ロボコン〜ピアノ 物つくり そしてメンテナンス

日々、寒暖の差が激しく 湿度の高い毎日です。  各地では、豪雨による被害が、多数起って仕舞っていて 避難生活を余儀無くされていらっしゃる方々や 命を落とされた方々が出てしまいました。  早期に最低限の落ち着いた生活へと 心休まる日が来ますことを願いつつ 亡くなられた方へのご冥福をお祈りいたします。 
少し前から Facebook を始めた事もありますが、「お〜! ブログネタ!!」と思う場面で 夢中になって作業をして仕舞い 写真を撮ることを忘れてしまう事、多々…。 そんなこんなで 大変ご無沙汰をいたしました。

先月は 全国のABU大学ロボコン世界大会を目指す、大学生や息子たちの事を書くことが多かったすが、 国内のピアノ主要ブランドが、海外へ生産拠点を移す昨今でもあり 主人も 1/1000mm を攻め込む金属加工を長年やってきていますので 《 物つくり日本 》 の現状を複雑な気持ちで 正にその中で過ごす日々ですので 年々、課題がレベルアップする 大学ロボコン は、単なる親ばかだけでなく これだけのエネルギーを注ぎ込む 現代の若者たちの姿を眺められる事が、嬉しいのです。
小学校の時に 校長が変わった途端に スクールカラーが大きく変わり 連日 報道されている大津のいじめによる自殺の事件ではありませんが、正に その一歩手前を経験した我が子たちでしたが、私自身は Dr.ストップが掛かるほどまでに 「いつか皆が分かってくれるから…」 と頑張った為に体調を崩した息子を『学校に行かせない虐待する母親』として 後々の調査の結果、学校長によって通報され 犯罪者扱いを受けた経験があるので 大津の事件は 色々な意味を持って 他人ごとではありません。
ただ、『 義務教育は 子どもが教育を受ける権利があり 集団教育において 間違ったことをしてしまったり イジメをする自動・生徒に対して 「それはいけない事だよ」と教えてあげるチャンスを潰したり 逆に 人が集まればトラブルはつきものですから イジメなどが行われていて 投稿するのに支障があり 改善をしないで 児童生徒が、安心して通学できる環境が整えられない大人たちは 義務教育の義務を放棄している違法者である。』という事です。 先ずは、亡くなられたお子さんの親御さんは 心のやり場が無い事と思いますが、『 学校がすべてじゃないよ! 』と 通学を止めてあげることが出来た筈です。 そして アンケートに答えた生徒はじめ クラスメイトは傍観者だった訳で イジメ主犯格と同罪です。  勿論、学校を会社として業務を行っていた 基本的には クビにならない公務員の教職員は、犯罪者と言えます。 「学校でなければ 出来ない事」が、子供たちには いっぱいあるのです。  それでも命を落とすほどの事に至る前に 『学校がすべてじゃないよ! ほら、こんな風に 沢山の人たちが世の中に居るんだよ!』 『 さぼったり 嫌な事から逃げている訳じゃないよ。 君の良さは、私が感じ取ったよ! 』と 伝えてあげられる大人は 実に数が少ないものです。
本来は 人の命を守るルールも 多数決的に 《普通》 とされている環境下は 残念ながら数多くあることと思います。  それでも 自分の判断で そして 一人ずつ好き理解者を自らの力で見つけ出して それらの経験を《試練》として 乗り越えられた人たちも多くいます。  行き場を失ったピアノと共に過ごしたことで 高校の音楽科へと進み 大学進学を果たしている 元・不登校児 も 私の身近にいます。  そして 我が子たちも 自らの目標を持ち 自らの進路を切り開いてきています。 お客様のお宅へ伺ってみると 不登校を悩まれているご家族にも出会いますが、そんな時に ピアノと音大生の話をすることがあります。

さて 今年は ABUロボコン世界大会へ行きそびれた息子たちロボコン部は 既に オープンキャンパス使役傭員として 入学希望の来校者の案内係や 体験学習の指導や 自ら学んだ内容のプレゼンテーション等をこなしつつ 来年のロボコン優勝を目指して 準備に入っている様子です。  山梨特産の桃を お馴染みの山寺農園から 人数が多いので 小ぶりながら味の良いものを数をそろえて貰って 発送して頂きました。 『クロネコがさ、「ロボコン部へのお届け物です!」って 工房へ持ってきたから みんなで「何だろう?」って 大騒ぎになったんだよ!』と 息子が、Skypeで苦笑いしていました。
ロボコン部の多くの学生が所属する ロボティクス科の学生の研究と作品が、今年も 遠く石川県から 山梨県の身延にあります 《なかとみ現代工芸美術館 》へやってきます。 http://www.town.minobu.lg.jp/washi/  身延と言えば、日蓮宗の総本山の在る場所です。  一昨年は、金沢にある 《 石川県金沢港大野からくり博物館 》 http://www.ohno-karakuri.jp/から 江戸時代の《からくり人形》を借りての展示だったそうですが、金沢にゆかり有る館長が、からくり博物館へ行った際に 金沢工業大学ロボティクス科とのコラボによる展示を見て 山梨での開催を 昨年果たしました。  昨年 未だ石川県をよく知らない息子が、原付バイクに乗って 県内を散策して居る時に 偶々、
見つけた場所の1つが、このからくり博物館で 『 お父さんと お母さんが好きそうな場所を見つけたから 今度来た時には 行ってみてね! 』と言われていましたので まさか 山梨の美術館と所縁のある場所だとは知らずに 立ち寄り間hしたが、とても面白くて 江戸時代の博学な方々のジャンルを問わずに興味を持ち 自らの手で 創作してみる姿勢が、日本のもの作りの原点だと感じました。  歴史ある石川県の土地柄はユニークで 国公立私学問わず、金沢の街ぐるみの様々なイベントに 学生自らが、率先して参加しています。  昨年の想像以上の反響で リピーターさんも出たほどとのこと。 今年は更に チラシの部数も増やしての準備を美術館では はじめています。  お時間がありましたらば、足を運んで見て下さい。 


