物を作る♪ 音を作る♪

梅雨の季節となって 雨が降り続くのかな… と ちょっと憂鬱になりましたが、どうでしょう!? この既に開けて仕舞ったかのような良いお天気の日々。
皆さま、如何お過ごしでしょうか?

雪の多い冬が、やっと終わった…と思う暖かな春がやって来たと思ったらば、急激に冷え込み始めて 4月の末でも雪に見舞われる様な不安定な天候の中で 今年は、楽しみにしていたカリンの仲間のマルメロの花を楽しむことが出来ました。

昨年の春に FM-Fujiのリスナープレゼントで Adidas硬式テニスラケットを頂いてから始めたテニスも 月に1回でも 1年間通うことが出来て 体調管理も遣り易くなりましたし 人生の大先輩方ではありますが、「バラが咲いたから 家の庭へお茶に来ない?」と誘って下さる程までに親しくなれて 「有難いな!」と思うこの頃です。 しかしながら実に見事なお庭でした!! 色々な場所のお宅へ伺う仕事をしている私ですが、とても居心地の良いお庭に仕立てられてあって 驚きました。
 
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日頃は、なかなか会う事も無い同業者の先輩方と相談をして 山梨県内での新年会を楽しみましたが、その際に やはり同業者の大先輩ながらに 工業系の技術や知識が豊富な方が作られている《HIBIKI工房》と言うブランドの専門工具を作られている方に納品を兼ねて 足を運んで頂いた事が切っ掛けで 再び、山梨県内のみならず長野県や中部関西方面からも参加して下さった方々と 工具談義をすることが出来ました。
その会を開く際に 届けて頂いたチューニングハンマーです。 材質は、サンプル品としてストックされていた『ワイルド・オリーブ』で作って頂きました。  既に 様々な材質で作られたチューニングハンマーを持っている方々の物と これまで同業者の中で一般的に普及しているチューニングハンマー等とも 使ってみての比較が出来て とても大きな収穫を得る事が出来た集まりでしたが、何よりも このチューニングハンマーと出逢えた事が、調律師としての仕事を続けて行く上での 大きなステップアップへとなったと感じるこの頃です。
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年に数回しか使わないものも含めて 様々な工具が、工具鞄として持ち歩く RIMOWAアタッシュケースの中だけには納まら無い程にありますが、持ち歩くからこそ愛着が湧く工具達です。 
そんな工具の一つに カッターナイフがありますが、今どきは充分に使える物が¥100均一でも売られていますが、日頃からお世話になっている方のお店情報を Facebookを通じて知って オルファをベースにして木製の柄にカスタマイズされている ナイフ作家の方の作品を扱われていました。 とても気になって 見せて頂いたのですが、やはり気に入りました。 「高い!」と感じる方もいらっしゃるとは思いますが、物好きからすれば「リーズナブルじゃないかな?」と思える価格設定で ローズウッドや紫檀などと並んでいた《紅木》の木目と 持った感触が気に入って 買ってきました。 僅かに気になるか所は、ペーパーなどを軽く掛ければ、更に早く手に馴染んで来ます。 使い込んでいく間に変化する色合いや形を楽しむことも出来る身近な存在です。


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木工工具の豊富なオルガネッタ工房へ「木端を下さいな!」と伺ったものの 私は欲しがる木片は、「それ、木端って言わないよ… ゴミだよ…」と言われる様な《薄木》が多かったので驚かれたのですが、市販されて居る鞄の中に入れてある部品などとして使うものを見て貰うと「なるほど…」と。 ゴミとして出るようなものを 敢えて作って売られているという事に驚かれました。
序に〜と 家を建てる際に 2階のトイレスペースに 60cm水槽を置けるだけの丈夫な無垢の板を使って貰って 洗面用ボールをその台に嵌め込む為に刳り抜いて 楕円形のそこそこのサイズの木端が出て 折角なので利用して 自分の看板を作ろうと思いました。 デザインを考えて 彫刻刀で彫り始めて 大体には仕上がっていたのですが、刳り抜いた時のままの状態だったので 「目測でのアバウトながらの緻密な感覚で〜」とお願いをして 外周を一皮削って貰いました。 「調律師協会会員」の他に「ピアノ調律技能士」の文字を書き込んで 色を付けて ニスを塗って やっと玄関先に出すことが出来ました。 家の一部の木端となったものが、看板になり 生き返りました。


