物つくりは その人の心が表れます♪

朝の涼しい時間帯から 毎日のように オオムラサキ が、 飛んでくるようになりました。
毎日 『 暑いね〜 』 と言う言葉が、 挨拶代わりになっています。   甲府の辺りまで 下りてしまえば エアコン は 普通に有るものなのですが、 標高が上がれば上がるほど その数は減っていきます。  その代わりに この数年で 各家庭 に有る 扇風機 の台数は 一般家庭でも 免許証保持者数=車の台数 と 同じ様に 家族の人数分=扇風機の台数 と なってきています。


韮崎の 武田家の お城・新府城と 家臣の 穴山家 のお城の跡の間には 知る人ぞ知る 山梨の桃の名産地 です。   勝沼や 一宮などの 春に中央道を走ると 「 桃色の絨毯 」 と 言われるほどの 広い面積ではありませんが、 日照時間や 寒暖の差が大きいことから 良質な 桃 が 出来ます。
我が家が 山梨に 引っ越しをしてきて 15年ほどに成りますが、 当時5歳と 3歳になったばかりの子供達と一緒に  お中元 を出してくれる 美味しい桃農家 を探しに 新府へと 行ってみました。    と、言っても 数件しかない中ででも 何処が良いのか解りません。    当時は 七里岩ラインと呼ばれる 県道17号線は 戦国時代から使われているままに 舗装された メインストリート兼 農道で 道を挟んで 数件だけが、 季節のお店を出していました。   僅かな距離ですが 1往復してみて お婆ちゃんが座っているテントのお店に 車を寄せました。
予算内のお任せで 数件へ 発送して頂いたのですが、 どこの御宅からも 『 大きくて 甘い桃だったから ビックリしたよ!! 』 と お電話を頂きました。
以来、 その桃農家には お遣物を送ってもらう時に 伺うようになりました。  ですが、 早いときには AM11時には 終わってしまいます。  先日も 通りすがりに立ち寄ろうとしたら 『 終わりだよ、また明日 』 と 書かれていて 残念。  今日は やっと お店が開いている時に 立ち寄れました。

昨年は 石垣島での レスリングのインターハイ応援の後に 沖縄本島に立ち寄って  15年振りに会えた 息子の1歳児の時の 担任の先生ご家族へ その前の年には 息子が修学旅行で泊まった 那覇のホテルまで お子さん達と会いに来て下さって 引率の先生方の分までの沢山の サーターアンダギーを作ってきて下さって〜と お世話に成ったので送りました。   先生のお子さん達と山梨の話をしながら 『 桃、好き! 』 と 言ってくれたので  『 沖縄まで送っても 美味しい桃をお願いします。 』 と その桃農家さんに お願いをしたところ  到着する頃に食べ頃となるように考えてくださって 時期的には品種が小ぶりの 桃 でしたが、沢山 送ってくださったので  食べ盛りの 先生のお子さん達に とっても喜んでもらえました。

今年は 息子のアパートの大家さんご家族へ 息子と主人と相談をして  「 スーパーじゃ買えない 美味しい桃 」 を送って貰うことにしました。  
昨年は 沖縄の子供達が とっても喜んだことをお伝えして 『 今年は 食べ物の美味しい 石川県の 息子の大家さんへ 』 とお伝えすると 『 大学生の息子が居るの? 』 と そんな話から  『 その子が 5歳になったばかりの頃に ここで お腹いっぱい 色々な品種の桃をご馳走になって  その息子が「オバちゃん達の所から」と言ってきたことをお話しました。  買った量よりも 多いくらいの 撥ね出し桃 を 丸ごと 『 味が違うから食べてご覧よ〜! 』 と 嬉しそうに食べる 息子と 娘に 次々と渡してくださり  お腹いっぱい 美味しく頂きました。 更にはお土産まで頂きました。  その頃は お婆ちゃんが座っていらしたのですが、 4年前に亡くなられたそうです。  桃畑を引継いだ 姉妹 は それぞれ嫁ぎ先から通って  当時から お婆ちゃんの 桃畑 を 守られてきていたのだそうです。   3歳だった娘が 高校生になって 妹さんのお嬢さん方の後輩になっていたことも解かり 『 JR で 通っているのね〜 』 と 退職された先生方のお話や 最近の様子などもお話しながら 喜んで下さいました。
また お任せで 『 美味しくて 大きな桃 』 と 注文をしてきましたので さて 今年は どの様な驚きの声を伺えるか〜!?  今から楽しみです。
そして やっぱり撥ね出し桃 を 沢山頂きました。  大葉と バジルも頂きました。  家に帰りながら ちょっと遠回りをする事にしました。
 

