《ドナルドダック》の声は〜!?

mukku38682010-11-21

このエンブレムの主のピアノは、いつも出逢うピアノ達同様に 様々な所で 活躍をして来たピアノです。  数年前に 東京から 現在の場所に 安住の地として おさまりました。  初めて出逢った所は、静かな公園のお隣に建つ 素敵なお宅に置かれていて ハンドベルや コーラスの伴奏を務めていました。  定期的に調律師が、メンテナンスをしていたそうですが 『 もう古いから 使えない! 』と 持ち主に伝えたそうです。  私も 『 残念ですが… 』と ピアノのコンディションを 泣く泣くお伝えする事は ありますが、 その方は ショックが大きくて お友達を介して 『 ご実家からだと 庭の様な距離だから 一度いらして下さい。 』と 依頼があり ピアノに会いに行きました。
確かに古いピアノですが、皆さんと一緒に ハンドベルの練習をするのには 未だ使えるピアノでした。   勿論、古い物なのは 確かなので あちらこちらの簡単な修理などは 必要ですが、お喋りをしながら 『 長年 気になっている…』と仰られていた ペダルの雑音などを止めると 持ち主の方は 『 皆さんの所に居る事も幸せかもしれないけれど 余生を一緒に過したいの! 』と ご自宅へ移動しました。    そこでは、多少の環境の変化が伴って ちょっと暴れましたが、 何度か 伺う内に ちゃんとバランスを保つようになりました。


お子さん方が、弾かれていた姿も 懐かしく想い出されたり  亡くなられた ご主人様との想い出も ピアノと共に戻って来られたと言う 素敵なお話を伺うこと事が出来ました。    バランスも整ってきた頃でしたが、事情があって 高齢者ホームへ引越しをなさる事になり そこには 既に素敵なピアノが置かれているので 『 何方か、可愛がって下さる方にお譲りしたいのですが… 』と お話がありました。
丁度 その頃 東京から引越しをされて来られた娘のお友達のお婆様が、『 家の目の前に ピアノのお教室が在るから 行ってみたいのだけど〜 』と 言われるので 「 可なり古いですが、ユニークな楽器です。如何ですか? 」とお伝えすると 『 ピカピカのピアノじゃなくて 古い感じのピアノが欲しいのよ〜! 』との事。 早速、東京から山梨に越して来て 又 ビックリしているピアノでした。
前の調律師に言われていたそうで 鍵盤が 象牙だと思われていましたが、セルロイド製の様だと 移動の際に 双方の方々に お伝えすると 『 そんな安物が、鍵盤に使われていたの!? 』 と 驚かれましたが、 同世代のお2人に セルロイドが、出た当時の事を 想い出して頂くと 『 画期的だったわ! 』と 改めてピアノを眺める目線が、微笑ましく感じました。 

今日のお題の《 ドナルド・ダック 》の声〜♪  彼の声も 独特で オールドなムードが漂っています。実は、ダック界では レディー 達の 鳴き声 なのです。  
我が家の住人 《 合鴨 》は アヒルと マガモから生まれる メンデルの法則的には 《 F1 》です。  水を泳ぎながら 卵を産んでしまう 繁殖能力が低いものと 思われていましたが、我が家では タライが池なので 卵は 土の上に産んでいて 転がって窪みに溜まってしまうと 暖め始めて Jr.達が、誕生しました!!  レディーが増えると そのパワーある声は黒ラブの ALEX以上で 駐在さんに 『 頼もしい 番犬がたくさん居るね〜! 』と 笑われました。


体調不良ながら 庭に出てみると 日向ぼっこをする我が家の住人の 《 合鴨 》達の小屋の横では 彼らの日々の生産物のお陰で 未だに元気に ノコンギク が、咲いています。  昨年 出逢った方が、初対面ながら ご自分が書かれた歌と 添えられたノコンギクの絵の色紙を下さいました。   そのお話は また後日。