馬への合図の【 舌鼓 】(ぜっこ)とは?

早々の 梅雨 に入って 肌寒い日が続いていましたが、 台風2号の襲来で 冷たい空気と 生暖かい空気が交じり合って  何だか はっきりとしないお天気です。

春ごろからの 馬術 の試合 シーズンが始まると 月に1回から  多い時は 隔週のペースで  町内にある 馬事振興センターの馬術競技場での試合の手伝いに 行っていたのですが、 この数年前からは 週末も出勤日が増えてしまった事もあって 行くことが出来なくなり ちょっと 離れています。   結婚する前には 私も 審判の方々が詰める 審判棟 の中で ジャッジペーパー記入をしたり 野外の森の中を使うコースでは 天候に関係なく  飛越する各障害に 審判が付いて ちゃんと飛んだか、 馬が騎乗者の命令に反抗して 何度目で飛んだか!? などのチェックの 手伝いをしてきました。   主人の 在席していた馬術部の体育会系の繋がりは 特に関東学生や 六大学は強く 80歳を超えた方々から 現役の大学生まで繋がりがあります。   ですから 「 若い世代の皆さんに 試合の進行に必要な仕事を順次に覚えてもらう必要もあるな〜 」 と  友人達が、全日本クラスの試合に出場する為に来た時に 応援に行く程度となっています。
先日 主人の先輩であって 馬術の師匠である石黒建吉さんから  パソコンにメールが届きました。   モントリオールのオリンピック選手だった方で ずっと全日本チームのコーチや監督なども 務められてこられた方です。
NHKの 趣味工房シリーズ《 チャレンジ!ホビー 月曜日 》6月 のテキストの表紙を 俳優の 永井 大 さんと共に飾っている 写真が添付されていました。    何かと 雑誌などにも文章やお写真が掲載される方ですが、 今回は 番組の講師を務められているそうなので 買って来ました。  テーマが 《 馬で大地を駆け抜けたい!》とありました。  

町内に 馬術競技場が作られたのは 今から30年近く前の事ですが、 山梨・かいじ国体 の馬術競技の会場として 誘致された事からです。   元々 町内では 戦国時代から 軍用騎馬としての 飼育が行われていて  その後は 農耕馬として 萱葺き屋根の 広く作られた土間で 大切な稼ぎ手として扱われながら 飼育されていた 馬 との生活は 縁の有る土地です。    しかし 競技場が出来た当初は 日常生活に関わるものではなく  スポーツのパートナーとして 馬と接する人たちを 驚きと共に 随分と煙たがった 地元の方々も ありました。   それ以前に 観光地の先駆けとして  ウェスタンスタイルの牧場もありましたが、 古くからの 地元の人たちは 観光地は戦後の開拓者達のやっている事として 関わりも少なかったですし  その観光業としての ウェスタンスタイルは 馬術競技の ブリティッシュスタイル とは別のもので  色々な係わり合いが違っているものでした。 

私が、この町で 馬に触れたのは 中央自動車道も 全線開通する以前に 姉の意見で 『 野辺山というところに 素敵なロッジが在るから 行ってみたい! 地図を見ると それ程遠くは無い!』 と言い出したことからでした。  いつもは父方の一族が多く住む 関西から九州地方に掛けての旅行が 当り前になっていましたが、 時々 思いつきで 寝台列車に乗せられて  朝 着いた所は青森だった・・・ そんな事も有る 変な家族だったので  野辺山のロッジに泊まった訳です。  春休みだったと思いますが、 可なりの積雪があって  その時の野辺山での想い出は 『寒かった』だけで 何も無く  同じ道を帰るのは詰らないから〜と 八ヶ岳横断道を走って 山を下って行って  当ても無くドライブをしていると 馬達の姿が目に飛び込んできたことが、 切っ掛けです。  府中や 小倉競馬場には 小さな頃から 何度も連れて行ってもらった事が有るのですが、 小学校に上がると ほぼ同時に 既に 獣医師 になる事が夢だった私は その馬達の動きの魅力に取り付かれました。  何を思ったか!? 一番 観光客とは縁遠そうな 《 保養牧場 》と書かれている牧場で 父は車を停めました。  そこは 馬の 保養する牧場で 名古屋競馬場などの 競走馬たちが 故障した時に 身体を休ませに来る牧場でした。   映画などでは 昔 ウェスタンが流行って 観たり インディアンごっこ等も 私達子供もしましたが、 保養牧場の馬達の方が 親しみがあった父なのかも知れません。
試合の度にお邪魔をするので  息子と娘が 「 世の中には お祖父ちゃん お祖母ちゃんは3人ずつ居るもの 」と 思い込むようになる 私達夫婦の仲人さんとなって下さった 牧場の おじさんと おばさんです。

チャレンジ!ホビー 馬で大地を駆け抜けたい! (趣味工房シリーズ)

チャレンジ!ホビー 馬で大地を駆け抜けたい! (趣味工房シリーズ)

NHKテレビテキストが、書店の店頭に並んでいますので お時間の有る方は ちょっと立ち読みをしてみて下さい。  馬の乗り方が、判りやすく 解説されていますし  我が家のご近所の 競技場で撮影された写真も 多く掲載されています。   写真が好きな方ならば 解り難い 馬の動き を 解り易く編集されていますので 見ていただくと 楽しめると思います。
今日のタイトルに有る 【 舌鼓 】(ぜっこ)についても 書かれていますので ページをめくってみて下さいね〜
  

放送は 6月6日から 27日までの 毎週月曜日です。
最近 NOЁL が、 テレビに動物が登場すると こんな風に 2本足で立ち上がって 観ています。  日頃から 車に乗ると 後足で立って 窓から顔を出して 風を切ることを楽しんでいるので  ナカナカのバランス感覚では在りますが、 わざわざ立ち上がって テレビを見る姿には笑ってしまいます。
馬達の姿や 聞き覚えの有る人の声が現れると こんな風にずっと立ち上がっているのかな〜!?