色々な《からくり》

珍しく 家族4人揃って 息子の運転する車に乗って 出掛けました。

免許を取って直ぐに1人暮らしをはじめて 原付 に乗っていたものの  大学の 友人達が自転車移動者が多いので 『ペースが合わない… 』と感じたらしく  先日 『 自転車買っても好いかな? 』 と 自分の小遣いを足してまで 予算オーバーながらも 身体の大きな自分に合った 乗りやすい Made in U.S.A の自転車を買ったそうですが、 それなりに 快適に日々の生活の足となっているようです。
その分 車の運転をしたくてたまらず、 昨日は 御殿場までの往復を運転して 東名高速道路開通前の歩行天イベント に行って 『 雨降って 最悪…。 でも カムイの乗ったF−1 見てきたよ!』と 楽しんで  今日もまた 静岡県に程近い 南巨摩郡身延町なかとみ現代工芸美術館 】http://www.town.minobu.lg.jp/washi/ ヘの 往復運転を楽しませて 上げました。
 

なかとみ の 和紙文化は 戦国時代に遡って 修善寺の三椏を使って作られる 技法を持ち帰った事から 武田信玄が とても気に入った事から 発展したようです。

この館が出来て 15年ほどだそうですが、 10年程前に 立ち寄ったことがあります。   丁度その頃に 海水浴帰りだったでしょうか、 修善寺で 葉書サイズの 紙隙 を体験したのですが、 小学生になってはいたと思いますが 身体の小さな娘は 一苦労でしたので  ここでは 色取り取りの美しい和紙や 千代紙を眺めて 気に入ったものを買った覚えがあります。


今回は ちょっと懐かしく思いながら 息子の大学の展示イベントを観に行きました。
入館時の学割料金の為に 学生証の提示を求められたのですが、 『 わっ! 工大生ですね! 』 と驚かれていました。  『 先輩達の製作ロボットを見に来ました。』 と 恥ずかしそうに でも嬉しそうに 話す息子でした。
エントランスには 私好みの  でも比較的には若い グランドピアノが置かれてあって  チャッカリと見せていただくと YAMAHA の G−5 と言う機種でした。    大きすぎず、 小さすぎずに コントロールのし易い良いピアノでした。  ピアノの中も からくりの様な状態で アップライトピアノのアクションは よく持ち帰って修理をしているので  そんな様子も 息子は見ていたのでしょう。  勿論 自営業の町工場で NC旋盤を扱う父親と  自分の職人の感覚で 精度の高い金属加工製品(主に部品)を作り出していた お祖父ちゃんの姿も 見ていたでしょう。   我が子たちは 物を作ることが当り前のように 遊びの延長上にあります。 
『何で 石川県から持ってきたの?』 と不思議に思われる方々も在りますが、 『 見てみたら 面白い!! 』 の一言に尽きます。   以前に この美術館では 古い時代のハイテクとして 江戸時代に発展した 《 からくり 》 の展示を行ったそうですが、 その時に からくり仕掛けの展示物を借り受けた 石川県金沢港近くにある 《 大野からくり記念館 》http://www.ohno-karakuri.jp/  での  金沢工大による 展示 を なかとみ現代工芸美術館 の 館長さんが、見に行かれた事が切っ掛けで 今回の 展示に至ったそうです。
目玉の作品は 一般的に分かりやすい 《 シーラカンス の鰭の動き 》 を再現した ロボットです〜
内容的には分かり難いのですが、 オープンキャンパス等では 研究室の内容を伝え易いもので  既に実用化されている 大型のロボットの 実験用のミニサイズのロボットも来ていました。  昨年 大学で見せて頂いた時には 転落したらしく 関節が 脱臼した状態でしたが、 完治していました。


お盆中とは言え 日曜日の午後には 都会への帰り車の渋滞が発生する日でしたが、 『 思った以上に 見に来てくれる お客さんが居るね! 』 と 先輩達が作った展示ロボットや 昨年度の ロボコン世界大会出場 ロボットを 見ながら 嬉しそうに息子は館内を眺めていました。  既に デモンストレーション用の ロボットが故障してしまっていて 『 直したい… 』 とムズムズしている息子でした。
館の方に 『 ロボコン部の先輩達に頼まれたのですが、 写真を撮らせては貰えませんか? 』 とお願いをして 「関係者証」をお借りして デジカメで展示の様子を撮らせて頂いていました。   パスを返しながら 搬入時の 工大生の様子なども 『 とても礼儀正しくて 素敵な学生さん達でした。  先生方も 気さくな方ばかりで 展示の準備を楽しくさせて頂きました。 今回の反響が大きかった事もあって 又 来年も 展示をお願いしようと 企画しています。』 と伺って 『 自分が作ったロボットも 展示して貰えるように 頑張ります! 』 と 再会をお約束していました〜