ボディーのカラーリングも 車両毎に違っていて 走る姿も可愛らしいのです。 

この日のこの時間の 嵐電 には 外国の方々が、沢山乗車されていました。  京都の世界遺産を巡られているご様子で グループだったり ご夫婦だったり 僅かに聞える会話も 様々な国の言葉でした。
仁和寺で出逢えた方も 元・外国の方でしたが、とてもユニークなので お楽しみに〜♪