【 月の手 】 と言う ご主人が陶芸家で 奥さんが ガラス工芸作家の 工房・ショップ です。  森の中の 素敵な空間です。  川越の蕎麦屋さんの【 百丈 】 のお嬢さんの お友達ですが、お店の場所を伺って はじめてお邪魔をした時から 仲良くしていただいています。  今 収穫仕立ての 撥ね出しとは言え美味しい桃と 大葉と バジルのおすそ分けを兼ねて  実は ずっと欲しいと思っていた 作品を買おう!と 思ったのです。

何かの 記念に 奥さんの ゆみサンの作品を プレゼントにすることは 何度かありましたが、 ご主人の作品は プレゼントする相手がなかなか居なくて でも 私自信が気に入った作品が 幾つかあって 今日は その1つを買いに行きました。
お店に入ると 奥から 甲斐犬Mix.ポインターの そらちゃん が、 お出迎えのご挨拶に 急いで出てきてくれました。  一頻りのセレモニーが終わると お店の1スペースの和室で ゴロン。  イビキをかき始めました。   その和室には 以前ご紹介をした ゆみサン作 の ガラスのオセロや ご主人の陶芸の大きい作品などが、 並べられてあります。  娘は 一度連れて行った事が有るのですが、 そのオセロの全ての駒に 全て違う絵が裏表に 絵が描かれてあって 1枚1枚を眺めていました。  そろそろ進路を決めなくてはならない娘ですが、未だに決まっていません。  私も 大学へ 願書を出してから 進路変更をした経験が有るので 余り心配はしていませんが。  ただ 娘の場合は 仕事として 人と関わりの多いジャンルは 可なり面倒臭い様子で向かないので 物を作る勉強を勧めていますが、 私と同じで 『 趣味を 勉強して 仕事にしてしまうと 趣味として楽しめなくなる! 』 と言う考えが強いようです。  どの道行っても 我が家は 物つくり を仕事とする素質が大きいと 本人も思っては居るようです。 

冷たい麦茶をご馳走になりながら ご主人の作業を見せていただいていると 『 これは 実験なんです。 』 と 沢山の小皿が並べられてありました。  焼く時の 温度や 配置に寄っても 色の変化は起きるそうですが、 土と 上薬の関係や 使い方の実験をして見ることで  同じものを均一に まとめて作り必要が有るときに必要となる データなのだそうです。   手前の 茶碗も 実験作品 なのだそうですが、 一見では 絵が違うだけで 同じもののように見えてしまうのですが、 見比べると 色の出方や 光沢の具合などが それぞれに違っていました。   土や上薬などの世界でも  塗料として 化学反応を計算に入れられて作られているものも 最近では増えてきているそうです。  
今回 欲しいな! と思っていた物は 実は一目惚れをしていたもので  何かの時に買うチャンスを考えていたのですが、 『 明日が20年目の結婚記念日で  数年後に 主人が退職して 時間が出来た時に  緑茶でも 麦茶でも カフェオレでも飲むのに 好いかな!?と 思って。  でも まだまだお金の掛かる息子と娘が居るから しっかり退職後も稼いでもらわなきゃならないですけれど〜 』 と お伝えすると  ご夫婦で喜んでくださって  同じデザインの作品を 幾つか並べて下さいました。    不思議なもので 一旦は どれもそれぞれに好さを感じて迷いましたが、 一目惚れをした作品 を選びました。