『ピアノに 針を打ってくれるんですよ〜!!』と いつも有り難う御座います m(_ _)m


先日の LIVE の時に 打ち上げ中華定食を 食べながら 『 ピアノに 《 針 》 を打って下さる 調律師の〜 』 と 皆さんに ご紹介下さった事で インターナショナルに ドキュメンタリー映像の お仕事をなさっている方と 話が弾みました! その時に 昔は関東平野の殆どの地域を移動して アメリカ・ロシア・チェコスロバキア・旧東西ドイツ・ヨーロッパ諸国・アジア地域、そして 様々な国産ブランドの 仕事をしていた時の事も お話をして   此方の 《 高地寒冷地 》 での ピアノの変化の話に至ると  興味を持って下さいました。   此方で 生活を始める前に 20年程の往復生活があったものの 実際に住んでみて 身体が覚えた 《 経験値 》のお話をすると  アメリカで見た ドキュメンタリー・フィルムの お話をして下さいました。    関東平野とは違った 高地寒冷地では  気圧も 温湿度の 変化も 全く違うの話題になると  その ドキュメンターリーを見た時に  『 デリケートな 《 弦楽器・ピアノ 》に対する 見方が変わっったんです! 』 と お話下さいました。  切り出した樹木1本1本に シリアルNo. をつけて 1台1台の 《 楽器 》を作っている NY スタインウェイ の作業を見ていたらば 『 1台 1台の ピアノの個性を生かせる 調律師の存在について 考えさせられました。 』 とのお話を 伺うことが出来て 嬉しくて 楽しい時間を過させて頂きました。

この工具が 《 ピッカー 》と呼ばれる 針刺しの工具です。   色々と使ってみて これを一番 使っています。   4本の針が セットできますが、 私は ドイツ針を 3本セットして 使います。   国産の針も 試しましたが、 製造段階のコンセプトの違いによる 手応えが 全く違います。 

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ちょっと ユニークなハンマーだったので 記録として撮って置いたものですが、 アップライトの ハンマーと 弦の状態です。

グランドピアノの 弦と ハンマーの 位置関係です。

グランドピアノの アクションですが、 これらの ハンマーが、全て同じ様に使用される訳ではありませんし 毎回の 演奏時に 日頃は使われ難い 《 音域 》等も在りますし 音域によっての ハンマーヘッドのサイズの違いによっての ピアノ1台の中での アンバランスが生じています

基本的には 88音分の ハンマーが 個々に 並んでは いますが、 元々は 全て繋がっていて 1台分を整形し終わってから 金太郎飴の様に 1音ずつに 切断されるので  ハンマーは 1台1セットです。   その時点で 1台毎の 音の違いが 始まるのです。   そして ピアノを作る上で 鋳造も 環境によって 微妙に違いの生じる部品ですし  更には 樹木を材木として 切り出して 刻まれて 乾燥させられて 《 木取り 》と呼ばれる 木目の状態などを読み取って 『 どの板を どの場所に使うのか!? 』を 決める 木工職人の腕によって 音は変わります。
《 楽器 》 となった ピアノ を《 保守管理 》していく 我々・調律師は ピアノの 置かれている 環境や 使用内容などによって そのピアノが、最も 素敵に響けるように整える事が、 仕事です。  しかしながら 残念な事に その様な ピアノの 美しい響きを求めるよりも 均一に整えて 全て同じ様な 機械的なセッティングを求められる場合もありますが、 その様なコンディションを求めるのであれば 電化製品の 電子楽器を使うことをお勧めします。
自分自身が 小さいながらの手で 弾く事もして来た経験が、 レコーディングや LIVE のみならず 一般家庭の お客様の 弾く側 となって また 聴衆となって ピアノと向かい合って 思考している事を 作業しながら 気付く事が多々在ります。

学生時代に 恩師の一人から創って頂いた キーホルダーですが、 未だに 元気に 活躍しています。   フェルトと 木で出来た 《 ハンマーヘッド 》ですが、 この様に 大変丈夫なものです。
ピアノや 音楽や 調律師の話の 本のご紹介を 出来るだけ沢山出来たら良いな! と思っていますが、 話題的に脱線が多くて…f^^;

今日は ちょっと違った趣向で コミックスのご紹介です。   細かな箇所は 本業からすると ちょっと違うのですが、 漫画で 調律師を取り上げて下さった 作者に 感謝です〜♪
 

名探偵コナン (7) (少年サンデーコミックス)

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