工具のお蔭で 楽しくなる仕事です。工具を作る楽しみがある仕事です。

mukku38682013-12-09

アドヴェントの月となりました。 Christmasが近付くと 教会では忙しくなってくるので 早々に Christmasコンサートの仕事も始まっています〜☆ 

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山梨特産の「一升瓶葡萄酒」の赤を買ってきました。 マグカップに注いで シナモンや ジンジャーなどのスパイスと オレンジジュース等を入れて 電子レンジで温めて ホットワインを作って 身体の芯を温めています〜☆
半年前に ピアノを移動されて 調律をさせて頂いたお客様のお宅へ お伺いしました。 移動距離は、「直ぐそこ」と言えるような場所からだったのですが、新しく建てられたお宅への移動でもあったので 以前に置かれていた場所の環境と 移動してきた新築のお家の環境の違いを お客様と 1年を通して(例えば、暖房設備の違いや 日常の人の出入りなどを)比較するなどして 楽器が、新たな環境に馴染んでもらう様に その時に「ピアノを育てる」お話をさせて頂きました。
そして 最も大きくピアノが変化する理由が、もう1つ!!  最後に調律をされたのが、 ピアノを購入された時に行う 納品調律2回のみでした。 1982年5月から 31年間のブランクが有りました。 使用していた期間は、程ほどにあった様子ですが、それとは別に 劣化疲労を起こして仕舞っていて 破損した部品が、88組のアクション構造に並んであったので 一度は アクションを自宅に持ち帰って 部品交換をしながら 各所の点検を行いました。
それから半年ほど経って 調律をさせて頂いたのですが、年数は経っていても 新しいピアノ特有の 弦が、急にテンションを掛けられて 楽器の一部として馴染むまで 伸びきっていない「遊び」が残っていたので 全ての音が、カードには「−100cent」(半音)と書きましたが、半音以上 下がって仕舞った状態で 馴染んでいました。
いつもの様に チューニングピンを回転させようとしても 動こうとする気配が無いので 一旦、全てのピンを少しずつ 音を下げる方向へ緩めると 物凄い勢いで「パキン!!」「パキン!!」「パキン!!」… と 約230本有るチューニングピンの内の200本ほどが、家じゅうに響き渡る音を立てました。 お客様が、「古くて 壊れちゃって 使えませんか…?」と 恐る恐る声を掛けて来られたほどに。
敢えて時間を掛けずに 2時間ほどで全体のバランスをまとめて「多分、大きく狂ってしまうと思いますので 次回の調律は、一度様子を見せて頂くためにも 是非とも半年後に!」とお願いをしました。 そして今回伺ったところ A=442hzを保ったまま 全体に大きな狂いも無く 前回以上に細かな整調と 調律と 整音をして 全体をまとめることが出来ました。(因みに 前回室温24℃⇒ 今回19℃ 前回湿度56%⇒ 今回50%でした。)


その時に使った工具の1つに 先日 兵庫県の同業者の先輩が送って下さったオリジナル工具(スケール)です。 一番上のピカピカ光っているものですが、これは 「レットオフ」と言う 連打を可能にする為に 鍵盤をゆっくりと下げて行くと ハンマーヘッドが、弦を打たず(発音せず)に 戻ってくるように設定する際の アクションの動きをバラつきの無いように弦との距離を整えるものです。 繰り返し レットオフを整えるうちに その距離は身体に沁みついて 目測で可能となるまで トレーニングをしますが、スケールで その目測が正しいか!?を確認することも大切です。   

特殊な反射板に 特殊なマグネットが貼られているので 低音部の銅線が巻かれている太い弦にも きちんとくっついてくれます。 同業者の中でも 似たようなものを色々な材質を組み合わせて 作っている人は、何人もいらっしゃいますし 私も学生時代から 東急ハンズなどで 「使えるかも!?」と思ったものを見つけては、改良しつつ試してみました。 今では、100円ショップが、到る所にあるので 様々なチェーン店の大きめのお店を見かけると 立ち寄って 全く関係のなさそうな場所から 「使えそう〜♪」と思うものを探し出す楽しみもあります。

工具を並べている写真の中央の針金状の物は、学生時代にお世話になった クロイツェルピアノの職人さんが、自転車の車輪のスポークを加工して「レットオフと ハンマーヘッドと弦の距離(打弦距離)を整える時に使うように〜」と 作って下さったものです。 これに似たものを 加工しやすく 狂い難い手芸用の竹の定規で 学生時代に幾つも作りました。 職人さんが作って下さったものは、お守りみたいなものでもあって そして繰り返して使ううちに 手に馴染んで 未だにグランドピアノのセッティングの際には、特に必需品です。 ステンレスの定規ですと ちょっと効率が悪いので やはりこの様な 専用の工具を持つことは、意味が大きいです。 工具を作ったり それを使う事は、仕事を楽しくさせてくれます。

工具のお話を もう一つ。

アップライトピアノの鍵盤の裏側です。 バランスピンは、鍵盤の中央の穴(ホール)に通されています。 ピンが支点となって シーソーの様な動きになります。 その動きをスムーズにするために 微調整をしますが、ホール(穴)を大きくし過ぎて仕舞うと ガタガタになって 動きに違和感が出て仕舞いますし 逆にきついと 鍵盤が、動かなくなって仕舞う原因の一つとなります。

そこで 鍵盤の動きを程よくスムーズに整えるための作業の一つとして ホールを広げ過ぎずに 目では見えない 鍵盤の内側にあけられている楕円形の穴と このホールの連結部分と言いましょうか!? シーソーの様な動きをさせた時に バランスピンに当たって仕舞う余計な個所の調整をします。 作用をしていても 実際に工具が内側で どの様に当たって どの様に調整されているのか!?は、見えませんから 構造を理解しつつ 自分の手に感じる感覚が、大切です。

右側の真鍮でできている工具は、学生時代に 丸い棒を 旋盤が無いのでボール盤を代用して 削り出して作ったものです。 工具屋さんで売られている専用工具が、大きく内部を変化させてしまうと感じたので その工具をグラインダーなどで加工して使う事も一つでしたが、先生方から「作っちゃえばいいじゃないか!」と言われて 先程 ご紹介した竹で作った定規同様に作ったものです。 工具屋さんの工具に慣れている同業者からは、「細すぎて ホールを大きくしちゃうじゃない!」と言われたこともありますが、作る際に古いピアノの鍵盤を実験台にして 先生方からもご意見を伺いながら 自分が気に入ったサイズに作ったものです。 持ち歩くのにも コンパクトなので 愛用している工具です。
そして 左側の鍵盤に挿した状態の赤色の柄の工具は、やはり兵庫県の先輩から「使った感想を教えて!」と送って頂いたものです。 設計者ご本人に 掲載の許可を未だ頂いていないので「このように使います」の側もモデルさんになって貰いました。 これが又、試行錯誤されたのだろうと思いますが、実に細かな数字の上で 金属加工のプロに作って貰ったものなので「お〜、ナルホド!」と思う工具です。 「赤色の柄〜 敢えて赤にしたのですか?」(赤は好きな色ですが、工具鞄の中では一際目立ちます!)と尋ねて仕舞いましたが、工具の部品としての既製品のものだそうで 偶々、赤だったそうですが、妙に 気に入っています。 88の鍵盤の動きを確認しながら 時には、可なりの数を調整する必要があるので この形が、妙に手に馴染んでくれて 作業をし易くして イメージしたように調整できています。 ただ、工具の難点は、柄が工具鞄の中では、ちょっと邪魔に感じる事です。 木製のショートハンドルを脱着できるドライバーなどを含めた専用工具を使っているので そのハンドルに脱着できるように改良しちゃおうかな!?とも 考えています。
その脱着できる柄を コンビネーションハンドルと呼びます。 そのハンドルも 手に馴染む様に加工したり 勝手に馴染んで形が変わってくる木製のものを使っています。 金属部分を取り付けて 持った感触が、バランスの良いものを探しました。 「カタログに載っていなかっただけで 有ったんじゃない…」そんな感じで 探し続けた割には、あっさりと見つかって 木目の様子も綺麗で 使っていて楽しい工具です。