このところ ハッキリとしないお天気が続き 標高1500mのお宅へ伺っていても すっきりと晴れていないと 室温26℃ 湿度78%…。 埼玉の熊谷と暑さ勝負の甲府では、気温30℃ 湿度78%…。 夕方になって帰宅した標高840m程の我が家でも 室温25℃ 湿度77%…。 自分にカビじゃなく 苔が生えそうな毎日です。  レスリングや柔道などの マット上の寝技の多い競技では 通称・マット菌 と呼ばれる 白癬菌類が、皮膚上で繁殖しやすくなるので 練習前後のマットの消毒は欠かせませんし 選手たちも 体調管理と共に 念入りにシャワーを浴びて 清潔に保つ努力が必要になります。
ずっと曇り空でしたが、久しぶりに青空を仰いでいると バサバサ〜と 羽化したばかりで 上手く飛べない 国蝶・オオムラサキが、飛んできました。 隣の長坂町では 貴重なオオムラサキの繁殖をして 展示している 《 北杜市オオムラサキセンター 》 http://oomurasaki.net/が、ありますが、我が家の辺りでは 幼虫の餌となる エノキ が、未だあるようで 毎年 多くのオオムラサキが、やってきます。  とても賢い蝶で 昆虫ながら 脚は 4本です。 グライダーのように滑空しながら飛ぶのが特徴で 羽を広げた♂の姿は 10cm以上もあって オオムラサキの名前そのままに 見事な紫色の羽です。  時には スズメバチや 雀も追い払う程の気の強さです。  猫たちが、からかっていると 逆に からかわれる姿もあります。 


そして やっと鉄砲百合が咲きました。 カトリックのミッションスクールで過ごしたこともあって 聖母マリアや 観音様のシンボルでもある 鉄砲百合が好きです。  蕾が付いたら その先端に 虫よけの薬を塗ればよいのですが、雨が多いので そのままの成長を見守って居たらば、やっぱり穴をあけられてしまいました。 この後、5品種程が咲いてくれそうです。


たまにはピアノの話も〜

先日お邪魔させて頂きました お客様のお宅の ベーゼンドルファーです。  スタインウェイや ベヒシュタイン等と共に 世界的に有名で 歴史の深いメーカーです。  此方は 1960年頃のグランドピアノです。 多くのピアノは 弦のテンションを保持しているチューニングピンの根元の周辺まで 鋳造で作られたフレームの穴があって その向こう側に チューニングピンを支える ピン板 によって ピンが動かない様に 保持しています。 鋳造のフレームと ピン板の間には ピンブッシュと呼ばれる 丸い1cm程の木片が撃ち込まれていて そこに穴をあけてピン板へと チューニングピンを打ち込んでありますが、 このベーゼンドルファーには ピンブッシュがありません。 チューニングピンが撃ち込まれる範囲は 鋳造のフレームが、大きく抜けていて 直接 ピン板へと チューニングピンが撃ち込まれています。

さて そのチューニングピンの直ぐ近くで演奏会直前に 弦が切れてしまったそうです。  その時に 急いで駆け付けて下さった チェンバロ製作者が、弦を温めて 器用にロープを結わく様に結んで下さったのだそうです。  以前にも この様な高度な結わき方をした アメリカの チッカリンと言うとても古い、紙がソフトとなって居る自動演奏付きのピアノを調律させて頂いた事がありますが、その作業は 日本へ持ってくる前に アメリカで修理されたものだと伺いました。
ピアノの弦は 非常に丈夫ですが、金属疲労や 様々の条件によって 突然、切れてしまう事があります。  大方のサイズの弦は 日頃から持ち歩いていますが、 低音弦は スチール弦に 銅線を巻き付けて 比重を重たくしているものなので その減の芯となって居る弦の太さや 巻きつけてある銅線の太さや 一重なのか二重なのか、巻き方も 巻かれている長さも 1台のピアノの弦だけでも 実に様々です。  そして 新しく張られた弦は、堅いイメージがありますが、毛糸や糸や髪の毛を引っ張ってみて頂くと分かる通り 同様な弾力性があって 伸びきって安定するまでに 時間が掛って仕舞います。  ですから 演奏会の直前などでは、この様な技を使う事があります。   私自身は 体育会系の筋トレオタクの様に思われてはいますが、ここまでの作業は出来ません。  しかしながら それに代わる断線時の対応方法は キャリアの長い調律師を引退された先生方から習っています。 次回は〜とは言えませんが、近々にその作業をした際には ブログにアップします。
このベーゼンドルファーは ちょっと変わった楽器で 随分と前に修理されたところが、段々と不都合が生じてしまっていたので 手を加えました。 何かの番組ではありませんが、その前後を写真撮っておけばよかったかな!?と 思いつつ  改めてゆっくりと育てて行きます。