中国の楽器《二胡》を体験させて頂きました♪

次第に冬へと加速しています。 空気が冷えてきて 空が高く見えるようになりました。 それでも日中の日差しが暖かく感じられるので 桜の葉は 見事に紅葉して 散り始めているのに ブルーベリーは、ちょっとだけ赤くなってきただけです。  今夜からの寒気に覆われる天気予報ですから きっと綺麗に色着くことでしょう!

庭には 落ち葉が絨毯の様に敷き詰められました。 歩くとフカフカします〜♪

さて 問題です! ここには何が写っているでしょうか?
… 答えは… 猫1匹と こびと3匹と 妖精5匹〜だそうです。 見つかりましたか?  このチップは、今年で12歳ですが、未だに木登りもハンティングの腕前も衰えず… ねずみ、モグラ、トカゲ、ヘビ等を持ち帰ってくれます。

いつもお世話になっている 二胡奏者の劉先生から 『手作りのコンサートをまたやるので 調律お願いします!』と ご依頼がありました。 長野県無いの各地で 二胡教室を開かれていますが、お住まいを岡谷市から諏訪市へ移して 上諏訪駅並びに 100年前の蔵を改築した素敵な中国楽器店【龍胡堂】http://nikoryukodo.com/ もオープンしました。

準備も 130名を超える生徒の皆さんが、実行委員会を組織して進められます。 発表会と 劉先生の演奏会を兼ねた、二胡に親しみやすいアットホームなコンサートで 皆さんとも随分とお馴染みとなりました。 JazzPiano演奏者の越智先生が、伴奏をされて来られましたが、今回は クラシックピアノの先生が生徒さんにいらっしゃるので 伴奏も生徒さんが担当となりました。

二胡のコンサートと伺って居た筈なのに 共演者が増えて行って 三線、尺八、ハーモニカ、ギター、アルパ、ウクレレ、パーカッション、そしてピアノ(他にも未だあったかも?)での 共演だった事があって 『ピアノのピッチをどうするか?』で悩んだことがありました。 それまでにも何度か、シタールや ケーナや 色々な民族楽器と 平均律のピアノをセッションさせるLIVEの仕事を経験してきていたので 『ピッチが固定されている楽器はどれですか?』と伺って 曲の進行なども考慮して メインの楽器の二胡が映える様に考えた事があって そのアイディアを気に入って頂けたことから 劉先生とは、マニアックなチャレンジや実験の話題に到ります。

今回は 出演者の人数も多くて 色々と準備があるので ゆとりを持って 前の日に調律の作業を済ませるスケジュールとなりました。 限られた時間の中で 指定されたピッチに整えて ピアノが安定し易かったこともあって 助かりました。 
その日の夜は、近くではありますが、劉先生のLiveが入っていたのですが、『時間、急いでないですか? 大丈夫ならば、お店に寄って行って!』と お邪魔をしました。  従業員の方と一緒に 奥さんと お嬢のEmaちゃんが、迎えて下さいました。

二胡は 劉先生の開拓したルートで 中国の職人さんが、龍胡堂オリジナルの楽器を オリジナルデザインを彫り込んで作ったものを輸入しています。 馬頭琴や 琵琶や 珍しい中国の楽器も展示されてありました。 中国の《琴》が、あったので 『ピアノのルーツは シタールと言う楽器と言われているけれど、そのシタールのルーツは 各国に有って 元々は 生きるために必要だった弓矢の有美が発祥と言われているけれど その進化したものでは アジアでは この中国の琴が、ルーツだと言われているんです。』と お話をすると とても興味深そうに『へぇ〜!』と驚かれていました。 

そんなお話をしながら 二胡を弾かせて頂きましたが、ヴァイオリン以上に とてもシンプルで でも効率がよくて 奥の深い楽器だと 感じました。 何と言っても ケースに入れて背負って持ち歩けます。 『習いにおいでよ! 楽器も安くできるから〜(笑)』と 誘って下さったのですが、『定休日が無いから レッスンに通うのが、難しいですね…、とても興味ある楽器だけど。 楽器の代金は、調律料金何回分か、で ローンじゃ無くても良いかな?』と笑いました。
丁度 お弟子さんが楽器を買いに来られたので 先生が、『この4つの楽器は同じ値段。 チューニングしてから 選ぶからね!』と ピッチを合わせ始めたのですが、その段階で 『こんなに違うの?』と思わず言うと 生徒さんは『俺は、何だか解からないよ…』と。 先生は『判るでしょ〜(笑)』と。
1つずつ弾き始めると 弾いていて気持ちよく感じるような 音の質と深みが、『木目の綺麗なものと 蛇の皮の加工の仕方と 色々な事で こんなに変わっちゃうの。』と説明をして下さって 『色々な条件で 作られていく楽器の音色が変わっていくのはピアノと同じですね!』とお話をしながら 弾き比べ、聴き比べをしていくうちに 『これだね!』と 張りがあって 艶やかで 柔らか実のある楽器が、自動的に選び出されました。
諏訪湖から遠州・浜松へと流れ出す《天竜川》の水門付近に 間も無くハクチョウが飛来します。 そんな 天に龍が昇る場所にある中国楽器店へ 是非、お立ち寄りください。 ご近所には地酒屋さんや 味噌屋さん、美術館、その他にも歩きながら楽しめるスポットもあります。