【 1865年 】

一昨日までの 夏日がウソの様に 一転して 昨日から 過ごし易くなりました。   しかし 涼しいを通り越して 肌寒ささえ感じられ 標高1200m程の お客様のお宅では 日中でも 気温16℃でした。
夏の初め頃に ジャックラッセルテリア の NOЁL の 中途半端に長い毛を 今年は 思いっ切り刈り込んだ様に カットしてあげたので  暑さ予防の行水後も乾きが早くて ご機嫌に過ごせた様子でしたが、 この寒さには 体が追いつかないのか!? 娘から貰った 冷たい生クリームを 猫達と一緒に飲んでしまった途端に 激しい震えに襲われて仕舞い  慌ててパソコンの前に座る私の元に『 抱っこして! 』 とやってきました。   何かの発作的な痙攣か?と驚きました。    身体が小さいので ミルクなどは 常温にしたものか、 電子レンジで 軽く温めてから飲ませるように 娘に教えると 『前にもなったことあるよ。』とケロリとしているので ちょっと厳しく叱りました。  寒さの為の身体の震えは 筋肉運動による発熱動作なので  NOЁL お気に入りのポロシャツを着せて  抱きかかえながら身体を温めてあげると 震えが残るものの  今度は 長い舌を伸ばして 籠もった体温を逃がしはじめました。
動物でも こんな調子ですので 皆さまも お身体にお気をつけ下さいませ。


最近 度々 ブログに登場している 【 ラハルス 】 について 関わりを持った皆さんと共に 情報収集を楽しんでいるのですが、 今はもう無くなっているメーカーですし このピアノそのものが古いので  ドイツ語圏や 英語圏にエリアを拡張しながらも 集まり難いだけに  意地になって 情報を探すための手掛かりを探しています。

ふと 思い出して 以前から 「 1冊手元に欲しい! 」 と思っていた 英文の 《 ピアノアトラス 》 と言う 世界中の殆どの メーカー の 年代ごとの 製造番号 が纏められてある 本を ちょっと高かったのですが、注文しました。

日本の 《 ピアノアトラス 》 は 私からすると 主なピアノの総合カタログのようなものなので 日頃は 開く事も余り無いものですが、 英文のものは 時々 笑ってしまうコメントが書かれていることも無きにしも非ずですが、 可なりの数の 製造メーカーの 古くからの資料が纏められてあって ピアノオタクの 著者による コレクションの写真や コメントも そして 当時のピアノに関係するもののCMも掲載されていて  ランダムに掲載されている写真を探してみるだけでも 楽しいものです。  因みに 『 日本にはじめて渡ったピアノ 』の写真もあって シーボルトのピアノのようです。

さて 目的の 【 ラハルス 】 の作られた年ですが、 #3100 代のピアノなので ページを捲っていくと ありました!!
ドイツ ハンブルグ 1832年創立。 1832年-#1 から スタートして 1865年-#3000   1875年-#5000 と書かれています。   更なる発見は 今までは 1932年に閉じられた と 思われる資料があったのですが、 1957年-#42400 と書かれています。
単純に考えると 1865〜’67 頃に 作られたと思われます。
その頃の日本は 徳川十四代将軍 家茂 と 和宮 の時代です。    世界的には リストや ブラームスが、活躍していた時代です。

私のメンテナンスをさせて頂いている 最も古いピアノが、 この1865年頃製造の【 ラハルス 】です。
そして 国産のもので 最も古いピアノが 1903年と言うことになりました。

アクションの資料も グランドピアノのものは 多く残されていますが、 アップライトピアノの場合には 主に アメリカで発展をしましたし ヨーロッパとの技術の融合や研究開発も 可なり盛んだったようですから  英文の技術書などには 日本に入ってくることの無かった アクション・パーツの古い写真や 現役で修理を繰返しながら使われている様子の写真などが、多く見られます。   英語は苦手ですが、 ページをめくっての参考になりそうな写真を探しながらの 簡単な英文の添え書き位は読めますので  昔の人たちの アクションに対する 《 からくり 》 に対する情熱や 試行錯誤に触れることは 楽しいものです。


レスリングの嬉しい試合結果が届きました。  優勝1名 準優勝1名 3位2名でした。  優勝と3位を同時に獲得した 50kg級でした。  10名ほどのチームですが、 大きな結果を残しました。
レスリング協会のHP http://www.japan-wrestling.org/ にも  特集 http://www.japan-wrestling.org/New11/0819_2.html が掲載されています。