寒気が、流れ込んでいます。 湯たんぽを作ったらば、ワンコと ニャンコ達に取られてしまいました…。 尻尾のある家族の数だけ湯たんぽを作ったとしても 多分、群がるのは一つで 絶対に私が使うものに集中するでしょう。 そんな甘やかしたことはしませんが「私に使わせて頂けませんか〜!?」と一旦は奪ったとしても 直ぐに奪い返される格闘のシーズンが到来です。
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これまでに何度か、「YAMAHA」と現在では表記されているピアノのブランド名は、リードオルガンを製造し始めた当初は、「Yamaba」と記されていたお話は、このブログで 何度かお話させて頂きましたが、いつも調律師協会の会報や 名刺の印刷でお世話になっている按可社の会長の三浦さんが、ご自分の収集された資料などを基に 1冊の本にまとめられました。 残念なことは、「YAMAHA オリジナルアクションが、完成したのは、1906年」とありますが、1903年に作られた 国産32番目のアップライトに既に使われています。と言うのは、偶々私がメンテナンスをしていたピアノが、その32番目に作られたピアノであって 調べたところ 山葉寅楠が渡米している最中い河合小市がアクションを完成させた、と書かれている資料を読んだ記憶があることと その32番目のピアノが作られる半年前に工場が火災に合って アメリカから持ち帰った設備も部品も 全て焼失した、と言う資料を読んだ記憶が有って 更に「1032」と刻印されたピアノが、その姿で現存しているのです。 三浦さんもこの32番目のピアノに関する内容のある資料を参考にされていらしたのですが、その資料をまとめ始めた時点では、その箇所の重要性が判らなかったこともあって ピアノの形状だけでの判断が出来なかったのです。 
著者の三浦さんは、別のブランドのピアノの事で お電話を頂いた事などありますが、その時に この話題にも至りました。 古いものを大切に思われていながらに ポジティブな方で この本のはじめに「本誌に加筆修正されていくことで より完璧な内容になれば幸いである。」と記される様な とても柔軟な方です。
これまでにも 国会議事堂内の装飾家具をYAMAHAの家具部門が手掛けた際の「棟梁が、父だったんだよ」と 当時のエピソードも交えてお話して下さった大学の名誉教授にも プレゼントをしましたが、Christmasを前に ご自宅に「Yamaba」のリードオルガンを所有されていらっしゃって 毎日のように讃美歌を弾かれている方や 大正時代の古い「Yamaha」のリードオルガンを弾かれている方々へ プレゼントしています。 ページをめくって下さった方々からは、「著者の心が伺えますね。こんなに沢山の写真と 文章が、人柄を表しているのね、きっと。」と言って頂いています。 YAMAHAに限らず、日本の明治からの歴史を知る上でも 楽しめる内容です。
長い夜、ホットワインを飲みながら シュトーレンをつまみつつ ページをめくる〜☆ 気が付くと 眠りこけて 朝になっているのがオチの私です。 読みたい本を枕元に積んで 並行読みをしつつ 積読になっています。 
どうぞ皆さま、冷え込む冬です。 お気をつけて お過ごしくださいませ。

秋から 冬へ〜*

mukku38682013-11-30

早いもので 11月も今日の数時間を残すだけとなりました。
明日からは、いよいよアドヴェントです。 我が家には、アドヴェントカレンダーを競争して毎日めくることを楽しみにするような子供たちは、いなくなって仕舞いましたが、それぞれに 夢に向かって 夢を叶えられた年だった事を思うと 1か月を残して早くも「濃厚な1年だった!」と感じます。 私自身も 仕事だけを振り返ってみましても 学ぶことも多かったですし 新たな工具も 幾つも手に入れましたし 1台1台のピアノと そしてお客様と きちんと向かい合える充実した日々です。 Xmasシーズンを迎えて 讃美歌を口ずさみながら ハンドルを握って 走り回っています。 移動距離…2年余りで 50,000km超えました。

毎年恒例のコンサートの仕事で 年に何度も向かい合うピアノ達ですが、毎年毎年 気候の変化が激しく不安定で 「暴れていないかな!?」と 心配になることも多いこの数年です。  変化は生じていても 想定内で有ってくれることは、安心できますし 作業に 更なる“ひと手間”を増やすことが出来ます。  演奏者の方に安心して 楽しんで頂きながら弾いて頂けることは、遠くから足を運んで 演奏を聴くためにお出掛け下さったお客様に お楽しみいただける訳ですから 裏方の仕事ならではの喜びです。

先日 27日は、我が家の末っ子のジャックラッセルテリアの NOEL の6歳の誕生日でした。 今年は、暑い日が長く続いたので 車の中で待たせる事も出来ず、「あら!? 今日は、NOELちゃん 来ていないの?」と お客様に 返ってご心配をお掛けすることもありました。 「お母さん、お仕事だよ〜♪」と話し掛けながら 出掛ける準備を始めると 服装や持ち物などから判断していて 「(猫たちと)お留守番しているから 好い子でしょ? ご褒美のオヤツちょうだい!」のアピールが始まります。

週末の休みには、「お父さん、どこか連れて行ってよ!!」と 朝からアピールをはじめます。 但し、NOELは、私の車だけ 乗車可能なので 「お母さんは、お仕事だよ〜!」と聞くと お父さんへもアピールも しなくなるのは、やはり意味が判っているという事でしょうか…?
この日は、「お母さんが、お仕事じゃないよ! どこかへ行こうよ!!」とアピールしてくるので 買い物序に 久し振りに 山梨の観光名所・昇仙峡へ 紅葉を眺めに ちょっと遠回りをしてみました。 ですが、「ロープーウェイには、ワンコは乗れないから ノエルは、車で待っていてね!」と 乗り場え向かうと〜 電光掲示板の流れる文字にチケット料金が、流れる様に出ていて 「いま、ワンコって文字 有ったよね?」と もう一巡するまで眺めていると 「大人往復¥1000 子供往復¥500 ワンコ往復¥300〜」と出てきたので 「OKだ!!」と 車へ迎えに行くと 大はしゃぎでした!! 

