今年も有り難うございました

ご無沙汰を致しておりました。  ブログの更新が、随分と遅くなってしまい 多くの皆さまからのご心配を頂きました。   お陰様で 家族共々に各自が忙しく過ごしておりまして やっとパソコンの前に座れました。 (年賀状印刷は届いていますが、宛名書きは年明けとなります・・・)
今年は 多くの皆さまが、何かと変化のある年だったことと思います。  我が家も 子供達の成長と共に変化ありましたが、 3月11日を境に 何かとこれまでとは違った年となりました。  哀しい出来事も多かったのですが、その分に 嬉しく思う出来事も 多い年でした。  そして これまでに考える事の少なかったような内容に対して 様々な思考や 意見交換も多かった年でもあったと思います。  確か・・・ 日本海側でも 深海魚の《 リュウグウノツカイ 》の目撃捕獲情報が多かったことを記憶していますが、 人間の昔ながらの知識や 自然現象は 脈々と呼吸し続けている事も感じました。
島国の日本人が、日本人を客観視する好いチャンスとなったと感じています。  島国の人種の急激なグローバル化に伴った弊害を感じられた方々とも多くお話をするチャンスがあったように思います。
一期一会も多かったのですが、意外なる不思議な出逢いにも 多く恵まれた年でもありました。

様々な「 いつもとは違ったこと 」が多かった中で 不安定なお天気が続いて 季節感の無いままに 体感する寒暖が、月日の流れの勘違いを起させたままに 12月のカレンダーが捲られました。   自分自身も 天候の不安定な事から悲鳴を上げているピアノ達の修理に追われつつ 「 自分達にできること 」をゆっくりと企画運営して行われるイベントも 大変多かったのですが、 特にクリスマスに近付くにつれて 嬉しい悲鳴の忙しさが加速しました。  眠っていたピアノを使っての 多めに頂いての 又、限られた中での作業を進めながら優先順位を変えつつ 弾き易くて、好く響いてくれるピアノヘと姿を変えていく調律が多かったです。   なかなか大変な作業が少なくは無かったものの 仕上りが想像以上に纏まっていてくれると 疲れも感じないものですね。
但し、その様に走り回っていると 郵便局や銀行などの窓口へ行く時間が無くて 所要がこなせないので OFF日を作って 結局、日頃はなかなか立ち寄れ無い場所へと走り回りました。
早々に 友人や 姪っ子や従姉妹達からのクリスマスプレゼントや 長年の文通友人が『45歳でお祖母ちゃんになりました。Yもちゃんと母親になったんですよ!』と手紙が届いて 「お返しやお祝いを贈りたいな!」と思って いつもお世話になっている ジャム工房《とりはた》http://torihata.co.jp/ へ行きました。  すると入口のドアに 私がプロフィールにも書いている『欲しい物』の【 ヤドリギ 】が飾られてありました。   夏の内に採取し易そうな場所にあるヤドリギに目をつけておいたものを 樹木の持ち主の地主さんにお願いをして 採らせて貰うそうです。   貴重なヤドリギですが、紅白の実をつけたそれぞれの種類を数本、可愛いリボンで束ねて 『クリスマスプレゼントね!』と 頂いてしまいました。   ヤドリギは、その生命力の旺盛さから 命の象徴として大切にされているお国柄もあるので とても嬉しいプレゼントを頂きました!!

その次の日から ずっと走り回り日々となりました。  特に 週末にクリスマスを控えた週は、 様々なイベントが多くて その準備を進める皆さんの横での調律の作業は 修理作業に苦労をする事があっても お客様をお迎えする為の準備が整っていく様子は 楽しいものです。
フラワーアレンジもなさっていらっしゃるレストランのオーナー夫人が、『クリスマスの飾りつけの 残りの片付けがてらに 形にしちゃって片付けるから〜』と 花材を形にしていって 更に作品として作られたものを 『音楽を仕事にされている方だから プレゼントしますね〜♪ 』と 下さった作品です。

数年と経たない内に 進学の為に家を出るであろう娘は お菓子作りが得意なものの 料理は苦手意識が強くて 下宿の修行を兼ねて 帰宅が遅くなる私の変わりに 父親のことは心配と見えて晩ご飯を作ってくれることが増えています。  少しずつ家事の役割が、分散したり 減ってきています。
この辺りは、特に高地寒冷地であって 理論的な理想の状態とは大きく掛け離れたピアノ達も多く待っていてくれます。  呼んで下さる所ならば、何処にでも出来るだけ伺わせて頂いていますが、 関東平野で学んだ事を生かしながら 現在の日常を含めて 様々な現場で 「(臨機応変に)出来るだけのベストをどの様に尽くせるか!?」の 気転次第で ピアノの存在価値が大きく変わることもありますから 今年はその様な事からも 多くの経験が踏めた年でもありました。   子供達と共に過ごす日々は 【 育児 】と言いますが、【 育自 】のチャンスも多く恵まれている時です。  技術においても同様で 様々な状態のピアノと言う【楽器を育て】ながら 固定観念を崩しつつ【人との関わり】を近づけていく事も 技術者の役目と思っています。

今年も 私のブログにお立ち寄り下さった皆さま、有り難うございました。  寒さが厳しくなる頃です。  風などひかないように 好いお年をお迎え下さいませ。