看板の縁を加工して頂いた序に 長年愛用している薄刃の柄を HIBIKI工房さんから頂いて仕舞った(単に勝手に「ありがとう!」と言った様な訳でして…)硬い材質のキングウッドで 作りかけたのですが、実に固くて 大着な作り方では作れない…という事で これもお願いをして 綺麗に作って頂きました。 更には、私が付けて仕舞った癖のある刃を綺麗に砥いで 柄に合わせて整えて下さいました。 ボール紙にガムテープを巻き付けて補強をして使っていた《鞘》も 革で作り変えました。 鉄ノコの刃を加工して作ってある刃物も これまでと変わらずに 一緒に収納できます。
   

薄刃の柄の接着材が乾くまでの間に 「適当な木端が有ったら こんな形の工具を作ろうと思うのだけれど」と 木端を探し始めたらば、楽器を作る為のブナ材を選んで下さって 「ピアノの事は判らないから サイズを言って。」と言って頂き そのブナ材から取れそうなサイズを 実験的に2パターンの長さ違いの物を伝えると 目の前で刻んで下さいました。 ちょっと使い難いながらも 随分と前に工具屋さんで買った物を見本にして貰ったのですが、それに付けられているカーブも 「付けるよ」と 丸鋸の刃の角度を微調整しながら 似たように付けてくれました。 
元々使っていた物と 亡くなられた恩師が使っていたものと 今回作って貰った2つのサイズの工具を並べてみると こんな感じになりました。  先ず試してみたグランドピアノのサイズが小さなものなので 色々なブランドの 色々なサイズのピアノで試しながら 使い易く調整をして 必要に応じて 使い分けられる贅沢な環境が整いました。 
その他にも実験的に使ってみたいと思って居た工具を 糸鋸等で加工をして貰って 作って貰いました。
日々、それらの工具を試しているのですが、仕事をするたびに 新しい発見が増えているので 新たに試してみたい事も思い浮かびますし とても楽しいものです。
工具製作のご協力を快く引き受けて下さったことに 深く感謝しています。

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今日は、春から大学生になった娘が、大学でフルートを吹き始めて はじめの定期演奏会ですが、行くことが出来ません。 それ以前に 忘れている様子で 開場・開演時間を知らせてきていないのです…。 未だ メロディーを吹くほどまでに音を出すことが出来る訳では無い筈ですが、和音の箇所だけ 単音を吹くそうです。 入学したばかりですが、新しい事を始めてくれて 持ち歩ける楽器を選んでくれたことは、嬉しい事です。 紺色のスーツしか持っていなかったのですが、先輩から黒いスーツを借りて 靴はそれに合わせて買ったり 人前に出る演奏者としての準備もしてきたようです。 目立つことをするとイジメを仕掛けてくる人たちから 幼い頃に嫌な思いをさせられてきた経験もあって 人前に出ない裏方を楽しんできた娘ですが、今頃 夕方からのチャペルでの定期演奏会デビューに向けて ドキドキしているのかな? 多分していないと思います。 レスリングの全国大会のマットに 1人で上がることを思えば、仲間が一緒に並ぶことは、楽しい事だと思います。 来年は、聴きに行ってあげられるようにします。

そして明日は、世界大会出場を掛けた《大学ロボコン全国大会》http://www.official-robocon.com/jp/abu/abu2013/index.htmlです。 昨年は エントリーの為のビデオ制作を独りで担当したり 会場の観覧席から各チームのロボットたちの動きのデータを収集していた息子ですが、フィールドで上級生たちが頑張ったものの 惜しくも決勝戦で敗退…。 
今年は、後輩指導をして作られた書類とビデオ選考で選ばれて 昨年同様にシード権を取った息子たちのチームですが、更にはエンジニアとして バックヤードに入れる3名に選んで頂いたそうです。 「レスリングで アメリカ遠征チームに入れたから 今度はロボコンで世界を目指す!」と 新たな目標を持って大学へ進みましたが、その念願が叶って 自ら参戦できることに 本人も驚いていました。  今頃は、昨夜の内に先発隊として 新幹線を乗り継いで移動した代々木の会場で 必死になって 試験走行をさせながら 明日の本番に備えての調整作業をしている事と思います。 
観覧チケットの獲得倍率が、昨年は 10倍ほどでしたが、今年は20倍以上となっていましたが、頑張りました。 お世話になっているアパートの大家さんと一緒に チームの応援に行きます。 余った分は、沢山入部してくれた1年生の観覧席が確保できて無かったそうなので そちらへ送りました。  7月海の日の放送も楽しみです。