ロープーウェイの臨時便が増発されていましたが、満員状態で NOELと窓側の端に乗りました。 「子供たちと来た時は、いつだったっけ?」と 大学生になった子供たちが、「未だ保育園に通っていた頃に来たのが最後かな?」何だか懐かしくなりましたが、まさかワンコと一緒に ロープーウェイに乗る日が来るとは、思いませんでした。
お天気に恵まれていて 紅葉も数日で終わりだね〜と言う様な 気持ちの良い風景を楽しむことが出来ました。

此方は、我が家の辺りから観る姿とはチョッと違うのですが、甲斐駒ケ岳です。 郵便局の印刷ご当地年賀はがきとして 山梨からは、富士山と この駒ケ岳の写真のデザインされたものが、あって 「午年だから 甲斐駒も好いね!」と 遺産登録された富士山と並んでありました。 その甲斐駒の写真は、多分なのですが、我が家から車で 10分ちょっと走ったところにある 白樺派のコレクションや 東山魁夷ピカソに エッフェル塔のらせん階段の一部、ルオー礼拝堂もある清春美術館の桜が満開の時に撮られたものだと思います。(明日にでも 山の形を美術館へ確認しに行ってきます。) 清春美術館は、元々 小学校があった場所なので 桜が見事に咲き誇ります。 美術館が出来た当時は、未だ 木造校舎の一部が残っていました。 此処の生まれで無い私がその話をすると「その頃を知っているの?」と 地元の人たちには驚かれます。 逆に 調律師協会などの東京での集まりで 「東京の土地勘あるんだね!?」と言われるようになったこの頃です〜(笑) 

富士山も 綺麗に見えたので 年賀状用の写真を撮りに来ている小さなお子さんを吊れたご家族も多く見られました。 お揃いの可愛らしい服を着て並んでいますが、シャッターを切る瞬間に 誰かが動いちゃったり…(笑)  家の子供たちは、八ヶ岳をバックにして撮ったものを年賀状にしたことがあります。 2L判に伸ばして 今でもリビングに飾ってあります。
世界遺産に登録された今年ですが、登録されていなかった頃と変わり無く 富士山は、何処から眺めても 美しい山ですね!

個人的に新記録

個人的に新記録

 
お客様が、書かれた作品が、日本文学館から出版されました。 そして第4回日本文学館 出版大賞 ポエム部門を受賞されました。 はじめの1ページから読み進めるのも楽しみですが、その日の気分で 開いたページから読むのも楽しい1冊です。 
奥さまから受賞のご報告のお葉書が届いた日は、何とも言えなく ただ、嬉しいな!! 好かった!! そんな気持ちで 喜びを分けて頂くことが出来ました。 これからも素敵な作品を送り出して下さいね!!

全国的に 急激に冷え込んでいます。 マイコプラズマ肺炎や インフルエンザも流行っていますので 皆さま、お気をつけて 師走の月をお迎えください。

《音楽の秋》到来です〜♪

mukku38682013-10-17

通り過ぎて行った台風の爪痕が、大きく残っている日本列島です。 皆さま、如何お過ごしでしょうか?

こちらの写真は、画家の足田メロウさんが、各地での個展開催を お世話になった方々と共に祝う、京都でのLIVEの準備に呼んで下さった時に メロウさんが撮って下さった1枚です。 写真が嫌いな私が、しかも仕事をしている最中の姿〜♪ グランドピアノに向かう同業者の写真を多く見る事がありますが、アップライトピアノの整調をして居る時の様子です。 とても気に入ったので FacebookやLINEでも 使わせて頂いています。

未だに夏の余韻が残り 日中の外気温が、甲府で30℃を超えるような夏日が続きましたが、確実に秋は訪れていて まだ日が陰らない時間帯に帰宅しても 早くも20℃を下回り 肌寒くて 風邪気味です…。 今日は、室温が、16℃を切ったので 床暖房のスイッチを入れました。
早くも 庭のエゴノキの実を啄ばみつつ 餌場のヒマワリの種をねだって鳴く野鳥たちが、やって来るようになりました。 「今年は 9月頃に台風が多そうだな…」と 春先の蟻んこや ハチたちの動きから予測はしていましたが、見事に的中して仕舞いました。 
野鳥も 強風や大雨の前には、餌をねだりに来ます。 可なり荒れる前には、必ずやってきます。

この夏は、ベトナムでの 嬉しい想い出が出来ました。 大学のPR3分番組でも 夢考房の様々なプロジェクトで活躍をしている学生たちの紹介を ABU世界大会で優勝した息子達、オーストラリア大陸横断ソーラーカーレース、鳥人間コンテスト、フォーミュラーカー、特別賞を取った災害救助ロボコンテストの様子などを 山梨では受信出来ません(1か月遅れで 大学HPから観ることが出来ます。)が、石川テレビが制作して放送されています。 様々な学生たちの暑い夏を楽しみました。
いよいよ様々な楽しみの多い【秋】ですね。 皆さんは、どの様な秋を楽しまれていますか?

此方は、《ノアの方舟》が、デザインされている娘が通う大学のチャペルです。 円形のホールは、《ささやきの回廊》の仕掛けが施されているそうです。
レスリングで鍛えた筋肉と肺活量を生かして 学生オーケストラで フルートを吹き始めた娘のデビューの音楽会へ行きました。
    

大学の創立記念音楽会なのですが、【ウイーン三重奏団】の皆さんの演奏から始まりました。ウィーンフィルのヴァイオリニストのダニエルさん、同じくチェリストのラファエルさん、そしてラファエルさんのJr.でピアニストの '94チャイコフスキー・コンクール特別賞を受賞した若干22歳のマクシミリアンさんのウィーンの古典的な そして現代的な技法が、見事にブレンドされて奏でられる演奏は、言葉では表すことが出来ないものでした。 アンコールも 可なり変わった3曲を演奏して下さって 世界中で放送されるニューイヤー・コンサートのトップの演奏者の生の音を堪能することが出来ました。

その様な素晴らしい演奏者の方々に加わって頂いての学生オーケストラの演奏で 基本的に裏方が好きだった娘が、舞台に上がりました。 全ての楽器が揃ってはいない小さな学オケですが、幼い頃からレッスンを受けていたり 中高の部活でのブラスバンド等の経験者ばかりです。 その様な中で 春から楽器を持った娘も ネコ目の緊張した表情ながらに《天国と地獄》でデビューを果たしました。 ジブリ曲、ラデッキーの2曲をアンコールで演奏しました。 指揮者の先生が、ユニークなパフォーマンスで 会場に手拍子を求める姿を見ると 笑顔がこぼれながらも 緊張した表情で 真剣に演奏する姿は、レスリングの全国大会のマットの上に初めて立った幼い日を想い出させました。

我が子たちの頑張る姿を親馬鹿で 延々と書き続けて仕舞いましたので お仕事のお話です。

一般㈳日本ピアノ調律師協会関東支部エリアの西の端に住んでいる私ですが、JR中央線沿線の班に所属しています。 班の事業としての企画運営をしなくてはならない係りについていますが、厚生労働省国家検定の導入移行期間のこの3年間は、特に 研修や研究会の内容が、国家検定に伴う内容に偏って仕舞うので 大切な事ではあるものの日頃は、なかなか考えたり触れる事の少ない内容な無いかな?と考えていました。  そんな時に同じ班の先輩のご友人が、ユニークな方法で《古典調律》について研究されていることを知って ご紹介頂きました。  その延長で 日頃から同業者の仕事を 自分の仕事と照らし合わせて 客観視しながら 調律の仕事を技術者として見ている人たちの 様々な見方考え方も知るチャンスが、欲しいですし 一石を投じたいな〜♪と思う様な事もある人達もありまして 皆さんのご協力の元、研究会を開くこととなりました。 とてもお忙しい加藤マイスターに 会場を貸して頂くことから始まって 多くの準備をお願いしてしまいましたが、快く引き受けて下さって 当日も朝早くから 古典調律をして 楽器を用意して下さいました。    

