成田へ向かうはずが、佐倉市へ リードオルガンを求めて 【 佐倉市立美術館 】

冷え込んでいます。
16年前の今日、 阪神大震災で 沢山の方々が 尊い命を 亡くされました。   その頃 お腹の中には 娘がいました。  息子を 保育園へ送る 車の中でいつも聴いていた FM ラジオの DJ ジョン・カビラさんが 『 大阪の情況が判り次第 お伝えいたします! 』 と 尋常ではない様子で 繰返されていた事を 覚えています。   いつもならば 時計代わりに NHK ニュースを見てから 出掛けるのですが、 その日に限って 息子を送り届けてから テレビを観た時の衝撃は 何処の映像なのか!? 判断出来ないものでした。      当時 1歳半だった 息子は 『 お父さんのお誕生日は 震災のあった日 』と 一緒に ニュースを見ながら 覚えました。    息子は この春に 『 搭乗も出来て 遠隔操作も出来る 災害救助ロボを 作るんだ! 』 という 夢と共に 大学へ進みます。   
被害にて 亡くなられた方々の ご冥福を お祈りいたします。  そして ご家族の皆さんはじめ 被害に遭われた方々の事を 想っています。   


昨日に引続き 千葉県佐倉市散策です。

いつもの事ながら 車を走らせていると 「撮りたい!!」 と 思う 街並です。   時間があれば 立寄って お茶をしたかった お店です。

パソコンで 検索して プリントアウトした 簡略地図を片手に 相変わらずの カーナビ嫌いな私は 昔の記憶と 昨年秋の 国体の時の記憶を手繰り寄せながら 【 順天堂記念館 】の職員の方が 調べて 教えて下さった 【 佐倉市立美術館 】 http://www.city.sakura.lg.jp/museum/  へと 向かいました。      大正時代に 銀行として建てられた モダンなレンガ造りのエントランスホールを持つ 美術館です。

順天堂記念館の方は 『 リードオルガンではないのですが、 古いピアノが有るので 是非、 立ち寄られてみて下さい! 』 と 教えて下さったのですが、 一体 どの様な古いピアノなのか!? 全く判らないままに お邪魔を致しました。

カバーが、 きちんと 掛けられてあったので その姿を見ることは出来ませんでしたが、 突然 お伺いをしたのにも拘らず 担当の方が 丁寧に 対応して下さいました。
日本では 知名度は 決して高い ブランドとは 言えませんが、 その 魅力的な 音色や 小さくても パワーの有る 楽器を 好まれる方々からは 根強い 人気の 【 Zimmermann 】(ツィンメルマン)と言う  ドイツの ライプツィヒで 作られた Model 170 が、 美術館1階ロビーに 置かれてありました。

昭和 2年に 当時の有志23人が、 佐倉尋常高等小学校 講堂の 落成を記念して 寄贈した ピアノだそうです。   昭和 40年以降には 廊下の隅で ちょっと忘れられて仕舞った存在になっていたところを 平成元年に 佐倉市民音楽ホールが、引き取って  我々調律師からは 『 ハピコ 』 と 愛称で呼ばれていた 当時の 日本ベーゼンドルファーにて 修理をされたそうです。   平成18年までは ホールで使用されて 平成19年に 現在の 美術館のロビーへと移されて 月に1回の 《 ミュージアム・コンサート 》 にて その音色を 響かせているそうです。  出来れば 弾いてみたかったのですが、 ご無理を言うもの失礼ですし  時間的にも 先を急ぐので 『 ホールに 問い合わせましょうか!? 』 と 仰って下さったのですが、 『 知人の 学芸員から 資料館に有る、と 聞いていますので 博物館のほうへ 伺ってみます。  有難う御座います。 』 と お伝えすると〜  

丁度 伺った翌日が、 今月の コンサートの日で 『 あ… 残念… 』 と プログラムを頂いてきました。  その音色は 佐倉市民の 先輩に 先ずは 聴いて頂く事にしましょう〜♪
さて これで 捜し求めている 《 Yamaba リードオルガン 》 が 置かれているであろう場所は 絞れてきました!!   但し 個人所有ならば 保管庫の中に有る可能性も高く  しかしながら 目と鼻の先の場所に有るであろうことが分かったのですから  いつもの様に 『 駄目で元々!! 』 と 先輩との約束の時間も 気になりつつ 車に乗り込んで いざ!! と思いつつ 時間がぁ… 。   後悔はしたくなかったので 先輩にはちょっと待って頂く覚悟で 次なる場所へと 向かいました。
この続きは また明日〜♪