日常の小さな積み重ねも当り前!とならない様に☆


白い マーガレットの花畑になっている 庭の中ほどで 「 アザミ かな? 」 と思ったらば  小さな株ですが ムラサキツユクサ が、 咲き始めていました〜♪   庭のあちらこちらに植えて有るのですが、 勝手に増えてもいます。  合鴨 の小屋の直ぐ脇 では 栄養が良い様で 背が伸び過ぎてしまい  折角株が大きくなってきた 桔梗 まで巻き込んで倒れてしまいました。  それでも ちゃんと どちらも頭を上げて 咲く準備をし始めています。


1903年生まれの ピアノ の簡単な修理に 入りました。   このアクションは アメリカ式の物です。   現在の日本のブランドでは 一般的には ヨーロッパ式の物を作ったり 輸入したりして 作られています。   この2年ほどの間 弾いて貰う事が減って仕舞っていたのですが、 昨年秋から 又 弾いて貰えるようになりました。   出来るだけ 手を加えずに 昔のままの部品を残そうとしているのですが、 現役の楽器だからこそ 保っていられる 響き が在ります。   『 音が出ないところが有るんだけれど・・・ 』 と 言われていた音の隣りの シャンク と言う ハンマーを支えている 部品が、 「 音が出ないな!?」 と ちょっと強めに 鍵盤を叩いてしまったそうで 劣化していた事も合わさって  折れてしまいました。
修理工房のような設備を備えていませんので  現場でも出来るような 《 有るものを利用して 》 の 修理をします。   丁度良さそうな工具が無い場合には 近くの ホームセンターへ行って  工具売り場や 意外な売り場に有るような物を 工夫して使います。   勿論、 専門の 部品・工具屋さんで売られているものを 適当に加工して 使います。   昔 製造工場へ 研修に行った際に 帰り際に 工場で使われ無くなった  木工用ドリルの刃 等も 当時は 「 使うような仕事に就けるかな? 」 なんて思いながらも 頂いて来たのですが、 手動で使えるような ハンドル だけを買えば 意外な場面で 役に立ってくれるものです。   そして 先生方が残して下さった工具の中を 探してみると  欲しいとは思っても 買うことが無かった様な工具が見つかって 意外な場面で役に立つ事もあります。  「 ちゃんと整理をしないと 」 と思っても 先生方も同様で  全く同じ工具が、 幾つもあったりもします。
 

盛りを過ぎて仕舞って 野ざらし状態に 放置した ビオラ が、 雨風に当たって 元気に咲き出しました〜♪  自然界の刺激に寄って エチレンが沢山出る様な ホルモンのバランスとなったのでしょう。  大事にし過ぎると 枯死させそうでしたが、 放置した途端に  色も鮮やかになりました。
大事にしている事でも  日常的に 無意識ながらに 「 当り前 」 となっていることが、 色々な場面で 気が付かない間々ながらに増えているものです。  古いピアノのとの接点も多いながらも  改めて 古い資料を確認していくと 読んだ記憶がありながらも  感覚的な物事が掴めていなかった事にも 気がつくことがあります。
特に 裏方として  ピアノを弾かれる方が、 心地好く弾いて頂けるように整えることが仕事ですが、 どの様にすれば 無意識の内に 「 心地好い 」 と 感じていただけるのか!?  安心して 弾いていただけるのか!?  を 考えると  たった一度だけの短い僅かな時間のリハーサルのみであっても  既に長いお付き合いをさせて頂いているお客様のお宅での調律や アーティストの皆さんが弾かれるピアノのセッティングだとしても  会話としてのコミュニケーションは勿論の事、 「 どの様な音を望まれているのか!? どの様な空気を創り出したいのか!?」 を 弾き方や表情などをを観察をしながら 読み取れるような感性を磨く為にも  《 無駄! 》 と 思われそうな 言われそうな時間を過す必要も大きいな! と 思うのです。   益々、家族からも 怠け者 の様に 見られる 私 となるでしょう〜

音の影 (文春文庫)

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