講師の岡本さんは、兵庫県から 遠路遥々と 八王子の会場までいらして下さいました。 私が弾いている【イースタイン】と言うブランドの 今は無くなって仕舞った製造会社での修業経験もあって 《音》に対しての好奇心が、大変旺盛な方です。 

ピアノは、自分の楽器でさえ 調律師にメンテナンスを任せ無くてはならない特殊なものなので 演奏者の立場の方とのコミュニケーションは、とても大切です。 お話をする時間が少ない場合でも 特にコンサートなどの準備では、その日の演奏曲や 環境を考えて 調律をしていきますが、ゆっくりと時間を持っての 演奏者との語らいは、なかなかチャンスが無いのでスガ、逆に 同じような事を考えていらっしゃるピアニストもいらっしゃるもので 「無理を言って 参加をさせて頂きました…」と仰って下さるピアニストの末永匡さんが、講師として加わって下さったので 同じピアノと行く楽器を挟んで あちら側と此方側の立場の違った職種の《音》に対しての思考を知ることが出来る内容となりました。
遠くは青森、関西、そして関東支部の各地から 思った以上に多く協会員、そして音に関わる方々が、参加して下さいました。
班会報誌への原稿も先日仕上げましたが、先ずは 色々な思考で《音》と向かい合っている人たちが居る事を知って貰わなくては、研究会は始まりませんし 実際の演奏も交えての研究会でしたので 「研究会で何を遣ったのか!?」では無くて 研究会に参加できなかった人たちが、改めて《音》に興味を持ってもらう事を促す元となって 自ら研究会の内容を知ろうとするような そんな内容にしました。 視覚的に活字を読むことで「知ったつもり」になって欲しくない事もあります。 二次元的な事が、その切っ掛けとなっても 現実的に三次元的な思考を張り巡らして イメージしながら資料を得て 読み解いて貰いたいと思ったからです。

最後に 親馬鹿(!?)をもう一つ。 我が家の末っ子、ジャックラッセルテリアのNoelです。 彼女は、息子が大好きなのですが、大学進学で 家を離れた後も半年間は、いつも息子が帰宅していた時間になると 息子が乗って帰って来る原付バイクのエンジン音が聴こえないか!?と 待ち続けました。 Youtubeなどの動画サイトを観る事が大好きなので Skypeでパソコンを使ってテレビ電話で 息子の姿を見せると ディスプレイを舐め続けたり パソコンの小さなスピーカーを覗きこんで しきりに首を傾げて とても嬉しそうではありましたが、抱っこして貰えない淋しさも その姿を見ていると感じたものです。
丁度、ビクターの《ニッパーくん》と同じ仕草です。 ニッパーくんは、ジャックラッセルに限りなく近いテリア犬です。 どうぞ下記のサイトを開いて ニッパーくんのあの姿の誕生秘話を読んで見て下さい。 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC_(%E7%8A%AC)#.E7.94.9F.E3.81.84.E7.AB.8B.E3.81.A1

大きな《夏の想い出》を作って貰いました!

mukku38682013-09-01

残暑厳しき折、早くも今日から9月です。
各地での天候不順による被害が、日々報道されています。
皆さま、お変わり無く お過ごしでしょうか?

6月上旬以来、ブログの更新をせずにご心配をお掛け致しました。 この悪天候も影響して これまでに無いようなピアノ達に 意外なる変化が出て仕舞って お陰様で 良くも悪くも忙しく走り回っておりました。 修理の持ち返り仕事も多くて 気が付くと必死に15日の休み無し、なんて事にも。 と言いましても 私の場合には、移動距離も大きいので そちらの方が時間を多く要してはいます。 この2年間で 48,000km程を走っていました。
その勢いで 『母、来るんでしょ?』と 軽く言う息子の言葉に乗っかって 前回のブログでご紹介しました《NHK大学ロボコン全国大会 兼 ABUロボコン世界大会予選会》で 超激戦の末に 無事に優勝を果たして ベトナムの中部の町ダナンで開催される ABUロボコン大会を 独りで見に行ってきました。 

『母、(レスリングの国内遠征に)慣れているから〜何時もと同じだから 自分で調べて来てね!』と 入場の手配をしてあるとの 親孝行な息子の言葉…!? 言葉の通じない国での「現地集合」は、なかなかスリリングでした。 どこの親御さんがいらっしゃるのかも ロボットの制作に打ち込んでいる子供たちからは、どこのお宅も連絡も無く… 無事に集合が出来た事で 笑い話となりました。
  

昨年のABU開催国は、香港でした。 国内大会で決勝戦で チームが負けたので 勿論 出場は出来なかった訳ですが、私としては、香港は観光でもお気軽・お手軽に行ける場所なので 是非とも今年のベトナムへ 実力で行って貰いたいと願っていました。
《グリーンプラネット・緑の惑星》が、ベトナムから出された課題でした。 毎年、開催国を象徴するテーマとその課題が、出されますが、『なぜ、ベトナムが、グリーンプラネットと言うテーマを出したのか? ベトナムの歴史を調べたら 枯葉剤や 侵略などだね…』と 昨年末に 息子が言いました。
共産国のイメージは、日本人がイメージする固定観念が大きいと思いますが、今回 ベトナムへ行くことが出来て その意味が、他の自己主張の強い共産国とは違う事を知りました。 そして 江戸時代以前から 日本との関わりの大きな国であることを知りましたし 現在でも ビジネスだけで無く、様々な形で ベトナムと日本を往復するそれぞれの国の人達が多い事を 出逢った方々から知ることが出来ました。
「日本の普通は、アジアの普通とは全く違う事が多い!」という事も 先進国と言われている日本からすると 当たり前だと思って居た事の基準や水準が、大きく違いました。 「貧困」と言う言葉で済むものとも大きく違って 各国の「普通」は、行ってみないと判らないものだという事です。
ロボット達が走行するフィールドも 同行されていたNHKの方が、情報を伝えに来て下さるのですが、「日本のシートを敷いたようなフラットな物で無くて ペンキを刷毛で塗っているから 可なりの凹凸があるよ!」には、一同驚きました。「開催国の普通を調べねば、今後は苦戦すること多いね…」と苦笑い。 既に 試合は始まる直前のことでした。

日本チームは、シードに入っていたのですが、環境の「普通の感覚」の違いや ロボットのトラブルも発覚して 何とか、予選リーグを通過でした。 そんな時に一人で手動ロボットを操縦する K君の精神力は、他のメンバー以上に大変な事だったと思います。
きっと今回のテーマソングとして流れている「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、一度も聴こえていなかった程でしょう。

