工具 作りました〜♪


実にお久しぶりの更新です。 皆様、如何お過ごしでしょうか?  ネタは沢山あるのですが、写真を撮りそびれて仕舞うことが多いこの頃でした。  記録としての写真も大いに必要なのですが、肉眼に焼き付けることも大切なので つい、見入ってしまうことが多かったり。 ですが、1眼レフで レスリングの試合などの動きを追いながら ファインダーを覗いていると 望遠の効果もあって 違った意味で肉眼に焼き付けられつつ 写真として残せるものです。

「山の天気は変わりやすい」とは よく言いますが、 我が家の在る標高840m程の場所でも 一雨毎に草木の葉が茂り始めました。 漸く田圃でもお田植えが始まり 今度は稲の成長と共に 風景が変わり始める時です。  今週末には 標高はもう少し低い所でですが、地酒の酒造メーカー主催の お田植えイベントがあるそうで 小中学校の同級生が、1歳児を連れて 仲良しのご家族と一緒に参加そるそうです。 久し振りに会う約束をしました。  彼と会うのは、15年振り位になりますから 色々な意味で楽しみです!  しかしながら 当時は、とても仲良しだった訳でもない幼馴染たちと 連絡が途絶えないで今まで来ているというのも 面白いものです。  波長が合うのか? 適度に自分のプロセスを大切にしてきているのか? よく分かりませんが、 東京を離れて生活をしてからは、特に 「東京も故郷なんだな〜!」と思います。  このところ 我が子たちの手が離れ始めた事もあって 調律師協会の行事や 仕事で 東京や神奈川・埼玉などへ行くことが、多いのですが、「明日、○○○へ行くよ〜」と 何と無く近くに住む友人にメールなど送信すると 「会う時間ある?」と返信をくれます。  20年30年と 色々な時と通過してい間に至っていますが、様々な事を含めて 「会おうよ!」と言って貰えることは嬉しい事です。

道端では、野生のツツジも咲き始めました。  今日は、毎年恒例の行事日で 昨日の雨のままのお天気だったら ちょっと困ったのですが、 朝から爽やかな晴れ晴れとしたお天気となりました。  でも この夏も雨が多そうですよ…。 蟻んこ達が、せっせと巣作りをしている場所が、高い場所や 非常に水はけの用場所を選んでいます。  我が家の鉢植えの土も 既に巣にされ始めていて 梅雨が長引くのか…? 台風が多いのか…? どちらにしても ピアノには影響が出る事もあるでしょうから 1台1台が置かれている環境に合わせての対応策を お客様にお伝えすることが多くなることでしょう。

さて 「何の行事か?」 と言いますと 狂犬病の予防接種 です。  外犬・ALEX (ラブラドール♀ 6月6日で11歳)と 末っ子内犬(自称ニャンコ)・NOЁL (ジャックラッセルテリア♀ 11月27日に4歳になりました)を連れて 巡回車が回ってくる近くの公民館へと向かいました。 毎年の事なので 「注射に行くよ!」と声を掛けると 勝手に公民館へと向かうのですが、近くに行くと「何と無く… 嫌な想い出が…?」と過ぎるのか!? 一旦、足を止める2頭です。
とっても嫌な記憶を持ったまま 引き摺られて来るワンコも居ますが、今年の担当の獣医さん達は手慣れたもので ムンズとお尻の皮を掴むと プスッ!と終わらせました。  それまで大騒ぎをしていたことが、「一体なんだったのだろうか?」とキョロキョロと辺りを見回すワンコもいるのですが、 比較的に扱いやすいので 一番最初に終わらせてしまう ALEX と NOЁL の 仲間を眺める様子も面白いものです。  

