調律ご無沙汰のピアノは 眠って体力温存!?



何年振り〜 となってしまっていた ギャラリーに有る アップライトの調律に伺いました。
前回 お伺いをした時は 原田郁子さんのレコーディングの時で 郁子さんから電話が着て 思わず、『 マジ・・・!? そのピアノは 私が知っている限りでも 20年近くは 調律していないはずだけど 既に使っているの・・・(冷汗)』 と そんな感じで 映画【 百万円と苦虫女 】 の 主題歌レコーディングをスタートさせた時です。

使っていないピアノを貰ってきた!と聞いたのは その時から 既に10年程前の話でしたし  その10年前に聞いた話では 10年以上使っていない、との事でした。   暖かい 優しい樹の温もりのする音を 郁子さんは気に入った様子でしたが、 結局 2日間の時間を頂いて レコーディングに耐えられる音を作りました。

今回は 洋服のブランドに合わせた LIVEに使うそうで 『 あの時以来でしょう? 』 と 恐る恐る弾いてみると 悪くは無いのです。  あの時に 頑張って 手を入れた甲斐がありました。   今回も もうひと頑張りが必要ではありますが、 長めのお時間を頂けば まとまる範囲でした。
珍しく ブランド名に触れないで ブログを書いていますが、 このピアノは これまでに 数台をメンテナンスしてきてはいますが、 実は ちょっとした くせ者 で 色々なブランドの Mix. と言えるピアノなのです。  
しかしながら ちゃんと 【 H.GORS KALMAN 】 と ドイツっぽくカッコいい名前が付けられているブランドです。    作られていた当時は 色々と言われたものですが、 数年を掛けて育てていくうちに 個性的な表情を表してきます。
このピアノも 人生の多くを 眠りこけたまま 過ごしてきてはいますが、 叩起こされる度に 非常に頑張らねばならない事になっていますが、 それでも 何とか歌い出してくれるところが凄いのです。 



evam eva http://evameva.com/top.php は 地元・山梨の 市川大門にて 創業された ニットの会社ですが、 パリコレ・デビューも果たされて  飛躍すしつつある会社です。


様々な 撮影にも使われるギャラリーですが、 その空間を生かしながら 自社のブランドを自然体に見せるセンスは その場に居て心地好くて 夕方かあの調律でしたが、 31℃を超える中での長時間の作業も 頑張る事が出来ました。