国内での決勝で 2秒余りの差で勝敗を分けた東大チームは、この2年間の ひたすら練習をするコンセプトから外れて 練習をしなくても勝てるロボットの制作を目標としました。 それでも動きの決め手となるポイントは、人間の判断なので 繰り返して練習することで メンタルトレーニングをしてきた金沢工大《飛翔》は、強かったです!! トラブルが起きても冷静…。 クール過ぎて どうも各国から「暗い…」と言われていたそうです。
準決勝・決勝と 超アウェイの中で ベトナム放送が、生中継をする中での べェトナムチームとの2戦を戦って 優勝しました。 その戦い振りは、今年のチームカラーの青が、一段と輝きました。 会場内の各国の方々が唖然となりました。 負けたベトナムの人達が、現実を理解出来た途端に 「Keiko〜〜!!」と 隣に座っていたダナンの女の子が抱き着いてきてくれて 後ろに座っていた 様々なエンジニアの皆さんも 握手を求めて 手を伸ばしてくれました。 
(Youtubeで見た自分の姿…ベトナムの人たちとずっと喋っていました…。)

何時もの表彰式であれば、表に出る操縦者の3名が、表彰式の臨むのですが、伝令がきて 『日本チームは、全員来るように!!』と 前代未聞の表彰式となりました。 OBが、来ていたのですが、『同じユニフォームを着ているのだから 折角だからステージに上がっておいで!! じゃ無きゃ、私が行く!!』と言うと 本当に嬉しそうに走って行きました。
日の丸を見かけたり 日本人だと判ると 各国の関係者が、声を掛けてくれました。
『日本… 凄過ぎる…』
そんなニュアンスの英語でした。 後から話を聞くと 各国はスポーツ並みにトレーナーがついていたそうで 基本的に 顧問の林先生も「学生から質問されるまでは、口出ししない様に我慢しています。」と仰られていたことは、学生たちは知らない人が多い中で 多くの支えを頂きながら 学生たちの力で 勝ち取った《優勝》は、大きな彼らの財産となるでしょう。

9月16日(月・祝) 14:00〜 NHK総合テレビで 放送されます。 『ロボコンで世界を目指す!』と 金沢工大に集まった「もの作り日本」の学生たちの姿を見て下さい。
実は、息子は2つの夢を叶えています。 1つは、勿論のこと《優勝》です。

We Are the Champions

We Are the Champions

そして 操縦者K君を肩車しての 「We are the champions.」 が、流れる中でのウィニングランです。
学生達を指導して 支えて下さった皆様に 感謝しています。
有り難う御座いました。

大学ロボコン全国大会観戦〜♪ そして〜☆ 

mukku38682013-06-13


早くも 台風3号《ヤギ》の到来の心配もありましたが、雨の少ない梅雨です。 肌寒く感じる日もありますが、夏日となる日もあって 体調管理の大変な時ですね。
写真が、横向きに仕舞いましたが、そんな夏日となった6月9日㈰ 代々木の国立オリンピック記念青少年総合センター体育館で行われた《2013大学ロボコン全国大会》http://www.nhk.or.jp/robocon/の観戦に行ってきました。  昨年以上に 観覧チケットの応募が多いと思って 156枚の往復葉書を出したところ 9000通を超える応募があったそうで7枚が当選しました。 丁度、神奈川ゆにいらしていた息子のアパートの大家さんの奥さんにも来て頂く頃が出来ました。 会場へは、車が混まないうちに早めに出掛けたお蔭で 2番目で並び始めたのですが、先頭は 息子の大学のチーム王従者の片山くんのお父さんで 遅れてお母さんとお祖母さんと 遠くでお仕事をされているお姉さんが来られたのですが、「チケットが3枚しか当たらなかったのに 1枚頂いたのですか…!?」と 私が、息子へ送った4枚の内の1枚でした。役に立って好かったです。

毎年、この全国大会で優勝したチームが、日本代表として ABU(アジア太平洋放送連合)が、主催する 2002年から始まった「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト(ABU Asia-Pacific Robot Contest)」、通称《ABU大学ロボコン世界大会》http://www.official-robocon.com/index.htmlへ参加します。
プログラムを得意とする学生、設計を得意とする学生、兎に角ロボットが大好きな学生が集まって 各大学でロボコン部として活動をして ABU大会最終日に発表される新たな課題を 1年間掛けて取り組みます。
全国大会へは、書類選考から始まって 1次・2次のビデオ審査によって 21チームが選ばれて その中から7チームが、シード権を得ます。 シード権を得たチームを元に抽選によって 3チームずつの予選リーグが行われます。 

時には、1つの大学から複数のチーム参加となることもありますが、チーム一丸となって この日を目指して 製作・調整・改良などを繰り返します。 大会の数日前には、壊れない様にしっかりと梱包をして 指定の運送業者に託して 大会前日に チーム代表の操縦者3名と ピットクルー3名のみが、会場にて 再びロボットと対面をして 最後の調整に入ります。
今回は、ABU大会の会場が、ベトナムという事もあって 歴史的に失われた森を取り戻すと言うテーマで出された《グリーンプラネット》http://aburobocon2013.vtv.gov.vn/と言う緑を育てて増やすイメージです。
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北海道から九州までの 全国から集まった21チームの大学生たちが、予選リーグで戦い そして本戦トーナメントへと 8チームが進みます。 廃部の危機に至る程の人数の少なさに悩みながら頑張ってやって来たチームや 新たにロボコン部を立ち上げて参加してきたチーム、そして一昨年昨年と2年連続で優勝を果たした東大は 部員数が95名までに膨れ上がっていていました。 少なくも 多くも 各大学の応援団が、代表メンバーへのエールを贈り 熱戦が繰り広げられます。
昨年もこのブログでご紹介をしましたが、昨年の全国大会前日に出来上がったトータス松本さんによる大学ロボコンのテーマソングhttp://www.tortoisematsumoto.com/news/2012/06/も 会場の熱気を盛り立ててくれます。

試合直前まで調整をしたピットクルー達の手で 2機のロボットが、会場のフィールドに運び込まれます。
レスリングでアメリカへ行けたから 今度は、ロボコンで世界を目指す!」と 石川県で大学進学をした息子も 念願叶って 部の代表として《ピット》に入りました。 部員の皆が、車中泊をしながら大型バスで大会開催日にやって来る前に 新幹線で移動してきたチームのメンバーは、練習してきた大学のフィールドとは違う会場の照明や 床の材質なども含めて 細かなセッティングをしながら 細かな最終チェックと調整を試験走行を含めてするそうですが、『いい感じ』と一言のメールが、息子から届きました。 それを読んで「ABU行くな〜」と 早くも感じていましたが、実戦ではアクシデントは付き物ですから 気は抜けません。

試合は、ロボットが運び込まれて 対戦チーム名がコールされて 1分間での細かなロボットなどの配置をします。 今回は、操縦者がコントロールする手動ロボットと 手動ロボットが運んできたブロックを受け取って 最後に操縦ロボットが発車をする『苗木』と称される投てきパーツを持ってくる自動ロボットの2機です。 障害物などを感知するセンサーも巧みに使われつつ それをコントロールする為のプログラムが、幾つも組み込まれているものです。 

手動ロボットが、スムーズに予定している動きが出来る様に 操縦者は何度も何度も練習を重ねてきています。  

主審と 両チームの動きを判定する審判員と 沢山の番組制作用カメラに囲まれ 更には、敵味方の大応援の歓声に包まれての試合です。

手動ロボットの操縦の問題では無く 調整の問題があって スタートを切ったものの 課題がこなせないと言うアクシデントが発生したり 自動ロボットが、暴走をしてしまったり 想定外の事も起ってしまうものです。

