安曇野の美術館 散策 2

昨日の続きです〜

大糸線を 見送ってから 線路脇に在る 【 碌山美術館 】 ヘと行きました。  信州・安曇野 の この美しい建物は 古くからの名所として 多くの方々が、 足を運ばれます。   
日本近代彫刻の先覚者となった 荻原守衛 氏 は ここ安曇野の出身です。   松本の 後の 開智学校(現在は資料館として 数々の明治からの教材などを展示)にて 英語教師の影響を受けてキリスト教を学んだ 地元の先輩の 相馬愛蔵 井口 喜源治 の影響を受けて キリスト教を学びました。  後に 横浜と東京のミッションスクールで学んだ 仙台藩士の娘 黒光 が、 嫁いで来た際に持ってきた 絵画集で 絵の世界を知り  後に 洗礼( 日本基督公会!?)を受けて 渡米・渡仏して 美術学校で学びます。  ロダン の 《 考える人 》 を観て感銘を受けて 彫刻家になることを決心します。  その後 高村光太郎 達との交流も深まり  更には ロダンに会いに行きます。
帰国後は 東京にて 《 中村屋 》 を創立した 相馬愛蔵 黒光 が、クリームパンの発明などで 事業が拡大されても尚 関わりは深く 支援などもしてもらうこともあったようで  このレンガ作りの 《 碌山館 》 は 中村屋にて  昭和33年に建てられた 教会風建築です〜 

避雷針の役目も果たしている ベルタワーの上の鳥は フェニックスです。  そして ベルには 中村屋の文字が鋳型で浮き出されています。   此方が、そのベルを鳴らす鎖ですが、 支えては 人の形をしています。
入口の アーチの上に輝く ランプ型の電燈です。   

ドアのノッカーには 啄木鳥が、  天使 が ドアを開こうとしているかのような デザインされたハンドルが、使われています。 

安曇野の地下水が、湧き出る 杜江の水 です。  可なりの水量が、 とうとう と 流れ出ています。  雨の中で 傘を差しながら 蔦に覆われた 教会様式の建物を眺めつつ 湧き出る水の音を聴くのも なかなか宜しいものでした〜♪ 

当時の物だと思いますが、 重厚な 鋳物の マグカップに [ ROKUZAN musenm 1958 ] と クワガタとタンポポが、 浮き出されていました。

重要文化財に指定されている 碌山 作 【 女 】をテーマに 没後100年記念 《 荻原守衛の絶作《女》の全貌 展 》が、秋まで開かれています。
館内には 十和田湖畔に佇む 高村光太郎 作《 裸婦像 》の 中型試作はじめ 見ごたえのある様々な縁有る作家たちの 立体や 絵画の作品が並んでいます。
そして ポストカードや 写真集などのお土産が並ぶショップの隅には リードオルガンがありました。   黒光 が、相馬愛蔵の元に嫁いで来た際に 嫁入り道具の一つとして 持参したと言う 楽器 では無くて  近所の小学校から 譲ってもらった物でした。

この続きは 又〜♪