ピアノの引越し、事情は様々。
庭のリンゴの蕾が、 色付き始めました! 緑色の芽の内側から ムクムクと湧き出すように 顔を出すので 毎日眺めることが、 楽しみです。
ジューンベリーの花も咲き始めました。 庭のコヒガンサクラが散らない内に 咲き始めたので 庭が賑やかになりました。 ブルーメリーにそっくりな形の 真っ赤な実を沢山実らせます。 完熟したものは 洋酒のような香りを 口の中に広がらせてくれます。
山梨県内は 比較的に穏やかなお天気ながら 生ぬるい風が吹き込んで 標高1000m近くでも 20℃を超えました。 昼頃、 『 突風の為に 現在 運転を見合わせています 』 と言う JR 情報メールが入りました。 長野県境を超えた途端に 強風と言うよりも 嵐 のような 天気でした!! 標高1100mほどの御宅へ 伺ったのですが、 車のドアを開けられないほどの強風で 『 今朝から 凄いですね〜! 』 との事でした。 お子さんの頃から 音大生となってからも ずっと一緒だったピアノと共に 海の町から 山の町へと お嫁入りをしたそうです。 調律の間が この数年はあいていて 環境の変化なども 大きいので ピアノが 少々 暴れていましたが、 購入された頃からずっと 調律をして コンディションを整えられながら 弾き込まれているピアノなので 自分からバランスを取ってくれる 素直なピアノでした。 数年後には 親子で 連弾をする姿を見せて頂けることでしょう。
比較的早く作業が終了したので 曇り空でしたが、 帰路は 又 花見コースを辿りました。 息子の母校の中学校の桜も 満開となっていました!! 快晴ですと この並木の向こう側に 南アルプスの山々をバックにした 美しい写真が撮れるのですが、 今日は 此れで精一杯でした。
先日 この様な オブジェの様な ピアノの写真が届きました。 教会を意識してあると思われる 装飾です。 一見 リードオルガン付きの アップライトピアノなのかと思ったのですが、 良く良く見ると 2本のペダルがあったので 「 リードオルガン付ではないのかな〜!? 」と 疑いつつも 観察しました。
添付していただいたコメントによりますと 1975年にハンブルグで買われた物を 持ち帰られたそうです。 1850年頃に製作されたそうで ブラームスも弾いたかもしれないとの 逸品。 そのころの事を簡単に思い出してみると 山梨県立美術館所蔵 or ボストン美術館所蔵の《 種をまく人 》 を ミレーが描いた頃です。 音楽では ショパンが亡くなったり 伊澤修二が生まれたり リストや ブラームスの名曲が生まれた時代です。
1820年代〜1830年代には ピアノの 鋳造フレームや 交差弦や ピアノの弦のテンションが、 上がり始めて ベートーベンの ピアノ・ソナタが、 高度な構成になっていった時代です。 その頃に創立された 【 ラハール 】 と言う ブランドです。 比較的古い楽器が、 池袋の 自由学園内に有るそうです。
チューニングピンが、打ち込まれている ピン板です。 近々に このピアノと会います。 震災の影響もあって 諸事情から 「可愛がってくださる方の元へ」と 移動する場所を探されていたのですが、 写真を見るなり 添付資料を送信してくださった方と 同じ事を考えていたようで 会う前に 既に 新しい 住居を確保できた ラッキーなピアノです〜♪