金沢工業大学の息子たちのチームは、アクシデントもありましたが、予選リーグで 既に大会最速のタイムで 最後の苗木の投てきを成功させて居ましたので 慌てすにリトライを宣言しての再度の起動によって 全ての試合で 高さ1.5mの柱の上に有る 直径50cmの『月』と呼ばれる標的めがけて『苗木』を無事着地させて来ました。
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そして迎えた決勝では、予想通りに 昨年はタイムに大差をつけられて苦い思いを味わう事となった 王者と呼ばれる東京大学が相手でした。 しかしながら東大が勝った前の年の3年前には、金沢工大が、エジプト大会へと進んでいましたので 制度の高い値段も高いセンサーを沢山搭載した東大とは違った 自分達のロボットを作り上げてきていたそうですから 『打倒、東大!』と多くの人が言っていましたが、金沢工大チーム飛翔は、『目指せABU優勝!』と言う目標があるので 対戦相手がどこのチームであっても ベストを尽くすだけでした。

決勝は、両チームとも 今大会で最も理想的な試合運びで 観ている方は、息を殺して 祈りながら見守りました。 もう どちらが勝てるか?は、最後の苗木の投てきだけです。 両社ともに ほぼ同じ動きをし始めて 東大がセンサーで照準を合わせてロボットが自ら微調整を短時間で行い 発射ボタンを押せば、確実に投てきが成功する!と その瞬間に 僅かに早く発射ボタンを押したのは、飛翔チーム操縦者の片山くんでした!! 

大きな弧を描いて 「飛んだ〜〜!!」と 会場が一瞬 時間が止まったかのような 全員が瞬きをせずに見守る中で 見事に 《月》の ほぼど真ん中に『苗木』は、どっしりと着地ました。 その瞬間に 金銀の綺麗なテープが発車されて 優勝を決めました!!  瞬間に止められたタイム表示をする電光掲示板が、今大会最速のタイムを表示して 輝いていました!!
僅か、2秒と変わらずに 東大の苗木が、飛翔チームの《苗木》手前に着地して 2つの苗木が、月の上に並びました。
一瞬息を殺したアナウンサーの横を 奇声とも言えるような大声を発しながら ピットクルーのメンバーが、フィールドへ飛び出して行って 小さな巨人となった操縦者の片山くんが、大きな息子に向かって 思いっきりジャンプをして飛びつき チームの皆で大興奮となりました。 勿論、応援席に居た私たちも 『勝った〜〜!!』と 如何したら良いのか判らない興奮と 喜びに包まれて 『勝っちゃった!! 勝っちゃった!! ベトナム行き〜〜』を連呼するしかなく しかしながら小さな王者と成った片山くんのお祖母さんだけが冷静に『大きいね〜!』と 180cmを超える長身の息子と抱き合う姿を 嬉しそうに観ていて下さいました。
1年の時間を費やして準備をしてきて 選考に惜しくも残れなかった多くのチームを含めて 長時間にわたって繰り広げられた 全国の大学生たちの熱い戦いは終わりました。

「3連覇します! 昨年は、何万回と練習を繰り返しての優勝でしたが、今年は練習量が少なくても勝てるロボットを作ってきました。」と さらりと勇ましい発言をしていた東大チームと大応援団の唖然として 意気消沈した姿は、想像以上でした。
それぞれのチームに インタビューが行われましたが、勝った方も負けて仕舞った方も 言葉にならなくて それでも心を整理して 自分の言葉で気持ちを語って そしてお世話になった方々への感謝を伝えていました。
昨年は、決勝で負けたチームの姿を観覧席から 独りで見ていて とても胸が詰まる思いでしたが、今年は 操縦者の片山くんご家族と 大家さんと みんなで喜び合うことが出来た事は、とても嬉しい事でした〜♪

表彰式は、もっとも大きなサイズの優勝の賞状とトロフィーと クリスタルの巨大なカップを受け取った操縦者クルーでしたが、実感が湧いていないのか? 驚き過ぎて仕舞っているのか?もじもじする姿も とても素敵でした。
表彰式が終わって 学生たちへの講評などのお話を頂いて 記念撮影などをしてから 直ぐに会場設営撤収作業が始まりましたが、世界大会へ向けて 更に改良や練習をする優勝校へは、「欲しいものは持って帰るように!」との事で 小さなトラックに一杯になって仕舞う程に フィールドのフレームや床材や 備品を持ち返る為の作業に入っていました。
泣くことを堪えられていたと 後から解かったのですが、アパートの大家さんが、大学のアパートの大家さん方の《おばちゃんの独り言》と言うブログhttp://www.kit-group.jp/dormitory/2013/06/10/2716/#comment-369に 今回の事を書いて下さいました。
更に後から知ったのですが、息子の母校の高校の工業系で レスリング部では無くて ロボコン部の先生が、1枚のチケットを当てられていて お忙しい中、応援に来て下さっていました。 有難い事です。
お世話になった人たちへ 結果報告のメールなどを送信したり 電話を掛けたりしながら 車の助手席に乗って帰ってきましたが、送る前に「おめでとう!」と届いた分もありまして 全国のニュースで流れたそうです。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130609/t10015181001000.html
帰宅してから PCで開いてみると 息子の大きな背中で チームポロシャツの大学のマスコットでもある飛翔のマークが、映し出されていました。 帰りのバスの中から「やっと落ち着いて バスが動き出したよ。来てくれて ありがとう。寝る。」とメールが届きました。 後日談で 息子も寝る暇なく これまでにお世話になった方々への報告メールを送信し続けていたようで 翌日、「Hideからメールを貰ったよ!」と 私の所へも「おめでとう」メールと コールが沢山届きました。 
母校の高校の先生方への報告も兼ねて レスリング道場に立寄ると 機械化などでもお世話になった先生方が、「勝ったの? ベトナムに行くんだ〜。凄いじゃない。」と意外と淡白に でも喜んで下さいました。 同じ大学のOBでもある先生も居るので 「本当に行く事になったんだね〜!」と話しをしながら これからの研究室の選び方の話題になって仕舞っていました。  昨年は、OBの米満が、ロンドンで 日本に400個目のメダルを金色として取っているので そして毎年の様に国際大会へと行くレスリング部出身だけに 「世界大会」と言う言葉に慣れちゃっています〜(笑)  レスリングとは畑違いの事で 世界大会へと行く事に 一番驚いて 喜んで下さっていたのは、多分 監督です。

ご指導くださった顧問の先生はじめ教職員の皆さま、そして支えてくださている多くの方々に 本当にいいチームとして育った学生たちが、思い切りエネルギーを注ぎ込める環境を整えて頂けたことに感謝しています。有難うございました。
そして ベトナムでの大会でも 優勝できるように 支えて頂けますように 今後とも宜しくお願い致します。 

物を作る♪ 音を作る♪

梅雨の季節となって 雨が降り続くのかな… と ちょっと憂鬱になりましたが、どうでしょう!? この既に開けて仕舞ったかのような良いお天気の日々。
皆さま、如何お過ごしでしょうか?