我が子たちもそうでしたが、ALEX も NOЁL も 事情を説明しておくと 言葉で理解してくれるので助かります。 それを息子と娘に言うと『一緒にするな!』と叱られますが、日頃から 言葉と表情などでコミュニケーションをとっていると 良く解からないような場合でも「お母さんが大丈夫って言うから 大丈夫なんだろうな?」と ワンコもニャンコも思ってくれるようです。
息子が未だ2歳にならないうちに 娘の出産となりましたが、夜中に陣痛が来て 病院へ送って貰った時に『 今からお母さんは、赤ちゃんを産んでくるから 1週間経ったら 赤ちゃんと一緒に お家へ帰るからね。』と 息子に話をすると 『 うん、わかった。 お父さん、かえろう。』と言いながら 父親の手を引いて 『 ばいば〜い! 』と帰って行きました。  その姿を見ていた 助産師さんや ナースの皆さんは 『 あれ、帰っちゃうよ!? 泣かないで 帰っちゃうの? 』と驚いていましたが、 日頃から 赤ちゃんを産む時には お泊りに行くから〜 と話していたことを伝えると また驚かれました。
娘は 何かと生傷の絶えないワンパク振りで やはり2歳になる前に 『 危ないから止めなさい!』 と繰り返し言われていた矢先に 瞼のまつ毛の生え際を切って仕舞いました。  眼球を傷めたか!?と思ったのですが、幸いにも 傷が深いもの眼球へは異常が無さそうだったので 直ぐに急患扱いで 大学病院へ連れて行ったのですが、道中 『自分がお馬鹿さんだったことが分るよね? 今から 先生がとっても痛い事をするけれど それは治す為に頑張ってくれているんだから 沢山泣いても良いけれど 絶対に動いちゃ駄目だからね!!』と話をしたので Ope. が終わって 診察室へも抱かれたまま入って行ったので 『怖がるから 外で待たせていても良いんですよ!』と声を掛けて頂きましたが、眼帯をした娘は 既に眼球模型で遊び始めていて 『どうして平気なんですか?白衣観ても泣かないし Ope. 中も 大泣きはしましたが、全く頭を動かさなかったんです!』と訊ねられたので 『自分の不注意での怪我だった事も 病院へは治して貰うために行くことが分っているよね〜と話してありましたから。』とお話をすると 『小さくても ちゃんと理解出来るものなのですね!』と言われた娘は それから人体模型や フィラリア等のホルマリン漬けのコレクターとなりました…。


先日、 所属している ㈳日本ピアノ調律師協会関東支部の班で 調律・修理などの 実技御研修会が行われたので 東京の国立市へ行きました。  協会入会時に 学科・実技の入会審査を受けていますが、 現在は 厚生省などの指導により 国家検定制度がスタートして 移行期間中です。 伴って 入会審査は廃止されて 検定試験合格者は 入会資格を得られるようになりました。  検定試験は 1級から 3級まで レベル内容を変えて実施されています。  既に 2級の合格証を頂いていますが、未だ移行中なので 名刺に書くのはもう少し先です。
その様な変革の時でもあるので 既に入会審査の経験者でありながらも 1級・2級を受験する必要があるので 日頃の自分たちの実技の精度の確認や 同業者仲間が、どの様な作業手順を踏んでいたり どの様な工具を工夫して使っているか!? など 情報交換の場になります。
学生時代から 師匠たちに 『工具屋が売っている工具は、自分で使い易く加工してから使いなさい』とか、『 道具は使い様で 自分で工夫して 作るんだよ』と 教えられてきているので 本来の用途とは全く違うものを利用して 使う事もあります。  その話を工具屋さんにすると とても嫌がられますが、専門の工具は どれも結構なお値段で 使い易さに当たり外れがあるので 外れだった場合には、代用品を見つけると 工具の改良を序の時に提案します。
この工具も 形はちょっと違うのですが、専門の工具として売っています。  頻繁には必要ではないので 買わずに 何とかやってきていたものです。  「上手い事、作れないかな?」と 思考はめぐらせていたのですが、丁度 その研修会の時に 講師でいらした先生が、『 これ、何だか解かる? 』と 見せて下さったものを 早速 真似をして作ったものです。  

使い方はこんな風で アップライトピアノの 《屋根》 と呼ばれる 上の蓋が 1枚で作られている場合には、屋根を開けた時に 向こう側の壁や、 壁や柱などに当たった事で屋根の外装を傷付けてて仕舞ったり、 調律の作業中に バタン!と閉まってしまう恐れがあるので、 シンプルながらに 確実に固定できる優れものです。
材料費は 全て ¥100均ショップで購入したものを加工しました。  試しに 4個ほど作ったのですが、もう少し作れるだけの材料が残っています。  そんなに作っても 1個有れば済むものですから 同業者の誰かにあげようと思って居ます。  また工具屋さんのSさんに怒られそうですね。

庭のサラサドウダンツツジが咲きました。  栗の花の香りに似ています。 間も無く 夏がやってきます!