雪の多い冬が、やっと終わった…と思う暖かな春がやって来たと思ったらば、急激に冷え込み始めて 4月の末でも雪に見舞われる様な不安定な天候の中で 今年は、楽しみにしていたカリンの仲間のマルメロの花を楽しむことが出来ました。

昨年の春に FM-Fujiのリスナープレゼントで Adidas硬式テニスラケットを頂いてから始めたテニスも 月に1回でも 1年間通うことが出来て 体調管理も遣り易くなりましたし 人生の大先輩方ではありますが、「バラが咲いたから 家の庭へお茶に来ない?」と誘って下さる程までに親しくなれて 「有難いな!」と思うこの頃です。 しかしながら実に見事なお庭でした!! 色々な場所のお宅へ伺う仕事をしている私ですが、とても居心地の良いお庭に仕立てられてあって 驚きました。
 
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日頃は、なかなか会う事も無い同業者の先輩方と相談をして 山梨県内での新年会を楽しみましたが、その際に やはり同業者の大先輩ながらに 工業系の技術や知識が豊富な方が作られている《HIBIKI工房》と言うブランドの専門工具を作られている方に納品を兼ねて 足を運んで頂いた事が切っ掛けで 再び、山梨県内のみならず長野県や中部関西方面からも参加して下さった方々と 工具談義をすることが出来ました。
その会を開く際に 届けて頂いたチューニングハンマーです。 材質は、サンプル品としてストックされていた『ワイルド・オリーブ』で作って頂きました。  既に 様々な材質で作られたチューニングハンマーを持っている方々の物と これまで同業者の中で一般的に普及しているチューニングハンマー等とも 使ってみての比較が出来て とても大きな収穫を得る事が出来た集まりでしたが、何よりも このチューニングハンマーと出逢えた事が、調律師としての仕事を続けて行く上での 大きなステップアップへとなったと感じるこの頃です。
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年に数回しか使わないものも含めて 様々な工具が、工具鞄として持ち歩く RIMOWAアタッシュケースの中だけには納まら無い程にありますが、持ち歩くからこそ愛着が湧く工具達です。 
そんな工具の一つに カッターナイフがありますが、今どきは充分に使える物が¥100均一でも売られていますが、日頃からお世話になっている方のお店情報を Facebookを通じて知って オルファをベースにして木製の柄にカスタマイズされている ナイフ作家の方の作品を扱われていました。 とても気になって 見せて頂いたのですが、やはり気に入りました。 「高い!」と感じる方もいらっしゃるとは思いますが、物好きからすれば「リーズナブルじゃないかな?」と思える価格設定で ローズウッドや紫檀などと並んでいた《紅木》の木目と 持った感触が気に入って 買ってきました。 僅かに気になるか所は、ペーパーなどを軽く掛ければ、更に早く手に馴染んで来ます。 使い込んでいく間に変化する色合いや形を楽しむことも出来る身近な存在です。


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木工工具の豊富なオルガネッタ工房へ「木端を下さいな!」と伺ったものの 私は欲しがる木片は、「それ、木端って言わないよ… ゴミだよ…」と言われる様な《薄木》が多かったので驚かれたのですが、市販されて居る鞄の中に入れてある部品などとして使うものを見て貰うと「なるほど…」と。 ゴミとして出るようなものを 敢えて作って売られているという事に驚かれました。
序に〜と 家を建てる際に 2階のトイレスペースに 60cm水槽を置けるだけの丈夫な無垢の板を使って貰って 洗面用ボールをその台に嵌め込む為に刳り抜いて 楕円形のそこそこのサイズの木端が出て 折角なので利用して 自分の看板を作ろうと思いました。 デザインを考えて 彫刻刀で彫り始めて 大体には仕上がっていたのですが、刳り抜いた時のままの状態だったので 「目測でのアバウトながらの緻密な感覚で〜」とお願いをして 外周を一皮削って貰いました。 「調律師協会会員」の他に「ピアノ調律技能士」の文字を書き込んで 色を付けて ニスを塗って やっと玄関先に出すことが出来ました。 家の一部の木端となったものが、看板になり 生き返りました。


看板の縁を加工して頂いた序に 長年愛用している薄刃の柄を HIBIKI工房さんから頂いて仕舞った(単に勝手に「ありがとう!」と言った様な訳でして…)硬い材質のキングウッドで 作りかけたのですが、実に固くて 大着な作り方では作れない…という事で これもお願いをして 綺麗に作って頂きました。 更には、私が付けて仕舞った癖のある刃を綺麗に砥いで 柄に合わせて整えて下さいました。 ボール紙にガムテープを巻き付けて補強をして使っていた《鞘》も 革で作り変えました。 鉄ノコの刃を加工して作ってある刃物も これまでと変わらずに 一緒に収納できます。
   

薄刃の柄の接着材が乾くまでの間に 「適当な木端が有ったら こんな形の工具を作ろうと思うのだけれど」と 木端を探し始めたらば、楽器を作る為のブナ材を選んで下さって 「ピアノの事は判らないから サイズを言って。」と言って頂き そのブナ材から取れそうなサイズを 実験的に2パターンの長さ違いの物を伝えると 目の前で刻んで下さいました。 ちょっと使い難いながらも 随分と前に工具屋さんで買った物を見本にして貰ったのですが、それに付けられているカーブも 「付けるよ」と 丸鋸の刃の角度を微調整しながら 似たように付けてくれました。 
元々使っていた物と 亡くなられた恩師が使っていたものと 今回作って貰った2つのサイズの工具を並べてみると こんな感じになりました。  先ず試してみたグランドピアノのサイズが小さなものなので 色々なブランドの 色々なサイズのピアノで試しながら 使い易く調整をして 必要に応じて 使い分けられる贅沢な環境が整いました。 
その他にも実験的に使ってみたいと思って居た工具を 糸鋸等で加工をして貰って 作って貰いました。
日々、それらの工具を試しているのですが、仕事をするたびに 新しい発見が増えているので 新たに試してみたい事も思い浮かびますし とても楽しいものです。
工具製作のご協力を快く引き受けて下さったことに 深く感謝しています。

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今日は、春から大学生になった娘が、大学でフルートを吹き始めて はじめの定期演奏会ですが、行くことが出来ません。 それ以前に 忘れている様子で 開場・開演時間を知らせてきていないのです…。 未だ メロディーを吹くほどまでに音を出すことが出来る訳では無い筈ですが、和音の箇所だけ 単音を吹くそうです。 入学したばかりですが、新しい事を始めてくれて 持ち歩ける楽器を選んでくれたことは、嬉しい事です。 紺色のスーツしか持っていなかったのですが、先輩から黒いスーツを借りて 靴はそれに合わせて買ったり 人前に出る演奏者としての準備もしてきたようです。 目立つことをするとイジメを仕掛けてくる人たちから 幼い頃に嫌な思いをさせられてきた経験もあって 人前に出ない裏方を楽しんできた娘ですが、今頃 夕方からのチャペルでの定期演奏会デビューに向けて ドキドキしているのかな? 多分していないと思います。 レスリングの全国大会のマットに 1人で上がることを思えば、仲間が一緒に並ぶことは、楽しい事だと思います。 来年は、聴きに行ってあげられるようにします。

そして明日は、世界大会出場を掛けた《大学ロボコン全国大会》http://www.official-robocon.com/jp/abu/abu2013/index.htmlです。 昨年は エントリーの為のビデオ制作を独りで担当したり 会場の観覧席から各チームのロボットたちの動きのデータを収集していた息子ですが、フィールドで上級生たちが頑張ったものの 惜しくも決勝戦で敗退…。 
今年は、後輩指導をして作られた書類とビデオ選考で選ばれて 昨年同様にシード権を取った息子たちのチームですが、更にはエンジニアとして バックヤードに入れる3名に選んで頂いたそうです。 「レスリングで アメリカ遠征チームに入れたから 今度はロボコンで世界を目指す!」と 新たな目標を持って大学へ進みましたが、その念願が叶って 自ら参戦できることに 本人も驚いていました。  今頃は、昨夜の内に先発隊として 新幹線を乗り継いで移動した代々木の会場で 必死になって 試験走行をさせながら 明日の本番に備えての調整作業をしている事と思います。 
観覧チケットの獲得倍率が、昨年は 10倍ほどでしたが、今年は20倍以上となっていましたが、頑張りました。 お世話になっているアパートの大家さんと一緒に チームの応援に行きます。 余った分は、沢山入部してくれた1年生の観覧席が確保できて無かったそうなので そちらへ送りました。  7月海の日の放送も楽しみです。  

ゴールデンウィークはぐるりと日帰り1000km

標高900mでも新緑がまぶしく感じられる季節となりました。 ゴールデンウィークを迎えて 皆さま、如何お過ごしでしょうか?  

今年は、4月の末まで 中央道がチェーン規制となる程に冷え込んで 雪の多い年です。 既にスタッドレスタイヤは履き替えましたが、霜注意報も松礼される日々なので そろそろ外へ出したい鉢植えの植物たちも 未だ窓辺に置いてあります。
それでも 確実に春はやって来ています。 硬かった木々の芽も開き始めて 「我が家の庭だけでも 一体何色の緑色があるのかな〜!?」 と 刻々と変化する自然界の姿に 楽しみを感じられる時です。

我が家のゴールデンウィークは、かつてはレスリングの試合や合宿などで 慌ただしく過ごす子供たちとの生活がありましたが、大学生となって家を出てしまって 各自に忙しい日々を送っているので 「旅行とか行かないの? のんびり過ごすの?」と友人たちから言われますが、相変らずカレンダー通りの休みではない夫婦なので 適当に〜♪ です。 観光地に住んでしまうと混雑する観光地へ出かける根性も無くなってしまいます。
それでも ワンコのNoelに 海をみせたいな、と思って居たので ふらりと 息子の居る石川まで出かけるかな〜!?と思って居たらば、3日の朝に「行こうよ!」と意外なる提案が出され(勿論、Noelは喋ることが出来ません。) 急遽、am9:00に家を出て 新東名の静岡SAと 浜松SAを経由する方向で 出発しました。 

これまでにも 仕事で新東名経由で行き来するかな?と思う事はありましたが、無いかと事故が多くて 結局は中央道を往復していました。 開通前に 主人と息子は、F-1などの展示も出るイベントには行った事がありますが、ユニークなご当地SA巡りも「混んでそうだから〜」と保留になっていました。
昨年の11月号の《JAFメイト》で SA特集が組まれて 『静岡SAには、ガンダムショップがあるよ!』『浜松SAの建物は、ピアノの鍵盤のデザインだよ!』と チェックはしていました。 ガンダムショップは、正月にも お台場に行って JAFメイトに載っていた《ガンダムナスカン》が、キーホルダー感覚では買えない高価なものであることも知っていたのですが、『金沢の海を Noelに見せに行こう!』と 何故だか、太平洋側を目指してしまいました。 カーナビで 金沢までの距離を調べたら どうも数十Km程の違いだと分かった事から 発案へと至ったようです。

犬が苦手なジャックラッセルのNoelです。 中央道の談合坂SAの夜中の貸切ドッグランは、何度か利用した事がありますが、静岡SAでは 先ずは ワンコ達の気配に 既に拒絶反応… したものの 数十分もりーぢから離されている間に 適当に周囲のワンコ達とMyルールとをブレンドして 自分なりに楽しみだして?いるようには見えないながらにも 「次は浜松に行くからね」と リードを着けると バックギアが入って 帰りたくない意思表示には、意外でした!
浜松SAでは、建物もそうでしたが、このドッグランの中の設備も 『ピアノを見たことない人が、デザインしちゃったんだね…。 気が付いた人が居ないままに 作っちゃったお粗末さかな…』と ちょっとフリーズしたくなるような光景には、『温泉や銭湯に行った事が無い人が、設計をしちゃったご町内の某温泉施設の脱衣所が、券売機脇から丸見え〜に 匹敵するね…』と苦笑いしてしまいました。  それでもドッグラン巡りの修行によって 自称ニャンコのNoelは、本人(犬)なりに ドッグランの楽しみを見出した様子で SAに泊まる度に ワクワク〜U^Å^U していました。


北陸道をしばらく走ると 海が見え始めます。 風の香りも変わったのか!? 昼寝をしていたNoelが起き出して 窓の外を散策し始めましたが、『そっちは小松基地だよ… 飛行機だよ!』と 離発着する機体を認識したかどうかは判りませんが、山の中とは違う事を感じ取った様子でした。
丁度、太陽が日本海に沈むところで インターハイ観戦で石垣島へ行った3年前を想い出しました。


『金沢へ焼き肉を食いに行く!』と聞いていたのですが、結局は息子の案内で 海鮮の近江市場へ行きました。 海の幸が豊富なので お店は沢山あるのですが、さすがはゴールデンウィーク! どこも1時間待ちです。 それでも この数か月は特に工房に詰めていて 自炊をし帰宅する時間も惜しんでコンビニ弁当が多くなっていた大学生は、新鮮な海鮮丼が、食べたかった様子で 金粉の飾られた海鮮丼を希望しました。 これは私たちが頼んだ海鮮丼ですが、息子は『加賀百万石海鮮丼』なるものを大盛りで注文をしていました。 その他に 穴子と 卵と いなり寿司を頼んでいて 多分、焼き肉のほうが安かったかと思います…(^_^;)  幼い頃の夏休みには、毎年 主人の母校の学生たちが連日やって来て BBQが数日続くので『お願いだから 回らない回転ずしじゃなくていいから、100円のお寿司で良いから お肉じゃないのが食べたい…』と言うのが定番でしたが、「何処かにその頃の記憶が残っているのかな?」と思ってしまいました。


今年の金沢は、又 音楽であふれています。  なかなかコンサートへ行く事は出来ませんが、毎年の様に 《ステッセルのピアノ》も使われています。 
「その音を生で聴いてみたいな〜♪」と 毎年思います。ステッセルのピアノの紹介があります野で開いて見て下さい。 http://www.kanazawa-gu.ac.jp/houjin/modules/shisetsu/index.php?content_id=1

ステッセルのピアノ (文春文庫)

ステッセルのピアノ (文春文庫)

金沢駅前は おもてなしのスペースが、《鼓》をイメージしたモニュメントによって支えられています。
金沢城や しいの木迎賓館もライトアップされていて 前田利家を祭った尾山神社の珍しいステンドグラスも灯りがともされて居ます。 夜の金沢散策も好いものです。
帰路、ドッグランは無いけれど〜と思いましたが、外気温が5℃を下回る場所ばかりだったので 早々に帰宅しましたが、時間は間も無く明るくなるam3:00を廻っていました。
どうぞ 明日の最終日、私的なGWをお過ごしください〜♪